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3.23(33/89日目) カタルーニャサーキット

朝、ふたりの佐藤さんとユースホステルの食堂で一緒になり、3人で朝食。

昨日行動を共にした勉三さんは別の街に行くというので、ユーレイルパスを譲ってもらった後2人で見送った。

同部屋の佐藤君は、前日の自分と同じ観光コースを回るというので夕食を一緒に食べる約束をして一旦別れた。

自分はカタルーニャサーキットに行き5月開催のF-1グランプリのチケットを買う予定なので、サーキットがあるMontmelóの街まで行くためにサンツ駅に向かった。

サンツ駅に着き切符を買いホームへ。しかし2番ホームから乗るべきだったところを間違えてしまったらしく、40分程乗車し降りた駅は海岸沿いの港町Montgatだった。

おしい…。Monまで合ってるのに。 

目的地ではなかったものの、電車を降りたら目の前に180度の真っ白な砂浜と真っ青な地中海と空が広がる素晴らしい駅であった。またも「降りたら目の前に!」の仕掛けである。

しばらく癒された後その駅から改めてチケットを買い直し、30分後ようやく目的地のMontmelóに到着。雰囲気はいかにもといった感じの田舎駅で、こじんまりとした駅だった。
駅から徒歩でサーキットに向かう。数少ない通行人に道を尋ねつつ歩くこと30分後、やっと目的地のカタルーニャサーキットが見えてきた。

しかしサーキットは見えるのに、歩いても歩いても並行線で近づく気配がないので痺れを切らし、目の前の林を掻き分けてショートカットを試みた。
道なき道をサーキットに向かって真っすぐ進んだ。

自分の背丈以上の草木をかき分け進んでいくと民家の庭らしき所に出てしまい、すぐに民家の主人らしき男性が驚いた様子で出て来て何やら話しかけられた。最初は警戒されたが、身振り手振りで必死に状況を説明すると理解してくれたようで、サーキットまでの正しい道を教えてくれた。

教えてもらった道を15分程歩き、やっとのことでサーキット入口に到着。 カタルーニャサーキット、なんとも巨大な施設である。

入口にいた警備員にチケット売り場を聞いてみると、パンフレットを渡してくれて一生懸命何やら説明してくれたが、残念ながら今日はチケット売り場は開いていないようだった。

結局中には入れてもらえずチケット購入は諦めて帰ることになった。 

サーキット滞在時間わずか20分。くたくたになりながら道に沿って来た道を帰っていると、サーキットの別の入口が目に入った。
そこにも警備員がいたので、サーキットの中をショートカット出来ないか聞いてみた。サーキット沿いに外周を歩いて駅まで行くより、サーキットの中を突っ切ればかなり近道になるはずだ。

その警備員は他の警備員となにやら会話した後、車の助手席を指して 

「乗りなさい。送ってあげるから。」

「え⁉」

そんなつもりで聞いたわけではなかったのでびっくり。

Montmeló駅にまで送ってもらい、身振り手振りで感謝を伝え無事バルセロナの街まで帰還。

夕食の約束していた佐藤君との時間まで少し時間があったのでSimagoというディスカウントショップに寄ってみた。

勉三さんに貰ったユーレイルパスで、水曜日にイタリアまで行ってみようと思っているのでバスの中で使えそうなイヤホンを買うためだった。

デパートの電機店では2,200Ptsするイヤホンを700Ptsで購入することが出来たのでかなり安く手に入れることが出来た。

これまで数回乗った長距離バスにはイヤホンのジャックが各席にあったのでイヤホンを接続すれば聞くことが出来るかもと思い買ってみた。聞くことができれば退屈な移動時間が大幅に楽しくなると思う。

ホテルで佐藤君と合流。作日と同じレストランに行き彼はパエリアを、自分はパスタを食べた。
自分はあまり喋る方ではないが彼も自分から喋る方ではないらしく、会話はあまり盛り上がらずに店を出た。
しかし佐藤君がワインが飲みたいというので2軒目に。カフェに入ったものの、ワインがメニューになかったので代わりにビールを注文。すごく久しぶりにビールを飲んだ。
アルコールが入ったのか2人ともよく喋るようになり、色々語り合って0時にホテルに戻った。部屋に戻ると今日チェックインしてきたアラブ系の人と、もう1人の宿泊客はもう寝ていたので音を立てずに就寝。他人に迷惑をかけないというのがドミトリーの大原則である。

今日はおそらく1万歩は歩いたと思う。めちゃくちゃ疲れた。

本日の出費

朝食 400Pts
昼食 225Pts
夕食 900Pts
電車 250Pts、150Pts
イヤホン 700Pts

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