【013】甲子園/準々決勝に行ってきた
今日は終始仕事とは全く関係のないプライベートの1ページをただ綴っていくだけの回です。
先日もお伝えした通り、昨日19日に単身で阪神甲子園球場に乗り込み、第105回全国高校野球選手権大会/準々決勝の観戦に行ってました。
どうしても第一試合の「沖縄尚学vs慶應義塾」が観たくて、早朝6:35分のバスに乗り込み電車を乗り継いで甲子園に到着。入場ゲートに向かって甲子園の外周を歩いている時にプレイボールのサイレンが鳴りました。
なぜこの試合を観たかったかと言うと、これまでは別に慶應のファンだとかいう訳ではなかったのですが、たまたま休みの日にバーチャル高校野球で神奈川大会の準決勝「vs東海大相模」戦を観て「なんだこのチームは!」となった訳です。
春のセンバツでも甲子園に出場しており「清原の息子がいる」ってことで話題には上がっておりましたが、その時点ではたいして興味なかったのです。
そしてなんとなく神奈川大会の決勝「vs横浜高校」もしっかりと観て「慶應はこの夏勝ち上がってくる」と根拠のない確信と共に、その後ネットニュースで見た慶應義塾・森林監督のインタビュー記事を見て更に応援したくなりました。
こちらの記事はその後のやつですが、とにかく良い意味で現代の高校野球を否定しています。
私も個人的にX(旧Twitter)などで高校野球関連の投稿などは見ていますが、やれ「夏に開催するな」「やっぱり坊主頭」「ドームでやれ」「あれは誤審だ」など好き勝手に“言うだけ”の人は数多く目にしてきました。
でも森林監督は高校野球の最前線でスポーツとしての結果もきちんと残しながら実践してらっしゃるのです。
近年では女子硬式野球の決勝戦が甲子園で開催されたり、夏の暑さ対策のために白スパイクを認めたり、今大会からは5回終了時にクーリングタイムを導入したり(賛否はありますが取り組む姿勢としては個人的に高評価しています)、試合前のシートノックに女子部員や女子マネージャーが登場したりなど、これまで堅物と言われてきた高野連にも多少柔軟性のある思考が芽生えてきたと感じています。
未だにバッティングや守備用グローブ等には白か黒の単色のみしか認めないとか道具に対する色々な制限はありますが、これも球児の親としては費用面で実際助かっている側面はあります。
そんなこんなで森林監督のお話にはとても感銘を受けました。
そしてその中で結果を残している慶応の選手たち。
あの東海大相模を横浜高校を強打でねじ伏せ甲子園に乗り込んできた慶応義塾高校を応援しているのです。
彼らが甲子園で活躍し大きな結果を残すことで高校野球が今より更に良い方向に進む事を、いち高校野球ファンとして切に願っています。
とまぁ、慶應贔屓のお話はこの辺りにしておいて、昨日の高校野球観戦のことをもう少し書いておきたいなと。
とにかく暑くて第三試合あたりで命の危険を感じました。
暑くてと言っていますが、主たる原因は恐らくビールの飲みすぎです。
また慶應の話にはなってしまいますが、神奈川大会から騒がれていたもう一つの要素が「応援団」についてです。
正に私が昨日目の当たりにしたバケモノ応援団です。
(私のiPhoneにも個人で撮影した動画が残っております)
今朝見たネットニュースでは慶應のOBが応援に演奏にこぞって駆け付けたとのこと。
昨日は4試合・計8チームのアルプススタンドを見ましたが規模感だけでも圧倒的バケモノです。アルプススタンドに空席が見当たらなかたのは8チーム中で慶應だけでした。
更に今夏、地方大会をはじめ高校野球の応援で大流行している「盛り上がりが足りない」コールですが、慶應では「盛り上がり もりばやし(森林監督)が足りない」コールに変貌を遂げています。
昨日もクーリングタイムを終えた6回表に代打・清原のアナウンスが流れた直後に慶應アルプスから「もりばやしが足りない」コールが地響きの如く轟いていました。
私がわざわざ甲子園まで足を運んで高校野球を観戦する大きな理由がこのアルプススタンドの雰囲気や熱気を直に味わいたいからです。
これがここ数年はコロナの影響で味わえなかったこともあり実際足が遠のいていました。
そして全高校野球ファンがで待ち望んでいたであろう第四試合。
昨夏の王者「仙台育英」と、高校通算140本塁打の佐々木麟太郎を擁する「花巻東」の東北対決。
私は外野席で観戦していたのですが、終始チラホラあった空席が第四試合にはほぼ満席になっていました。
昼過ぎぐらいに「今日の入場券は前日に完売したから当日券の販売はしませんって言ってたのに、なんでこんなに空席があるんだろう」って思っていたのは杞憂でした。
1回裏、佐々木麟太郎の第一打席、仙台育英の先発・湯田が早速151km/hの球速を叩き出し球場がどよめきます。
序盤はお互い得点も無く試合は淡々と進んでいきますが、仙台育英の湯田が5者連続三振を奪うなど、どちらかと言うと花巻東が押されている雰囲気。
そして仙台育英が一方的に主導権を握り9-0で迎えた9回裏の花巻東の攻撃。
8回裏のスリーアウト目が佐々木麟太郎の見逃し三振だったこともあり、打席には4番・北條が立ちます。
この時、花巻東のベンチの中では3番の佐々木麟太郎がヘルメットをかぶりバットを持っていました。
「なぜ?」
そう、ここからドラマが始まります。
花巻東はベンチ入りメンバー20人全員が試合に出場する総力戦で4点を返す猛追を見せ、ツーアウトながら尚ランナー1・2塁の場面。
ここで打者一巡して佐々木麟太郎に打席が回ってきます。
「なんてこった」
球場中から花巻東への大歓声と拍手が沸きあがり熱気はピークを迎えます。
しかしながら一二塁間を抜けそうになった打球を攻守で阻止され、執念のヘッドスライディングを見せるも一塁でアウト・ゲームセットとなりました。
こうして書いているだけで昨日の興奮が蘇ってきます(笑)
残念ながら明日の準決勝は仕事で観に行く事はできませんが、願わくば決勝戦は「慶應義塾 vs 仙台育英」のカードが観たいものです。
その時はどっちも全力で応援します!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?