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和顔愛語(わげんあいご)
文字通り、笑顔で愛情のこもった言葉で話すことです。
この言葉は、学校での教訓になったり、額や 書幅 しょふく にも書かれたりして、おなじみになりました。
この言葉は『 無量寿経 むりょうじゅきょう 』に出てくる言葉です。
曹洞宗永平寺 の正面の壁に飾られていた言葉です。
僕はこの言葉を読んだ瞬間、これだ!って思ったんです。
何の説明もなく、ストンと僕の胸に落ちてきたんです。
そこで、お坊さんの説教を聞きました。
一㍉の違いもなく、僕の思った通りの言葉でした。
数年前の正月、
僕と妻は、素晴らしい言葉と出会ったことが嬉しくて、
ニコニコとしながら永平寺を出ました。
残念ながら、雪は積もってなかったのですが、あの有名な、大晦日になると必ず映し出される永平寺の大木を見に行きました。
が、何と、改修工事中で大きな幕が張られて見えなかったのです!
何としてでも見たい僕たちは、幕の隙間から身を滑り込ませました。
そこには、堂々と聳え立つ立派な大木が・・・!
感激しながらパチパチと写真を撮っていると、奥の方から若い坊さんたちが、血相変えて走ってきました。
「おい! ここで何をしている⁉ ここは進入禁止だ! さっさと立ち去れ!」
と、鬼の形相で僕たちに迫ってきました。
どうやら、見習の(修行中の)坊さんたちのようです。
「すいません、今、出ます」
僕たちは頭を下げ、出ようとしました。
すると、その背後から、追い打ちをかけるように、坊さんが怒鳴りました。
「早くしろ! 勝手に入ってきやがって!」
それがいけなかったのです。
僕は、静かにカチーンと来ましたww
「あの、皆さんは、和顔愛語という言葉を知っていますか?」
坊さんたちは、きょとんとしています。
「知ってる?!」
「当たり前だ! うちの禅師様が書かれたお言葉だ」
「じゃあ、その意味をご存知ですか?」
「当たり前だろ! そんなものは・・・」
僕は、彼の言葉を遮って言いました。
「あなたたちのその顔、どこが和顔なの?」
えっ!?! というような顔をする若い坊さんたち。
「あなたたちのその言葉、どこが愛語なの?」
坊さんたちは黙りました。
「あなたたちの言葉のどこに愛があるの?」
「・・・・・・」
僕は静かに息を吸いました。
そして、思い切り大きな声で言いました。
「おまえらのどこが坊主なんだ⁉ このクソ坊主が!」
呆気にとられる坊主たち。
「何年修行やってんだ⁉ こんなことすら実践できないなら、坊主なんか、やめちまえー!」
僕の声は、わんわんと林の中にこだましました。
彼らの心にも、こだましているといいんだけど。
これが、和顔愛語との出会いでしたwww
知ってすぐに体験すると言うね、実に貴重な体験でしたw
きっとこれは、お釈迦様の計らいだねw
あの若い修行僧たちに、意味を教えるという・・・w
今ではすっかり僕の定番言葉です。
一日の内、何度も僕の頭をよぎります。
腹が立った時、この言葉がよぎります。
悲しい時、この言葉がよぎります。
楽しい時、笑っている時、ほっとしますw
まるで僕の額に貼られているみたいw
孫悟空の頭の輪っかだねw
簡単だからこそ、いつも持っていられる。
簡単だからこそ、難しい。
でも、愛があれば大丈夫。
この言葉さえ、いらなくなるぐらい、愛を育てたい。
僕の全てを愛で包みたい。
いきなり心の声が出ちゃったけど、
ま、noteの仲間になら見られてもいいか。
今年はこれを抱負としよう。
ってか、ずっとしてるし、これからもするしww
抱負ってなんなん?!?www
あ、今年こそは!っていうやつ?!
今年からそれはやめて、今日こそは!に変えてみよう。
何なら、今こそは!にしてみようww
それすら通り越して、既にそうである!と自覚すればいいんじゃね!?ww
僕は、既に愛の人なんだ。
ずっと前から、愛の人だ。。。。。