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施術と慰安(リラクゼーション等)

先日、ある異業種の方から施術時間を30分単位にして金額をリーズナブルにしてはどうかとアドバイスをいただきました。
ですが、施術においての目標は「治る」こと。
以前も書きましたが「治る」が全ての症状をクリアすることになります。
痛み・コリ・不快な感覚等は「治る」で解決されることが多々あります。
慰安やリラクゼーションのために徒手や鍼を施術しているのであれば時間の切り売りも可能な話ですが、施術は10分で終わることもあれば時間をオーバーしてしまうことも年に数回はあります。
知識と経験に裏付けられた確かな技術をもっている国家資格者の柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師は「施術も慰安やリラクゼーションもできます」がその違いを知っています。
多分、その方は私たちの業務内容が分かりにくいので「施術」と「慰安やリラクゼーション」の違いが判らないからなのでしょう。

来院時の流れ(新患・再来院とも共通)
・問診:5~10分
・施術:平均して40分ほど
・施術後の状態が今一つの場合のリカバリータイム:5~10分

さて、来院からお帰りになるまで30分とした場合、削らなければいけないのは施術時間とリカバリータイムになります。施術後の状態にかかわらず施術終了となるわけで「治る」とういう本来の目的はどこかに行ってしまっています。ですから時間の切り売りは難しいのです。

患者さん・施術者の双方が満足のいく施術を行うことが大切と考えています。

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toshiro ito
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