若き日の酔っ払い（ちょっと注意ｗ）

初めて飲んだのが、芸大の新人歓迎コンパだった。
一人ずつ自己紹介をして、それが終わると、大杯に注がれた日本酒を飲み干さなければならなかった。
僕が飲まされたのは二合ぐらいだと思う。
一気に飲んで、もうくらくら。

気付くと、周りを女子に囲まれていた。
みんな何か言っているが、聞き取れない。
「弱いなら飲んじゃダメよ」
「初めてなのに、危ないよ」
そんな感じだったと思う。

色々訊かれたが、まともに答えられないぐらいに酔っていた。
そしてまた気付くと、今度は女の子の膝の上。
僕は飲むと寝るようだ。

気分は悪くない。
ホワホワとして天国にいるような感じだ。

「ああ、さっちゃんのオッパイって柔らかいねえ」
と、僕ｗｗｗ
その子の大きなオッパイが、おでこに載っていたｗ

「私も柔らかいわよ」
と、誰かが僕の手を取って、胸を触らせた。
「うわ、本当だ。大きいねえ」
「私も大きいわよ」
と、また誰かのオッパイに手を持っていかれるｗ
「んん・・・Ｄカップだね」
「Ｆよ！　失礼しちゃうわ」

幻の「触ってカップ当てクイズ」だｗｗ
もう二度となかったけどｗ

「もう帰らないと」
「どうやって帰る気？」
その時、僕は自転車で一時間かけて通っていたのだ。
「自転車で」
「無理よ。馬鹿言わないで」
「乗れるよ。平気さ」
「平気なわけないでしょ!?　今日は諦めて、誰かの部屋に泊まりなさい」
「誰かって誰だよ!?」
まだ友達も出来ていなかった。

「じゃあ、私の部屋に来る?!」
と、大人しくて可愛いいモモちゃん。
「は⁉　女子寮でしょ?!」
「だって、分からないわよ。他の部屋にも男子が来てるわよ」
「ええ⁉　乱れてるねえ」
「って言うか、いきなりトシさんを泊める気?!」
「だって、酔っているし」
「じゃあ、私も行く」
「え⁉　じゃあ、私も行く」

私も私もと声が上がって、気が付くと、男を含め総勢15人位になっていたｗ
「無理よ。私の部屋は四畳半よ」
「何とかなるよ。行こう行こう！」
ってことで、モモちゃんの女子寮に行くことにｗ

僕がモモちゃんのベッドで寝ていると、ギュウギュウ詰めの部屋で宴会が始まった。
隣の部屋に来ていた知らない学生も一緒になってどんちゃん騒ぎ。

と、トイレに行っていたモモちゃんが走って帰って来た。
「みんな、来て！　早く！」
そう叫びながら、冷蔵庫から福神漬けを取り出し、割り箸をもって便所に駆けて行った。

みんな彼女の後について行くと、個室から出て来たモモちゃんが言った。
「ほら！　早く見てよ！」
みんな個室を覗き込んだ。
そこには・・・・

びちびち💩の横に、赤い福神漬けが置かれてあり、それはもはや、

カレーだった!!!ｗｗｗ

屋根が飛びそうなぐらいの爆笑が、女子寮に溢れた。
「モモちゃんの💩か!?」
「私のじゃないよぉ。誰かのだよぉ」
誰かがカメラを持ってきて、カレーをバックに記念撮影ｗｗｗ

これが僕の初めての酒ｗ

二度目の酒は、同じ工芸課の先輩主催の飲み会。

ここでも二合を一気飲み(*´Д｀*)
またしてもフワフワ気分の僕ｗ

「よし！　空中絵画、行きます！」
と、先輩の一人がマヨネーズを手に、空中に絵を描いた。
ベタベタと落ちるマヨネーズ。

「じゃあ、俺は夜空に天使を描くぞ！」
と、大きな窓の桟に立ち、外に向かってマヨネーズで空中絵画。
ぼたぼたと落下するマヨネーズの軌跡。

が、運悪く、その下には芸大会長のベンツが！(ﾟДﾟ；)
よって、それ以降、飲み会に教室は使えなくなった・・・。
伝説の宴会となったｗ

で、その夜は、男友達の部屋にみんなで泊まることに。
6畳の部屋に20人・・・・。
胡座もかけないほどの盛況ぶり。

爆笑のち爆睡の中、誰かが気分悪いと言い出した。
目を覚ますと、みんな大慌て。
誰かが、友達のお腹の上に吐いた模様ｗｗ
その友だちは爆睡していて気付かない。

誰かがトイレから戻って来て言った。
「誰か手伝ってくれ。俺一人じゃダメだ」
なんだ、なんだとトイレへ。

和式トイレには、お尻を出した友達がうつ伏せに眠っており、
便器の周りには💩が散乱ｗｗｗ
そして💩と共にゲロも散乱ｗｗｗｗｗ

もう爆笑しかないｗｗｗ
優しい友達は、友達のお尻を拭いてあげていたｗｗｗｗｗ
優しすぎるっつうの！ｗｗｗ

そしてパンツを履かせ、パジャマを着せた。
そいつがその部屋のオーナーだったｗ

部屋に戻り、静かに飲み直していると、隣の部屋から何か音が。
ヴィ～～ンンン・・・
モーターが唸っているような音。
時々、男の唸るような声も。

「何の音なの？　怖い」
女の子が怖がり始めた。
「よし、じゃあ、俺が見て来てやる」
と、友達が部屋を出て行った。

何やら、隣人と話している様子。
そして数分後・・・
「何の音だった？」
見に行った友達が、憮然とした表情で言った。
「隣のヤツが、

大人の玩具でしこってやがっただけだよ」

もうね、大爆笑!!ｗｗｗｗｗ

ま、これが芸大での楽しい酒宴の模様。
悲しいことに、僕はいくら酔っていても記憶が飛ばない。
鮮明に覚えている。
絶対に忘れないと思うｗｗｗ