デジタル・ペインティングの良さと、味わえないもの。

「デジタル・ペインティング」って言葉が合ってるのかわからないけど、
デジタル機器を使用して、絵を描くことを言います。

ここ最近、PCを使って絵を描いてみて、やっぱりいいなと思ったところ。

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画材の準備と片付けがいらない

やっぱこれが、僕にとっては大きい。

絵具を準備したり、キャンバスや紙を用意するのが結構ハードルが高い。

そもそも買い揃えところでのハードルがあるのと、描くたびに準備しないといけない。アトリエみたいに専用の部屋があればいいのかもしれないけど、そうでない場合(多くの人にとってはそうだと思う)、しまってあるものを出して、終わった後洗って、またしまう。という行動がとても億劫になってしまう。

その点、デジタルの場合は電源ON-OFFで済む。アプリを立ち上げれば準備完了だし、シャットダウンすれば、道具を洗うことも、片付けも必要ない。

PCの起動とアプリの起動合わせて1分もかからないけど、それすらめんどくさい気がしてきてiPad Pro買おうかと思っている。

やり直しがきく

Photoshopをメインに使っているけど、基本的な作業は何度もやり直しがきく。一回のミスで台無しになったりすることがない。

台無しになるとしたら、保存したデータが壊れるとか、間違って上書きしてしまうとか、アプリが突然落ちたりして保存ができなくなってしまうことくらい。

実際の画材、特に水彩なんかでは、間違った色を紙に落としてしまったら、そこから白には戻せない。

描いている途中から、やっぱり違うテイストにしようと思ってもデジタルならできる。

乾くのを待たなくていい。

ADHDの気質があるのかわからないけど、どんどん作業を進めたい時に中断されるととてもストレス。デジタルは画材が乾くのを待たなくていい。

味わえないもの。

逆にデジタルだと味わえないものもある。

実際に画材に描くときに、手に伝わる感触。

鉛筆で紙をなぞる時の音。

絵具を筆で伸ばすときの、ヒターーーっという気持ちいい感覚。

こういう細かい感触が脳を活性化させているような感覚があるので、アートセラピーというものがあるのがわかる。たぶんデジタルでアートセラピーは今の段階では難しい気がする。
タブレットが進化して画材の違いで反応を返してくれるようになったら変わるかもしれないけど。





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