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3.10(21/89日目) バレンシア到着

昨日の夜にエステポナを出発したバレンシア行きの長距離バスは、2時間ごとに30分の休憩を挟みながらもかなりのスピードで目的地を目指し、朝10時にバレンシアのバスターミナルに到着した。

休憩の度に起こされたが、割と深い睡眠をとることが出来た。

アンダルシアの田舎町から来たせいか、古い造りのバレンシアのバスターミナルの雰囲気と大勢の人々の雑踏ですこし怖かった。

バスから降りるなり警察からパスポートチェックを受けた。あたりまえだが治安はエステポナに比べこちらの方が悪そうだ。
警察の対応から、どうやら自分を中国人と思っていたようだった。そういえばエステポナにいる時も中国人と見られていたような場面が何度かあったが...。

バレンシアに来た最大の目的はスペイン3大祭りの「火祭り」を観ること。

明後日から祭りが始まるということで街中の飾りつけが着々と進んでいて、活気が溢れているように見えた。

宿代が少々高くなることは覚悟しつつホテルを数軒回ったところ、シングルの部屋が空いているホテルはほとんどなく、ダブルの部屋で3,000Pts以上になってしまうところがほとんど。

1時間近く探し歩いてやっと辿り着いたホテルは1泊2,400PtsのHostal Don Pelayoという安宿。当然だが値切りには応じてくれなかった。
部屋の広さは普通だが、道沿いですごくうるさい上に宿の主人の対応もいまいち。洗面台の水は完全に止まらずピチャリ、ピチャリと音を立てている。夜中は気になりそうだ。
おまけに共同トイレにも仕切りがなく水流が悪い。シャワールームにもカーテンはない。残念ながら今までのホテルで最悪の部類に入るホテルだ。

とりあえずこちらのホテルに2泊する約束をして、明後日以降に向けてもっと条件の良い宿を探すことにした。早く他の宿を探さなければ。

荷物を置き街に出ると、あちこちですでに祭り用の人形が組み立てられていた。日本の地元の七夕祭りくらいの規模だと思っていたが、クオリティは比べものにならず、細部まで作り込まれた人形達に見入ってしまった。
市庁舎前の広場で建てられていたものは、制作途中にも関わらず高さは3mを超えていて、まだまだ高くなりそうだった。

これが祭りの最終日の10日後には全て燃やされてしまうとは。
なんともはかないお祭りである...。

本日の出費

朝食 125Pts 
昼食 600Pts
夕食 600Pts
市バス 110Pts
ホテル(2泊) 4,800Pts

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