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ロシア語の初級者と中級者には明確な差がある話

最近、生徒さんのお一人が、ロシア語を使うお仕事の会社の内定を貰いました。

また、来年新卒として、もう一人の方もロシアと関わりのあるお仕事を見つけられました。


おめでとうございます🌸!


みなさん、それぞれの語学の夢に向かって是非頑張っていただければと思います。

ロシア語の初級者が中級者にグレードアップする段階で必須なのは、名詞や形容詞の格変化(単数・複数両方)の暗記と使いこなしだと思っていますが、この格変化パターン(もしくは変化表)の暗記を曖昧のまま後回しにして、とにかく新しい単語の暗記を最優先にしてしまう属性の人が意外と多く見られます。

そういった人に限って、格変化の重要性を「無意識のうち」に侮っている傾向があるため、長文の読解で誤訳が多く見られます。格変化を重視しなくても問題なく過ごせてしまっているうちは、それなりのレベルの語学に終始してしまっているということです。

露文和訳でも細かい誤訳が起きているということは、まして況や、日本語からロシア語に訳すことなんて到底できないのは火を見るより明らかです。

よく、格変化のパターンの暗記を面倒くさがるあまり、「いろんなロシア語の文章を読んでいるうちに段々とつかんでくる」と反駁する人がいますが、そのような方法は非常に非効率で、その人の和露作文を添削していると、間違いがかなり多いです。


3年経っても格変化を覚えきれない学習者は自分の学習歴を再考する価値はあると思います。


外国語大学のロシア語専門学科が格変化を学生に丸暗記させるのは、その方が効率的だという経験を蓄積しているからです。

我流を貫くのは危険なこともあります。

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