The Nicest Albums 21 / Spotify元年。音楽迷子になる。
はじめに
今年は大晦日になってしまいました。
すべりこみで今年21年の音楽をまとめていきたいと思います。
まず今年はnote更新が少なかったことを反省。海外フェスに行けなかったり仕事などが忙しくなってしまったのもありますが、もう少しこちらにも熱を入れたかった。。
国内フェスのまとめ
1年間国内にいたので、海外フェス記事がストリーミングのことしか書けませんでしたが、なんだかんだで3つの国内フェスには行きました。
FUJI & SUN'21
5月に開催された静岡県富士市で行われたフェス。2019年にできた比較的新しいフェスで、富士サファリパークのお隣にある「富士山こどもの国」で行われます。コロナ後に行ったはじめてのフェスだったので結構ドキドキしました。音楽聴いたり、富士山眺めたり結構ゆったり過ごしたフェスでした。
FUJI ROCK FESTIVAL '21
8月始めにワクチン摂取を終えたのでフジロックに無事行くことができました。感染拡大の最中で色々と言われていたので、正直な感想は楽しかったという思いと無事に終えて帰ってこれて良かったという思いが半々ですね。会場は普段のフジの混み具合に比べたら断然空いてはいましたが、密ではないというと嘘になります。まぁ隣の人と密着することはなかったのでこれがフェス現場での最大限とった距離かなとは思います。個人的にはマスクやアルコールのルールより、歓声禁止というのがフェス(特にフジロック)での違和感が非常に大きかったです。
FESTIVAL de FRUE'21
11月に行われた、静岡県掛川市「つま恋リゾート彩の郷」で行われたフェス。ジャンルレスな出演ラインナップやこだわりの出店店舗とか、とにかく色々とお洒落なフェスでした。ここで Sam Amidon が来日してくれて、今年はじめて海外アーティストを見れました。ありがとうサム!
Nicest Songs
今年は晴れてSpotifyの有料会員になり、思う存分曲を聞くことができるようになりました。非常に充実していると言いたいところですが、あまりに膨大な音楽オープンワールドに入ってしまったため頭の中が混乱し、いまだにどう取り扱っていいのか整理できていません笑
それでも1曲単位でどんどん新しい曲が聴けるのがCD民だった自分からすると一番変わったことかなと思います。
まずは今年の春夏と秋冬のプレイリストです。自分ルールを作らないと歌手も曲も頭で整理できないことがわかり、とりあえず曲単位でいいものをバシバシこのリストに入れてその中から気に入ったものでアルバムがあればお気に入りに入れてそれを聞いてみるという流れでした。
Spotify春夏リスト
Spotify秋冬リスト
この中でも特に素晴らしかった曲達がこちら。
Maya Delilah - Breakup Season
ロンドンの新人シンガーソングライター、マヤ・デリリャ。ソウルシンガーサム・ヘンショウとコラボしたこの曲はとにかくよく聞きました。まだEPしか出ていませんが今年のお気に入り第1位です。
Griff - One Foot in Front of the Other
ブリットアワードで次世代の新人へ贈られるBrit Award for Rising Starを受賞し一躍POPスター候補に躍り出たUKのグリフ。アルバムの方でも入れていますがやっぱり1回聞いて良いと思う力を持っている非常に力強いポップソングです。
Wet Leg - Chaise Longue
ワイト島出身の二人組ルーキー、Wet Leg。この曲はBBCが猛プッシュしてました。ザ・インディーロック感が溢れていて頭の中でリフがぐるぐるしちゃいますよ。来年はデビューアルバム発売みたいで絶対売れそう。
Godford - Say My Name
Spotifyじゃないと見つけられなかっただろうエモいエレポップ。これもずっとループして聞きたいくらいクセになりました。
iri「はじまりの日」
はじめて聞いたときは男性が歌ってるのかと思ったほど特徴的な声のiri。ストリーミングが主流になってこういうシンガーがたくさん見つかるようになるのかな。
Lucky Kilimanjaro「踊りの合図」
こちらも今年はじめて知ったバンド。とにかく楽しく踊れるから来年あたりフェスで見てみたいな。
Nicest Albums
