便利が人をダメにする
石黒としゆきです。
今回まずは、最近ある外国人に教えてもらった学びのあるお話しをみなさんにも共有したいと思います。
人生は誕生(Birth)で始まり、死(Death)で終わる
Bで始まって、Dで終わってるね
でも、アルファベットのBとDの間にはCがある
Cとはなにか
CとはChoice(選択)だ
良くも悪くも選択し続けなければならないのが人生
だから、常に後悔のない選択をしよう
BCDという言葉遊びも含みつつ、学びもあるという外国の教訓でした。
というわけで、今回は「人生は選択の連続だ」という話をしたいと思います。
今回のお話を読んでいただくことで、現代を生きるぼくらがもっと幸せに生きるにはどうしたらいいか?
また、自己肯定感を爆発的に引き上げるにはどうしたらいいか?
キーワードは「思考する」なのですが、その具体的な方法をお伝えさせていただきます。
ぜひ最後までお付き合いくださいね!
僕には高校時代からずっと心に引っかかっている、ある歌詞があります。
それは当時好きだったKemuri(ケムリ)というスカパンクバンドの曲の歌詞で、歌詞の内容は以下の通りです。
One thing I can say for sure is convenience kills the earth!
(間違いなく言えることは、便利が地球をダメにすることだ!)
「Workin' Dayz」という曲の歌詞の一節です。
歌詞の意図としては、人間の繁栄とエゴが地球をめちゃくちゃにする、というニュアンスなのでしょうが、自分は一歩ズレてこう解釈をしています。
便利ばかりを追い求めると人間はヒトとしての機能を失い、結果として地球をダメにする
つまり、地球に住む一生物として本来備えている身体機能を完全に手放してはいけないと思うんです。
さらには、ヒト特有の「思考する」ということを止めてしまってはいけない、という風にも捉えることができます。
世の中は便利なもので溢れています。
その便利さには人々の生活を飛躍的に向上させたものがたくさんあります。
そして、便利だけれど必要性よりもそれ自身が持つ不都合の方が大きいものもたくさんある、とぼくは思っています。
生活を飛躍的に向上させたものの例で言えば、電気や電話、鉄道、飛行機、スマホなどなど。
挙げればキリがないですが、現代社会の基盤になっているものが多くありますね。
逆に「必要性<不都合さ」だと僕が感じる便利なものの例を挙げると、コンビニ弁当、ファストファッションの洋服など。
コンビニ弁当は、時間がない時にとても便利な反面、フードロスが社会問題になっていますよね。
ファストファッションは、文字通り使い捨てに近いサイクルで使用され、SDGsを目指す現代社会とは相容れないアイテム群だと言えます。
もちろん生活を飛躍的に向上させた前者にもデメリットはあります。
しかし、それを大幅に上回るメリットと必要性が人類にあったと言えるのではないでしょうか。
では、「生活を飛躍的に向上させたもの」と「不都合が上回るもの」のあいだにある違いはなんでしょう。
その違いは、ヒトが本来備える身体性や思考するという特性など、ヒトたる所以をどんどん失わせるものかどうかではないかと思います。
ここで冒頭の歌詞につながります。
One thing I can say for sure is convenience kills the earth!
地球上の至るところに居る人間が、その身体性と全ての生き物でヒトだけが唯一持つ「思考する」という特性を失うと、地球はダメになっちゃうよ!
ちょっと深い話になっていますが、どうでしょうか?
楽しんでいただけてますか?
さらにもう少し掘り下げていきます。
もうちょっとなので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
先ほど「生活を飛躍的に向上させたもの」と「不都合が上回るもの」の違いは、ヒトとしての身体性や思考するという特性を失わせるものかどうかではないか、と言いました。
では、この2つをどのように切り分ければよいのでしょうか?
答えはひとつ、考えることです。
●いま受け取っている便利さの対価は何なのか
●便利さを得る代わりに自分は何を失う、あるいは捨てているのか(メリット・デメリットと置き換えていいと思います)
●その便利さは自分にとって本当に必要なものか
これらの問いについて、折りにふれて考えていけば自ずと「生活を飛躍的に向上させたもの」か「不都合が上回るもの」かが分かってくるはずです。
コンビニ弁当を例にメリットとデメリットを挙げると以下のようになると思います。
〈メリット〉
・食材の準備、調理、片付けの時間や手間をかけずに済む
・バリエーション豊かな食事を手軽に楽しめる
〈デメリット〉
・山盛り添加物を口に含むことで健康を失う
・自炊よりもお金がかかる
仕事に忙殺されて自宅は寝るためだけの場所。人生においてそんな時期もあるかもしれません。
そんな時にコンビニ弁当を選ぶのはアリかもしれません。
ですが、その時期を過ぎて時間的精神的に余裕ができたにも関わらず、惰性あるいは半ば習慣化して「コンビニが我が家の食卓」状態になるのはなにか違う気がします。
こういう風に、自分が何気なく受け取っている便利さが持つメリット・デメリットを挙げて、両方を天秤にかけた上でメリットが勝つならば、その便利さは今のあなたにとって必要なものと言えます。
そしてもう一つ重要なことが、便利さを受け取ると同時に人は時間を得ています。
便利さを受け取って得た時間で何をするべきなのか、実際には何をしているのかも合わせて考えるとより選択肢に対する深みが増すのではないでしょうか。
コンビニ弁当のところで少し触れましたが、自分の環境やライフステージが変われば、先ほどのメリット・デメリットの天秤の傾きも変わるはずです。
折を見て自分がそのときに受け取っている便利さを見つめ直して「本当に今の自分に必要なものか、デメリット
が勝っていないか」と問いかけてみてほしいと思います。
今回の記事を読んで、少しでも学びや気づきがあったと感じてもらえたらとても嬉しいです。
コメント欄やメッセージでの感想やご自身の考えをぜひお待ちしております!
そこからつながったご縁からぜひ一緒にお仕事などできればとも思っております。
今日はこのへんで。
ではまた。