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KANJIへの想い④

只今東京行きの飛行機内です。
機内サービスドリンクのラインナップが
ホットコーヒー
冷茶
リンゴジュース
"アゴユズスープ"
間違い探しを一瞬で見抜き
1人得意げな松迫です。

アゴ出汁ゆず風味のスープを
頼む人いるのかな??



さて、今回も引き続き
鹿児島中央駅西口にある
全14席の小さなバー
お酒と果実KANJIを開業するまでの
想いについて綴らせて頂きます。

こんな人もいるんだなー
くらいで是非最後までご一読下さい(^^)

前回の記事はリンクよりご覧下さい♪

ごめんね亮

KANJIという名前だけ先決し
独立を決心したのは2019年の秋の事。

それまでお世話になった
前職"遊や家"の代表亮に
退職と独立の意思を伝えます。

2016年5月の新規開業より
いきなり店長を任せてもらえた遊や家
いわば私がいるからと開業した店
亮からすれば
こいつの無責任は正気か?状態
全くおっしゃる通り。

「日本一のNo.2に俺はなる」
「亮!お前を日本一の居酒屋オーナーにする」
と勝手に神輿を担ぎ始めて
いきなり梯子を外した
サイコパスな奴なんですから。

独立の意思を伝えてしばらくは
挨拶以外全くしない時期がありました。
気まずかったな^^;

ある日遊や家の営業終わりに
亮が焼酎抱えて私の前に現れ
「腹を割って話そう!」
彼らしい体育会系な解決策です!

腹割り会議は朝方までに及びました。
水割りをたらふく飲みながら。
そこに残ったのは
漢の友情と互いの覚悟
空の焼酎と曖昧な記憶でした。

マイルール

2020年4月退職で話がまとまります。
それまで全力投球で遊や家の店長をすると!

同時に独立の準備を始めます。

ある本を読みました。
藤田田氏のユダヤの商法
そこに書かれた
"商売は女と口を狙え"
という一文がなんだかしっくり来ました。

また、ちょうどその頃
タピオカ大ブームの終焉期で
次はわらび餅だー
みたいな世の中の空気。
流行りの移り変わりの恐ろしさを
感じておりました。

KANJI父の名前を付けるなら
細くとも長く強く続くモノにしたい。
ならば商売をうまく行かせるが
大バズりは狙わない。

私のマイルールに
「女と口を狙う」
「流行りを追わない」
が追加されました。

アイデンティティ発見

何にせよ、
なぜ自分がそれをしなければならないのか
アイデンティティの掘り下げが
動機として必要だと今でも思います。

そっちの方が周りも応援しやすいしね!

マイルールとアイデンティティの
合流地点を探す日々。

2019年11月
母方の祖母の法事の為に
旧蒲生町の祖母宅へ。
(鹿児島弁の親戚)
「おばあちゃんなー元気じゃったこぃは
 こんこっかっ、みなあつまっせー
 ポンカンなーちぎっちょったどねー」
(訳)
   「おばあちゃんが元気だった頃は
  この頃から、皆んなで集まって
  ポンカンを千切っていたよねー」

あっ!
これだ!

父や家族との毎年冬の恒例行事
ポンカン千切り
フルーツというアイデンティティが
私と父の間にあったじゃないか!

フルーツは
特に女性が好む印象があり
流行りなどは大きくはなくて
季節が巡り新しい旬が生まれ続ける。

一つのテーマが生まれた瞬間でした。



今回はこの辺でおしまい!
4話くらいで収めるはずのストーリーが
全8話くらいになりそうな予感です。

まとまりのない文章になっておりますが
ご了承下さいませm(_ _)m

最後までご覧頂きありがとうございました!
そんな貴方が大好きですw

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