理解されない悲しみ

芸術に携わっていた僕は、人を啓蒙すること、が使命だと思っていました。

来る日も来る日も人を捕まえては熱く語り、
絵を描いては伝えようとしました。

でも全く伝わりません。
当然です。
若くて生意気なクソガキの言うことなど誰も聞いてはくれません。

いつも叫んでいました。

「どうして僕のことを分かってくれないんだ！」

そんな時、マザーテレサの言葉を聞いたのです。

「この世で最も悲しいことは
貧しいことや病気、飢えて死ぬことではありません
誰からも相手にされず
自分はいらない人間だと思い込んでしまうことです」

僕は泣きました。
激しく静かに泣きました。

そして、僕は諦め、決心しました。

自分を理解してくれなくてもいい、と。

ただし、僕は、僕だけは理解してやる！

どんなクソ野郎でも、人でなしでも、僕だけは理解してやる！

僕は変わりました。
とても優しくなりました。

気が付けば、笑顔に囲まれていました。

特別な特技を持っているわけではありません。
ただひとつ、あるとすれば、

理解されない悲しみ を知っていること、です。

長くなってごめんなさい。
不意に眠っていた古い引き出しを引いてもらったので・・・。
感謝です（ー人ー）



余りにいいコメントだったので、みんなに読んでもらおうと思って。

誰のコメントかって?!
もちろん、σ(ﾟ∀ﾟ )ｵﾚだよオレ ｗｗｗ

書き切れなかったので、加筆しました。