トーチトワリング 豊橋市チェックリストとトーチ文化

豊橋市のトーチトワリングチェックリストには実際に火をつけて行う場合のチェックリスト 令和2年度版を公開している。そこには、名古屋のトーチ火傷事案をかなり意識したとみられる項目がある。


1、火が衣服に燃え移ったら,すぐに地面に転がることで火を消すよう指導したか。

2、灯油がたれないように,リハーサルと同じ指導者がぞうきん等をしぼったか。また,それを複数の教員で確認したか。 ※子どもには絶対にしぼらせないこと

3、水を入れた非常時消火用のバケツを十分な個数,準備したか

1は私も指摘しており、名古屋市サイトにも出ているように、通念上着衣着火の初期消火法の一つのドロップ、ダウン&ロールである。つまり、豊橋市はこれを採用しているということだ。これを子供たちに教育する義務があると公言したといっても過言ではない。そして名古屋トーチ火傷事案ではそれがなかったということも併せてここに記載しておく。

2は確実に事件を受けての記載である。絞らないトーチは重いうえにリスクが高いことが、これは通念上明らかなことである。トーチが重いと演舞にも影響し、垂れてくることにより人体への危険があるのは明白なのは、残念なことに事件が証明してくれたからだ。

3初期消火で大事な水の存在も事故のビデオを見ると必要個数とは程遠い数しか見当たらないことが判明している。

文化の根深さは、つまりチェックリストを順守すれば、火のトーチを公教育でやるんだということだ。あきらめていない、本質危険ではなく、その危険は制御できるんだとの豊橋市の決意表明にも思えた。

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