国民に必要とされない政治家が運営する日本という矛盾
石黒としゆきです。
先月末に衆院選挙がありましたね。僕が住む地区ではその後に区議会議員選挙も行われました。
僕は選挙のたびに思い出すことがあり、今日はそれを共有させていただきたいと思います。
また、コメント欄などでみなさんとぜひ意見交換できればと思い、このnoteを書いています。
noteを読んで何か思うことがあれば、ぜひお気軽にコメントやメッセージをいただけますと嬉しいです!
さて、選挙のたびに僕が何を思い出すかというと、東京スター銀行が調査をした以下の結果です。
人間ではなくロボット(AI)でもよいと思う職業ランキング
20代〜60代の約1000人に対するインターネット調査で、以下がその結果です。
1位 アナウンサー 30.1%
2位 販売員(アパレル、化粧品など) 29.0%
3位 銀行員 25.9%
4位 介護士 18.6%
5位 料理人 14.8%
6位 政治家 14.2%
銀行主導の調査結果にも関わらず、3位に銀行員が入るというものすごく皮肉の効いた結果になっています。
ただ、僕が注目したのは6位に政治家がランクインしていることです。
母数が1000人とそれほど多くない調査なので一概には言えませんが、日本の国民の眼には日本の政治家が魅力的に映っていないのだろうなぁと思ってしまいました。
もっと言うと、「日本の政治、日本の未来はAIに任せればいい」と思っているというある種投げやりな態度に悲しさすら覚えました。
2045年、今から約30年後には人工知能が人間の知能を超える事象、いわゆる「シンギュラリティ」というものが起こるのではないか、と言われています。
実際に2020年に発表された野村総合研究所とオックスフォード大学の共同研究によると、
2030年にかけて日本の労働人口の49%が就いている仕事は人工知能やロボット等で代替可能になると予測されています。
「どういう仕事が代替されていくか、逆に代替されにくいか」というポイントは、定型的(繰り返し)な業務を行っている割合が大きいかどうかなのだそうです。
下の図をご覧ください。
画像典拠:AIに仕事を代替される職業・されない職業、ランキング&マッピングで判明!
この図は、リクルートワークス研究所が行った『全国就業実態パネル調査2020』で作成された、AIに仕事を代替される職業・代替されない職業の分類図です。
図を見ると、繰り返しの仕事の割合が多いのは、郵便配達や清掃、倉庫作業、財務・会計・経理などです。
確かにこれらの仕事は、機械の導入による人員削減やパソコンによるシステムの簡略化が進んでいるイメージがあります。
逆に繰返しの仕事の割合が少ないのは、広告出版マスコミ専門職、研究開発、建築設計、保育士などです。
こちらは、人や物・状況に応じて試行錯誤を繰り返して最適解を見つけていくような仕事のイメージですね。
確かにAIに取って代わられるイメージは現時点では持てません。
さて、この図だと「政治家」はどこに入るでしょうか?
国内情勢、世界情勢を加味しつつ、国民の声にも耳を傾けるというその時々で最適解が変わるのが政治だと思うので、僕は赤◯の場所に「政治家」を入れます。
冒頭の東京スター銀行の調査結果に話は戻ります。
ここまでの話をまとめると、
研究所や大学の研究結果では「政治家はAIに代替されにくい」にも関わらず、
「政治家はロボット(AI)でも良い」という意見が一定数あるということになります。
さて、ここでひとつ質問があるのですが、みなさんはどちらを選びますか?
・自分たちで決めた代表者(議員)によって国が運営される
・人間の知能に優るという人工知能によって、ある種ブラックボックス化された状態で国が運営される
少しズルい書き方をしましたが(笑)、僕は間違いなく前者を選びます。
自分たちの生活、ひいては人生を自分たちで決めずに誰かに委ねてしまうというのは、養豚場の豚と同じではないかと思うんです。
少し比喩が極端かもしれませんが、自分の人生に責任を持てないことってとても怖いことだと思います。
日本の政治がおもしろく、魅力的であるように国民の眼に映るにはどうすればいいんでしょうね。
リーダーシップの取れる政治家や色物政治家単体だとどうしようもない国会。
VUCAと言われる現代社会における問題であり、人の資質に関わる問題、また、これまでの歴史的蓄積がある問題でもあるので、非常にチャレンジングな難問です。
でも、一人でも多くの人がこの問題を考え"続ければ"決して解けない問題ではないと思います。
僕もこの問題には向き合い続けていこうと思います。
このnoteでは、こういったみなさんにとって有益な(だと願いたい)情報をこれからもドンドン出していきたいと思います。
これからもお楽しみくださいね!
ぜひ他の記事もご覧になってください。
■一人起業でも無理なく仕事を始めるためのシェアエコノミー活用法
■改名から推しはかって学ぶ、葛飾北斎の想い
■行動連鎖〜悪癖のきっかけを回避して"つい"を撲滅
そして、もしよろしければサポート(募金)していただけましたら幸いです!
今日はこのへんで。
ではまた。