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イエロー大阪公演も本日で終演。
大千穐楽を迎える。長い期間の稽古、最初はどうなるんだと不安になることも多かったし、途中で上演時間の都合上、泣く泣くカットせざるを得なかったシーン達。
その影響もあって、カットしたての時は果たしてこの物語は伝わりきるのだろうかと思ったこともあった。

でも、演出の山本タクさんのマジックなのか、キャラクター1人1人のキャラクター性がしっかりと描かれ、また芝居を入れやすい構成になったので、役者の中でもこうしたい、ああしたいという感覚が生まれる作品になったと思う。

演劇の公演というものは本当に祭のようなものだと思う。
気持ちや感情が高ぶって、その数時間の公演中は日常を忘れてその世界にのみ浸る。普段生きていて目にすることのない光景、だが、その期間が終わるとまるでそれがなかったかのように忽然と姿を消す。みんなの記憶と、少しの痕跡を残して消えていく。まさに後の祭り・・・。

同じ期間に数多の劇場で演劇が上演されている。
その中でイエローという祭を選んでくださって本当にありがとうございます。
水戸光圀という人物が若かりし頃、日本ではなく、世界を旅していたらどうだったのかという架空のファンタジー。
キリンやヌルハチ達モンゴルで出会った人たちをきっかけに日本を旅して回ろうと決意して、皆さんが知っている水戸黄門が生まれたんだという事を感じさせる物語。戦いも、人生も祭りのように歌って踊って騒いで逃げて、楽しんでいる光圀御一行のお祭り騒ぎ、本日大千秋楽ですが、まだ迷っているというのであれば、是非劇場に飛び込んできてください🙇

この時期は僕の地元でもお祭りが行われている。
だんじり祭り。見ている分には派手で楽しく、参加してると熱く燃え上がれる最高のお祭りなのですが、マジで開催期間中は人が多い。
こんな田舎の村の集合体のどこにこんなに人がいたんだというくらいの人だかりがあちらこちらで出会う。

村の老人達、中年親父、青年、子供達、全世代がこの数日間だけは、お祭りに巻き込まれる。交通規制もすごいから、本当に地区全部あげてのお祭りだ。
僕の子供達も去年本格的に見て、虜になったのか、YouTubeで動画を見てははしゃいでいたりもする。

そんな時期に、僕は劇場で、お祭りを。
地元では昔の仲間達がだんじり祭りに酔いしれている。

祭りって本当に特別で、人の力で出来上がっていて、たくさんの人を魅了する素敵なものなんだなぁと思う。

さぁ、今日で僕の祭りも地元の祭りも千秋楽。
舞台はまたいつか、地元の祭りはまた来年。
楽しんで、、、行こうじゃないか!!

では、また水曜日に。

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