2022年、世界のフェスにまた行ってみる。ーウィズコロナ時代の海外への行き方
皆さんこんにちは。
さてさてコロナ禍を経て丸2年ほど世界のフェスに行っていませんでしたが、いよいよ今月末に迫ったグラストンベリーフェスティバルを目指して、また世界のフェスに行ってみたいと思います。
こちらの記事ではそもそも海外フェス以前に、海外旅行自体すっかり状況が変わってしまったので現状の流れはどんな感じになっているのか、気をつけることや必要なことなどを伝えていきたいと思います。
世界のフェスはあの時に戻ったのか?
4月に行われたアメリカ最大フェスの一つであるコーチェラ。YouTubeの配信を見た人も多いのではないかと思いますが、コロナ対策に関してはこれといった制限を設けていませんでしたね。動員はフルキャパシティ、マスクや陰性証明などの義務もないため、いつものコーチェラフェスが戻ってきました。
一方テキサス州オースティンで3月に行われたSXSW 2022ではワクチン接種と陰性証明を義務付けていたようです。
グラストンベリーフェスティバルに関してはコロナ対策といった項目はオフィシャルサイトで見当たりません。英国自体が現在特に制限なく入国が可能ですのでここは国の政策通りの措置といったところだと思います。
このあたりはそれぞれのフェスによって対策が違いますが22年の流れは確実にコロナでの制限を設けない方向に進んでいるようです。
自分が行く国の状況をチェックする
まず海外に行こう!と思ってから最初に大事なことから始めましょう。
それは行きたい国の現在の状況を確認することです。これは今までの日本人からするとなじみが薄いことかもしれません。なぜなら日本のパスポートは世界で最もビザを必要としないパスポートであるため、どの国かに関わらず事前準備をせずともパスポート持っていれば大体の国に入国が可能だったからです。
2022年においてビザを取得しなくても入国できる国は192カ国に及びまさに「最強のパスポート」であると言えます。
しかしコロナ禍・ウクライナ戦争を経た現在、全ての渡航者が確認しなければならない事項となりました。ですからまずは自分が行く国についての状況をチェックしましょう。
各国のコロナ制限に特化した情報は外務省がこちらのページでまとめています。
外務省のページが最も信頼が高いのでまずは見てみてください。ただ結構条件がわかりにくかったりするので、そんな時はこちらのHISのページをお勧めします。HISが主要国の入国・帰国時の制限を各国別で作ってくれています。こちらはシンプルでわかりやすかったです。
航空券を早めにチェック
航空券を取ること自体は以前と何も変わりませんが、現在はコロナよりもウクライナ戦争の影響をかなり受けているため早めにチェックしてください。
特に欧州行きに関してはロシア上空を飛ぶことができないため格路線は迂回しなければいけない状況になっています。こうした所要時間の増加に加えて燃油サーチャージ代の値上げ、そしてコロナ禍を受けての飛行便数の減少という幾多の厳しさが折り重なっています笑
ほんとに笑っちゃうほど良いことが言えないんですが、個人的には以下のことを考えていけば今の状況でも対応できるかなと思います。
少なくとも2ヶ月以上前からチケットをチェック
余裕を持って現地に向かう
無理して直行便に乗らない
逆に中継地でも観光してみる
・少なくとも2ヶ月以上前からチケットをチェック
チケットは直近だと高くなるのは周知のことかと思いますが、それだけではありません、海外旅行のスケジュールでまず決めるべきは入国日と出国日です。海外の税関審査も出国する日を聞いてくるのはいつ出ていくのか?がビザの関係もあってすごく大事だからです。
つまりスケジュールの土台を決めるためにも航空券を取ることがまず最初です。ホテルなどはその後ゆっくり探しましょう。
検索サイトでは僕はスカイスキャナーに以前からお世話になっています。結局ここが一番使いやすいように思います。
・余裕を持って現地に向かう
・無理して直行便に乗らない
検索するとわかります、直行便は今すごく高いです笑
