腰の痛み
さて、腰の痛みと聞いて皆さんはどんなことを思い浮かべますか?
公益社団法人 日本整形外科学会のホームページによると
単に腰痛、腰椎圧迫骨折、ギックリ腰、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症・分離すべり症、腰椎変性すべり症、側弯症、後縦靭帯骨化症・黄色靭帯骨化症、変形性腰椎症等があります。
骨折が完治していたり神経的な症状が無くなったりした場合でも痛みが残ってつらい思いをしている患者さんは沢山います。
その原因が筋肉であった場合、いつまで経っても症状が残ることや事あるごとに不快な症状に付き合わなければなりません。
そうです肩凝りと同様に犯人は沢山いて大・中・小の殿筋、梨状筋、内・外閉鎖筋、多裂筋、最長筋、腸肋筋、腰方形筋、広背筋、下後鋸筋、僧帽筋、三角筋になります。
この中でも筋肉の浮腫みや縮みがスッキリと取れないのが僧帽筋、広背筋、大・中・小の殿筋です。
表層の筋肉であり頭部から骨盤、下肢までの広い範囲で体全体をつなげているため、痛みの出る位置によって頭痛、首コリ、肩凝り、背中の痛み、肩甲骨のコリ・痛み、腰痛、下肢痛と一致しています。肩凝りの腰痛持ち・腰痛持ちの肩凝りが多いのはこのせいかもしれません。
梨状筋や閉鎖筋などは腹臥位で難しい場合は側臥位で施術をすれば割と簡単に浮腫みや縮みが取れます。
大・中・小の殿筋は仙腸関節を含む仙骨周りと腸骨(骨盤)のキワの痛みの主たる原因ではと考えています。
特に大殿筋は波打つようにいびつに縮んでいることが多く感覚が取り難く施術が難しい筋肉です。
さて、犯人たちの中に全く腰痛と関係無さそうな三角筋があります。
今後のブログで書いていきますが、とても重要な主犯格でフィクサーです。
三角筋の施術を行うと習慣的に残る頭痛、首コリ、肩凝り、背中の痛み、肩甲骨のコリ・痛み、腰痛が楽になり消えてしまう方もみえます。
以前にも書きましたが、全身の筋肉の状態を考慮して腰痛の原因を突き止め施術を行えば再発が少なく、再発時の症状も軽症になります。