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硬い

10月になりました。
ニットの季節到来ですね。

ニットって柔らかくて、ふわふわしてて凄く暖かいイメージですが、実は一部の人達、特にクリエイティブな人達の間では

硬くて、重くて決して着心地が良い物ではないニットを作りたい欲があったりします。

そんなニットって実は凄く難しい。
玄人向けだったりします。

硬さを出すには
1.原料
2.撚り数
3.編み組織
4.度目
5.加工
などなど様々な要素を組み合わせが必要です。

見よう見まねで安請け合いすると後々大変な事になるので注意が必要です。
例えば、ニッターさんがいくら度目を積んで編んでも糸そのものが柔らかければ求めてる硬さにならないケースが多くて限界度目への挑戦が続きます。
では、荒い原料で度目を積んで編んだらどうかというと、そこそこ早い段階で度目これ以上無理です。って泣きが入ってしまう。もしかするとテンションかけて膨らみのある(縮む)糸を度目甘めで編んだ方がいいかもしれない。
そしたらそしたで、撚り数を強くして糸にナチュラルなキックバックを与えてあげるのはどうだろう?
製品加工で薬剤を使ってダメージを与えてみては?
そもそも番手を気持ち太くするだけでいいのでは?
とかもう

です。

きっと、ずっと正解ってないんでしょうね。

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