ここからはアルバムごとに選出。今年のはじめはArlo Parksからはじまり、ノルウェーのポップシンガー girl in red や オランダのシンガー Benny Singsをよく聞きました。millennium parade の 'Bon Dance' はspotifyのmixでたまたま聞いたんですが海外アーティストかと思ったほど洋楽みたいですごく良かった。これでKing Gnu聴いてみようと思いました。
Songsの方でも書いたGriff はアルバム単位でもすごく好きです。アメリカのSSW Lucy Dacusのアルバムも非常に肩の力が抜けたバンドサウンドの良いアルバムです。
フジロック最終日、ピラミッドガーデンのトリを飾った SSW、Julia Shortreedのアルバムも選出。他ステージのヘッドライナーと被ったので人は多くなかったけどピラミッドらしいアーティストで今年を通してのベストアクトは彼女でした。(今回のカバー写真がその時です)最後のキャンドルジュンの語りも良かったな。
他にもDYGLや、Mega Shinnosukeもフジきっかけで知りました。その他選出したNoBuses や Lucky Killimanjaroもそうですが、みんな洋楽との差がなく聴けるアーティスト達だと思います。こういった洋楽邦楽の壁を感じさせないアーティストはどんどん増えてほしいです。
秋以降は大好きな Jose Gonzalez の新譜や、以前レーパーバーンフェスのベストアクトだったUKのシンガー Bess Atwell もアルバムを出していてこれも良かった。同じフェスで見たデンマークの大御所オルタナバンド Efterklang のアルバムも秋冬のヘビロテでした。
前回記事、「Live from Reykjavik 2021 / アイスランドエアウェイブスは今年もオンラインで開催!」で紹介した、アイスランドのジャズピアノシンガー(ギターも弾くけど)Laufey のアルバムは良い意味でアイスランドらしさがあまりなくちゃんとジャズアルバムとして好きな1枚です。
Clairo や Cassandra Jenkins はメディアのベストでも選出されていますね。この辺はタワレコ行った時にお勧めで聞いたと思います。ちゃんと足でも探すことを怠らないようにしないとどんどん世間とズレてしまう笑。
そしてサンフランシスコのインディーエレポップバンド Geographer やドイツのピアニスト Henning Schmiedt のポスト・クラシカルアルバムが最近の冷たい気候に良く合うのでお気に入りです。
こんな感じで順不同19枚を選びました。それでは今年もありがとう!!
“Collapsed in Sunbeams” / Arlo Parks
“THE MILLENNIUM PARADE” / millennium parade
“if i could make it go quiet” / girl in red
“Music” / Benny Sings
“DAILY BOP” / Lucky Killimanjaro
“One Foot In Front Of The Other” / Griff
“Home Video” / Lucy Dacus
“No Buses” / No Buses
“Violet Sun” / Julia Shortreed
“A Daze In A Haze” / DYGL
“Sling” / Clairo
“CULTURE DOG” / Mega Shinnosuke
“Local Valley” / Jose Gonzalez
“Typical of Me” / Laufey
“Windflowers” / Efterklang
“An Overview on Phenomenal Nature” / Cassandra Jenkins
“Already, Always” / Bess Atwell
“Down and Out in the Garden of Earthly Delights” / Geographer
“Piano Diary” / Henning Schmiedt
まとめ
なんというかSpotifyだけでは熱量が伝わりにくく、流行っているかどうかがよくわからない、自分が好きな曲とかは良く発見できたりするんですけどね。なのでこういったことを知るにはやっぱりフェスや他のメディアなんかにアンテナ張ってないといけないなと実感しました。
来年はそろそろ海外にも足を運びたいですね。やっぱり生で歓声を聞きたいなぁ。