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20220602_北海道の旅 (3/5)

 朝4時過ぎに目覚める。寒い。外気温は9℃…にしては寒い。自販機で温かいお茶を買って湯たんぽ代わりにして、マウンテンパーカーを被ってから毛布にくるまって二度寝。結局6時前には完全に起きて近くのコンビニで朝食を摂り旭岳方面に向かって出発。

 30分ほど走って、忠別湖の堤頂広場で朝日に輝くダム湖を撮影。2007年にできたこのダムは、完成まで29年もかかったらしい。周辺整備もまだこれからな感じ。山道に入ると次第に霧がかかってきた。ロープウェイの麓駅に着いたけど、運行開始1時間前ということでまだ誰もいなかった。

 そのまま待っていようと思ったが、ビジターセンターのトイレが使えなくなっているということで、少し下った野営場まで移動してそこで待機。ここならきれいな水洗トイレがある(重要)。

 10分前ぐらいに戻ってみたけどまだ誰もいない。運行開始15分前には売店が開くはずなんだが、5分前の改札案内が流れてもまだ鍵が開かない。3分前になってようやく開いた。往復券を購入してロープウェイのゴンドラへ…他のお客は誰もいない。ひとり上に向かうことに。お陰で好きな方角を好きな時に眺めることができてよかった。10分程で5合目の姿見駅に到着。標高1,600m。

 トレッキングシューズにヒートテック、マウンテンパーカー、念のためにレインウェア所持、という簡易な装備なので、駅周辺を散策するぐらいしかできないが、見ごたえは十分。まだ雪が多く残り、高山植物の花の季節にはまだ早いので彩りこそ乏しいものの、姿見の池の雪解け水が川の源流になっていく瞬間や、音を上げて吹き出す水蒸気、等々。1時間少々散策して下山。数人登ってきている人もいたけど、帰りのロープウェイもひとり。

 旭岳から美瑛に抜けて青い池へ向かう。小一時間程で到着。さすがに有名観光地だけあって団体客もいたし、4年前のライトアップを撮りに来た時程の人出ではないけど、そこそこ賑わっていた。駐車場もいつの間にか有料になってたし。肝心の青い池は、曇りがちでも時折り日が差すタイミングもあり、午前中ならではの姿を納めることができたと思う。

 すぐ近くの道の駅 びえい「白金ビルケ」で昼食。「BETWEEN THE BREAD」でアスパラと美瑛豚のレアベーコンバーガーをいただいた。美瑛豚やっぱりうまい!かなり大きかったが、ペロッと食べてしまった。満足(*´Д`) お店の人によると、7月には美瑛豚100%パテのバーガーが出るそうで、これはまた食べに来なくては…。

 すぐ近くの白金温泉で休憩してもよかったのだが、今回はまだ行ったことのない十勝岳温泉へ行くことにした。一番奥にある凌雲閣は標高1,280m。北海道で一番高いところにある温泉。無色透明と茶褐色の2種類の源泉が楽しめる。ちなみに他の2軒の施設もそれぞれ(凌雲閣とは)泉質が異なるそうだ。あいにく小雨がぱらつくガスった状況だったけど、雪を被った山を眺めながら露天風呂でのんびりできた。休憩室で少し休んでから、今度は上富良野方面に降りることにした。

 芦別方面に抜けるには、上富良野から富良野に抜けて行くのが順当なルートだが、晩の天気が絶望的だったので、もう車中泊でなくホテル泊でもいいかな?などと考えつつ、なんとなくジェットコースターの路を通り、逆方向の美瑛駅の方に来てしまっていたw 一旦、道の駅 びえい「丘のくら」に立ち寄り。当日予約可能なホテルを検索…してみたけどどれもパッとしない。これなら当初の予定通り車中泊でもいいか、と結局、芦別に向かうことにした。

 美馬牛から道道70号に入り、そのままダート道を…進まずに奈江方面を抜けて、R38に出るルートを選択。酷道好きとは言え、さすがに、レンタカーで雨が降ってる夕暮れ時に離合困難なダートに入る勇気はない。小一時間ほどで道の駅「スタープラザ芦別」に到着。雨もほぼ上がったし、JR駅方面に何軒か居酒屋がありそうだったので、散策がてら歩いて向かうことにした。

 「かくれんぼ」というお店が良さそうな感じだったのでイン。ひとりだったけど、座敷の席に通してくれた。生ビールはサントリーだったので、サッポロの瓶にした。ざんぎ、アスパラうまい、漬物どっさり、刺し身には日本酒ということで男山。さきいかの天ぷら(サキイカスベラっていうのは初めて聞いた)をつまみつつ、もう一品日本酒に合ういい感じの肴を頼んだらヒラメの昆布和えを出してくれた。2日ぶりの温かい夕食。満足(*´Д`)

 帰りにコンビニで追加のビールを買って車に戻って写真の整理をしていたら、寝落ちてた。日付が変わる頃にちゃんとエアマットの方で就寝。

朝日に輝く忠別湖
旭岳
青い池
アスパラと美瑛豚レアベーコンバーガー
十勝岳


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