よっぽど時間を優先しない限り無理して直行便にのらず乗り継ぎで現地に向かうことをお勧めします。(直行便でもロシア迂回で時間は以前よりかかりますしね)
乗り継ぎで欧州に向かう場合だと片道20時間以上かかるので、乗り継ぎのエアポートが快適で滞在しやすいところがいいと思います。移動も旅行として楽しむこと、そこも満喫することができれば苦が減りますね。
・逆に中継地でも観光してみる
一歩踏み込んで、いっそ中継地で降りて観光する日程を組めば少なくとも2箇所以上の地域で旅行できることになります。こう考えると乗り継ぎもお得に思えてきます。
ワクチン接種証明書の準備 (ワクチンパス)
イギリスなどいくつかの国では現在必要ありませんが、まだまだ多くの国で証明書が必要です。用心の為にもワクチン接種の証明書は取りましょう。まだわかりませんがホテルなど個別でワクチン接種の証明が必要な場合があるかもしれません。
ワクチン接種証明書には紙とアプリのものがあります。どちらも効力は同じようですが、紙のものは接種した各市区町村に申し出る必要があり申込みから手に入れるまで市区町村によりますが数日から数週間かかります。僕のところでは2週間程かかるとなっていました。
アプリはスマートフォンから該当アプリをダウンロードして手順通り進めれば即日発行されます。こちらによくある質問が載っています。
アプリでは以下のものが必要となりますのでアプリで取得する方は事前に準備しておいてください。
マイナンバーカード
パスポート
陰性証明のための検査(PCR検査)
ほとんどの国では、有効なワクチンパスで入国可能となっていますが、何らかの事情で陰性証明が必要な場合はPCR検査を行う必要があります。
こちらのサイトは全国の場所から探せるようです。
行きだけでなく帰りも注意
日本は欧米諸国と比べてコロナの水際対策を強化しています、たとえ日本国籍のある人といえど帰国に関しての条件が存在します。
22年6月4日現在だと帰国時期の陰性証明が必要です。つまりその国を出国前72時間以内にどこかでPCR検査を行う必要が出てきます。
こういった状況を確認できるのはこちらのサイトです。
厚生労働省が帰国する人へ出発国別で帰国に必要な書類やアプリなどを伝えてくれています。
帰国に必要な主なアプリ
ワクチンパスのアプリ以外に帰国時に必要なアプリです。こちらは事前にインストールしておいてください。
帰国手続き
MySOSを使って下の4項目を埋めていきます。
質問票(WEB)
誓約書
ワクチン証明書
出国前72時間以内の検査証明書
質問票、誓約書はアプリ上で入力していけるので問題ありません。ワクチンも既に受けている方は大丈夫です。問題は「出国前72時間以内の検査証明書」いわゆるPCR検査を受けることです。僕はドバイに滞在してからの帰国だったためイギリスではなく、ドバイで受けました。PCR検査をどこでするかは大使館のウェブサイトから情報を得ました。各国にある日本大使館のウェブページには同じ情報が載っていると思われます。
ドバイ大使館の検査施設情報
陰性証明書は日本式フォーマットで提出する必要があるため、受付の人にそれを伝えて日本入国仕様の用紙をメールで送ってもうようお願いしました。ドバイは日本への帰国者が多いためか”OKOK”と皆まで言うな的なリアクションだったため話が早くて助かりました。
検査結果の通知はその日の夜に日本式の書類と共に届きました。無事陰性でした。
全ての書類をアプリ上で提出すると審査中になります。
寝る前に手続きをして、朝起きたらブルーになっていました。
それくらいの時間は必要みたいです。
これで入国時の検査も必要なく無事帰国できました。
世界はそんなに変わったのか?
海外フェスもここ数年の中止やデジタル開催を経て今年は何としても通常開催という流れが一気に来ています。
マスクなしで大量の人が集まる状況はまだ見たことがありませんし、旅行者としても普通に行動できるのか?という今までと違う不安は正直行ってみないとわからない所です。
新たなスタンダードがあるのか、以前とそう変わらないのか?そういったところの肌感覚を踏まえて引き続きレポートしていきたいと思います。