ネイティブとの簡単な会話が上手くいきません等(ロシア語の生徒さんからの質問集!!NO.6~NO.10)
私は現在、21名の方にロシア語をオンラインと対面方式でほぼ毎日教えております。その中で、受講生さん達から日々質問を受けます。その中の一部をこれより定期的に配信していきます!あなたのロシア語学習の一助、最低でも励みになれれば幸いです。
🚩回答:
憶測でしか答えられませんが、採点官は複数人いるはずですので、明確で客観的な採点基準のガイダンスがあるはずです。そうなると減点方式になると思います。
以下の点を特に減点ポイントとして注視していると思われます。
①動詞の時制:例えば、過去形なのに未来の話に和訳している。
②訳抜け:ロシア語の単語やセンテンスを完全に訳し忘れている。
③単語が全く異なった物と認識されている:例えば、「紙」という単語を「食器」と訳している。
逆に言えば、例えば③については、пригласить домойを「家に招待する」であろうが「家に呼ぶ」であろうが、個人の感覚で日本語の許容範囲が分かれる微妙な部分は、減点になりにくいと思われます。
複数人の採点官が多くの受験生を公平に扱うためには、①~③のような誰が見ても明確な間違いを減点にする必要があります。
逆に言えば、これらのポイントに焦点を当てている可能性がありますので、①時制②訳抜け③単語の認識には特に気を付けなければならないと思っております。
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🚩回答:
英語や諸外国語の勉強の経験がある生徒さんほど、ロシア語の実力の伸びが早いです。同語族の場合は単語や語順が似ていたりするので、さらに相乗効果が見込めます。
最初のうちは発音や単語があべこべになるかもしれませんが、徐々に整理できるようになります。
ただし、単純にロシア語学習に割く時間が減ってしまうと、中級者や上級者になるまでの道のりが長くなります。また、「多言語を心得ている人」という面においては一見すると才能ある人に思えますが、ロシア(語)の専門家という点においては権威性を高めにくいです。
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🚩回答:
ドラマは口語表現が主要となっていますので、難しいです。私たち外国人が普段学んでいるロシア語は文法でガチガチに固められ、使われている単語も学習者用に精選されたものばかりです。
一方ドラマやコメディは俗語、口語表現だらけですので、文法規則に則っていない文が非常に多いです。
対策としては、そのドラマのロシア語の字幕を表示して意味を追っかけていくことです。こうすることで、口語ロシア語に段々と慣れていきます。
残念ながら、茫然と何年もドラマを聴き続けてもある時を境に聴き取れるようになるということはほぼないです。口語ロシア語は別の分野として、それに近い勉強をしていくほかないです。
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🚩回答:
原因は2つ考えられます。一つは、単に慣れていないだけです。
場数を踏み続ければ緊張感はほぐされ、同じ相手だとその人が何を話しているのか徐々にわかっていきます。そうすると、心に余裕が生まれてきますので、次に自分が何を話すべきかが頭に浮かぶようになっていきます。
2つ目は、これは大切なことですが、普段より単語や表現、例文を沢山音読し、暗記するときも「日本語」から「ロシア語」に翻訳するクセをつけることです。自分が”脳内で知っている”単語"と口頭でアウトプットできる”単語"は全く違います。
外国語での会話は常に後者の方ですので、日頃から暗記したロシア語を常に声に出して発音することで、口頭ですぐに単語や文が出てくるようになっていきます。
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🚩回答:
形動詞は大きく分けて4つあります。
◆能動形動詞現在 (~している)
◆能動形動詞過去 (~した / ~していた)
◆被動形動詞現在 (~されている)
◆被動形動詞過去 (~された)
以上4つの形動詞の単純な判別の仕方や覚え方は、語尾を見るということです。
◆能動形動詞現在 : -ющий, -ящий
◆能動形動詞過去: -вший, -ший
◆被動形動詞現在: -мый
◆被動形動詞過去: -нный, -тый
2級試験では、与えられた動詞を適切な形動詞に直しなさい、という問題が出題されますが、1ページ目のそれぞれ4つの大まかな意味と、2ページ目のそれぞれのおおまかな語尾をまずは主軸として固め、細かい点、規則、例外などをケースバイケースで覚えていくことがコツです。
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以上です。
本日もありがとうございました!
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