「ロシア語の格変化や動詞の変化が難しすぎて、一生会話は無理だと思います。」(ロシア語生徒さんからの質問 NO.43 )
こんにちは!
私は現在、21名の方にロシア語をオンラインと対面方式でほぼ毎日教えております。その中で、受講生さん達から日々質問を受けます。その中の一部をこれより定期的に配信していきます!あなたのロシア語学習の一助、最低でも励みになれれば幸いです。
🚩回答: ロシア語は格変化等がややこしいということで、「自分はロシア語会話ができない」と思い込んでいる人をよく見かけます。
たとえば、長い文を言いたいとき、関係詞であるкоторыйやктоを用いて、節と節を結びつけなけれなりませんが、この際、これらの単語も格変化させなければならず、色んなことを一瞬で考えなければならないため、話せないということです。
ところが、会話の際のロシア語はきっちりとした文法規則に則っていないこともかなり多く、わざわざ関係詞で繋げて文を長くすることは逆に避けられる傾向があります。
例えば、「私にはお兄さんがトヨタで働いている友達がいる」と言いたい場合、
У меня есть друг, брат которого работает в Компании Тойота.
と言ってわざわざкоторый を使うよりも、
У меня есть друг. Его брат....
と言った方が楽ですし、最悪、Его брат работать Тойота.と言っても、ネイティブには意味としては通用します。
動詞の変化が苦手ということで、原形だけを用いてロシア語話者をアテンドする商社マンも実はいるくらいです。
勿論、自分のロシア語を正しい方向へと常にブラシュアップする努力は必要ですが、潔癖さゆえに「まだ話せないから」と躊躇するのも勿体ないと思います。
インターネットでは日本人と交流を持ち、日本を知りたいロシア語話者はたくさんいます。相手も社会経験のある大人である以上、言葉は間違えていても大半のことは通じますし、些細な内容でも異文化人どうしの間では話は盛り上がることは多いです。是非、沢山アプローチして場数を踏んでいただければと思います。
以上です。
本日もどうもありがとうございました!