ロシア語は例文暗記が重要。けど、語法を覚えることの方がもっと重要。
ロシア語が話せる、書けるようになるためには例文を覚えることはとても重要な事ですが、例文を文字通り覚えることに集中しすぎて、語法や文法事項に注意を向けないまま(理解しないまま)覚えてしまう人が多いと思います。
例文はあくまでもロシア語をイメージとして把握しやすいように提示されているのであって、中身(文法)の理解がなければ、あまり意味がありません。
例えば、
*Я попросил его поговорить с Таней об этом деле.
(私は彼にこの案件についてターニャと話すよう依頼した)
という例文を暗記したとして、その類題として、
*ターニャは私にこのことについて彼と話すよう依頼している。
という文がロシア語で組み立てることができなければ、それは最初の段階で文法的な理解ができていないという証拠になります。
具体的に言うと、попроситьの体(完了体か不完了体か)と現在変化、目的語を何格支配するのか、前置詞сがどういう役割をするのかといった文法・語法のことです。
例文は何回暗記しても、必ず忘れるわけで、覚えておく労力の割りには、実用性はそこまで高くありません。
それよりも、「попросить+対(人)+動詞の原形:対に~することを依頼する」の1個の語法を覚えることの方が、はるかに重要と思います。
文法・語法事項の詰め込みが基礎の土台で、例文暗記はその上に乗せる装飾のようなものです。
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