Five Yellow Tigers
私は、昭和25年(1950年)7月生まれの「年男(としおとこ)」です。
今年の「干支(えと)」は「寅」ですが、その中でも36年に一度巡ってくる「五黄の寅」の年です。時々、「剛の寅」という言い方を耳にすることがありますが、これは誤用と言えるでしょう。
そもそも干支とは、「十干十二支」のことであり、十干や十二支は、古代中国の陰陽五行思想により災害や吉凶を説明しようと考えられたようです。
十干は、甲(こう:きのえ)、乙(おつ:きのと)、丙(へい:ひのえ)、丁(てい:ひのと)、戊(ぼ:つちのえ)、己(き:つちのと)、庚(こう:かのえ)、辛(しん:かのと)、壬(じん:みずのえ)、癸(き:みずのと)の総称で、もとは1から10までものを数えるための言葉だったそうです。
十二支は、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥と、その年を12種類の動物になぞらえたもので、年の他にも時刻や方角を表します。
十干と十二支の組み合わせは60通りとなり、暦が60年で一巡するため、60歳で「還暦」ということになります。
ここで、改めて十干十二支によると、今年は壬寅(みずのえとら)ということになります。そこに今度は、これも中国から伝わった卜占的な面の強い信仰、「九星術」が関わってきます。
九星術によれば、「一白水星」「二黒土星」「三碧木星」「四緑木星」「五黄土星」「六白金星」「七赤金星」「八白土星」「九紫火星」と九つの組み合わせがあり、これを九星と言います。
この九星と十二支、即ち9と12の最小公倍数の36年に一度の巡りあわせにより、今年が「五黄の寅」の年になるということです。
36の組み合わせの中で、特に「五黄の寅」が取り上げられるのは、「寅年が十二支で最強の年であり、五黄土星が最強の運勢」と言われ、「五黄の寅」の年は36年に一度訪れる「最強金運の年」と言うことらしいのですが、果たしてこの私がそれほどの強運の持ち主かどうかは分かりません。
ただ、お陰でこの歳まで大病することもなく、健康で生きてこられたことは確かに強運の賜物と、両親やご先祖様に感謝の意を捧げなくてはならないと感じる「七草」の朝です。
2022年(壬寅)1月7日 Tosh
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