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ロシア語のリスニングが上達しない人は、リスニングの練習ではなく、『音読』量が圧倒的に不足している。

今日、語学2年目のバリバリ勉強する生徒さんが、「音源を聴いたとき、それがロシア語であることはわかるが、頭が回らないし、受け付けない」と言っていました。

このような場合、単語不足と音読不足が原因で、それはロシア語を始めてまだ2年しかたってないから単純に「慣れていない」だけであり、継続的に知らない単語に沢山アタックし、精読解釈が可能な文章を沢山音読すれば、必ずその時その時のレベルの段階に応じた難易度のロシア語のリスニングが分かるようになります。

逆に言えば、何年経ってもリスニングがわからないし、話せない人は、恐ろしいほど音読が不足していることが多いです。

話は変わりますが、個人的に、新しく知ったロシア語の単語は、まずそれがロシア語話者の間でどの程度使われているかなどをネットやyoutubeで検索したり、友達に聞いたり、hinativeで聞いたりして、実用性があるかないかを主観的に判断して、あまり使用頻度がなさそうなものは覚えないようにしています。

参考書を作るときもそうです。
例えば、昨日инфохомяк(ノウハウコレクターに相当)という単語を見つけましたが、殆ど検索に出てこず、ツイッターでもあまり使われていませんでした。

2023年に出てきた言葉らしいので、今後は社会に浸透する可能性はありますが、まだまだ一部の人の用語だということで、今は触らないでおこうと思いました。

その関連で思い出したのが、ロシアで売られていた日本のことわざ、表現辞典みたいなものを昔買ってみましたが、殆ど聞いたことないような、または極端に硬い表現ばかりが載っていました。

91年版のロシア語はなしことば辞典の一部の数ページがネットに転がっていたので見てみたら殆ど知らないのばかりで、ロシア人に見せたら「半分も知らないし、少なくともこのページに載っているのはほとんど使われないよ」と言われたので、買うのをやめました。

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