3.30(40/89日目) サマータイム
カタルーニャに来てから曇りの日が多く、2日連続の曇り空となった。
記者の方に電話がつながった場合に話す内容を考えながらホテルをチェックアウト。
再来週行われるレェイダのホームゲームの時に、再び富永選手を見に来ようと思っていたので、その時に宿代を浮かすためにタダで泊めてもらえないかと交渉するのが真の目的であるがいきなりそんなお願いはすぐには出来るはずがない。仲良くなるのが優先である。
とりあえず電話をかけようと思い、街の公衆電話のコインを入れてみたが、何度やってもコインが返却口から戻ってきてしまったので一旦諦めた。再来週までに掛け直してみよう。
バルセロナに戻るためにバスターミナルまで徒歩で移動。
余裕を持ってホテルを出発したつもりだったがバスターミナルにはギリギリに到着。ふとバスターミナルの時計を見たら自分の時計より1時間早かった。そういえば街中にあったいくつかの時計も揃って1時間早くなっていたような...。
スペインに来てから、街で見かける時計は大抵間違った時刻を指していたので気にしていなかったが、ほとんどの時計が皆揃って1時間きっちり早いというのはどうもおかしい。
しばらくターミナルの時計を見上げていると、通りすがりのセニョールが
「サマータイムじゃ。」
と教えてくれた。
そういえば地球の歩き方に、ヨーロッパは4月1日からサマータイムで時差が一時間早くなると書いてあった。
納得しかけたが、しかし今日は30日のはず...。
なぜ1日早い?サマータイムとはそういうものだろうか...。
謎である。
まぁ、それも含めてスペイン時間ということで納得するしかなかった。
14時30分のバスに乗車し、17時頃バルセロナに到着。
以前チェックインを試みた一泊600Ptsのホテルに今度こそ泊まってやろうと思い、プエルタ・デル・ソルに直行した。
前回と同じ時間に行くと、3階の宿のおばちゃんに捕まってしまう可能性があるので、日が暮れるのを待ってから行ってみた。
忍び足で3階のホテルをスルーし無事6階の格安宿に到着。格安なだけにボロボロな内装を覚悟していたが、パッと見受付は普通の安宿と言った感じ。受付の男性も普通のいでたち。
「¿Hay una habitacion?(一部屋空いてますか?)」
しかし帰ってきた答えは
「空いてるよ。一泊2,000Pts」
あら...。
600Ptsではなかった。
予算外だったので返答を迷っていると少し安くしてくれたがそれでも予算オーバーだったのでお断りした。
どうやらガセネタだった…。
仕方なく3階まで階段を降り、前回泊まったHoYAに行ったが満室で断られてしまった。
同じタイミングでHoYAに来ていた北欧系の女性も同じく断られていて、他の安宿を紹介してもらっていたので自分も便乗させてもらい、彼女と一緒に行ってみることになった。
彼女はスキー帰りなのかスキー板を背負っていてキレイにパンダ模様にスキー焼けしてにいた。聞いてみると、一ヶ月間ずっと山に籠もりスキー三昧のバケーションを過ごし、バルセロナの街に一泊してから帰る予定だそう。
やはり欧米の方々のバケーションはスケールが違う...。
彼女は荷物をたくさん持っていたのでスーツケースを持ってあげると申し出たところ、めちゃくちゃ重くてホテルまでの移動の10分間で手がちぎれそうになった。
給介されたホテルPension BIENESTALに着きチェックイン。
一泊1,700Pts。こちらのホテルにお世話になることにしてチェックインの手続きを行った。彼女もチェックインしたが、チェックインの手続きを終えると荷物を持ったお礼も言わず部屋に消えていった。
荷物を下ろし、日が暮れるまでカタルーニャ広場近くのベンチに座ってひと休み。
やっぱりこの街の雰囲気は活気があって治安も悪くないのでとても居心地が良い。一人だけ陽気なセニョールが声をかけてきてBARに行こうと誘ってきたが、断るとあっさりとあ諦めて去っていった。
明日は改めてMontmeloに行ってF-1のチケットを買いに行く予定である。
本日の出費
朝食 375Pts
夕食 600Pts
おかし 300Pts
バス 2,000Pts
ホテル(2泊) 3,400Pts
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