聖夜☆
クリスマス🎄
何となく胸がざわざわして落ち着かない日w
誰しも想い出は書き切れないぐらいあるだろうね。
僕の印象に残っているXmasは・・・
一番最初に想いだすのは、奥さんとイヴの日に参加したミサ。
合唱隊が来てゴスペルを聴き、みんなで賛美歌を歌った。
にわかクリスチャンのくせに神聖な気持ちになれた聖夜 ♰
外へ出ると雪が降ってきて、ぽかぽかと幸せな気分になれた。
幼い日にはアメリカかぶれしていた父が部屋中にキラキラのモールを巡らせ、大きなツリーを飾り、でっかいケーキを食べた。
枕元には必ず紙の靴に入ったお菓子。
こうやって考えると、物凄く恵まれていたんだねえ。
そりゃあ優しい人間になるわなあ(-。-)y-゜゜゜www
独身時代、珍しく彼女がいなかった僕は、寂しくてダウンの下にドレスシャツを着て過ごしたw
それを友達のお母さんに見られて「あんた、可愛いなあ」って抱きしめられたww
東京でファッション業界に勤めていた僕は、12月の間中、パーティ巡りをやらされ、毎日出社しては会社で寝て、夕方起きてパーティに行くというキラキラな毎日を送った。もちろんその間の制服はベルベットのブレザー、ドレスシャツ、蝶ネクタイ、カマーバンド・・・とんだ浮かれ野郎だったww
そして忘れられない最悪のXmas。
最初の奥さんと悲しい別れをし、お袋が白血病で死に、オヤジが借金を残して結核で入院。何も知らない僕は1億近い借金を背負わされて途方に暮れた。
そしてとぼとぼ歩くイヴの夜。
夕方から降り始めた雪はうっすら積もり、町は銀世界。
誰も通らない道に僕の足跡だけが残っていた。
ふと気付くと教会の前。
僕は教会の前の雪が積もった階段の前で膝をつき手を合わせた。
祈る言葉も出てこない。
ただ悲しくて辛くて寒くて・・・ただ手を合わせていた。
ただただ手を合わせていた。
僕の肩と頭に白い雪が積もっていた。
今、思い出しても泣きそうになる。
あれからよく頑張ったなあと思う。
良いことも悪いことも全てを含め、クリスマスは僕にとって特別な日だ。
今年もきっと炬燵に入ってケーキを食べ、テレビから流れる親父の好きだったビングクロスビーのホワイトクリスマスを聴くんだろうな。