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太陽がいっぱい アラン・ドロン

文学と言う言葉を聞くたび、僕はこの映画を想い出す。

当時、青春のど真ん中にいた僕は、アランドロンの若さと言う狂気に魅入られた。

全てが明るみになって、友人を殺したことを刑事に問い詰められると、彼は言った。
「何故、やったんだ!?」

「太陽がまぶしかったから」


その言葉に、僕の青春は集約されているように思えた。

映画を観終わり外に出ると、
太陽がまぶしすぎて、息が詰まりそうだった。

言い訳にもならない理由。
それが、若さなのだと思う。


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