僕と花
叶わない恋ならば いっそ死んでしまおうか
そう 慟哭にかられた
譲れない愛のまま いっそ消えてしまおうか
そう 衝動にかられた
そんななか 花々が 何も言わず咲いていた
着飾らず 花たちは 何も言わず微笑んだ
その 空想にふけった
叶わない恋だから 何も言わず見届ける
その 結論に至った
譲れない愛だから 何も言わず離れてく
その 横道に咲いてた
凛として 花々が 微笑むよに咲いていた
ひょっとして 花たちは 僕をずっと見つめてた?
あの日 あのとき
笑い 走り 高ぶる 僕
花たちは すべてを 知っていた
あの日 あのとき
なぜに 花に 見とれぬ 僕
花たちは それでも 咲いていた
叶わない恋だけど きっと知っているはずだ
着飾らぬ 僕はもう 何も言わず微笑んだ
その花たちに 恋をした