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拠点⑥-福島水素エネルギー研究フィールド
★福島イノベーション・コーストの概要をゆる~く調べています。
カテゴリ:環境・リサイクル・エネルギー 見学:不可
住所:〒979-1511 双葉郡浪江町大字棚塩地内
太陽光発電の電気を使って水素を作り、エネルギーとして利用するための研究を行っている施設である。
上の「ERESTAGE LAB」の動画では、本施設は商用プラントの100分の1のプロトタイプであると紹介されている。
また、【水素エネルギーと福島】2021年8月7日放送分では、「東芝エネルギーシステム株式会社 水素エネルギー事業統括部事業開発部」の山根史之氏が、大きく2つの研究を行っていると述べている。
一つは「太陽光の電力を使って水素を作り出す電気分解装置の研究」、もう一つは、「電力系統に対して再生可能エネルギーが沢山入ったときに、電力の供給と需要と合わせるための研究」である。また福島から未来を照らす! 水素エネルギーの最前線では、同じく山根氏が、
「水素の製造・貯蔵、電力系統の需給バランス調整、再生可能エネルギー由来電力の利用の3点の最適な組み合わせを実現するシステム制御技術こそ、本プロジェクトのポイントなのです。」と述べている。
製造だけでなく、運用までを含めて商用化を目指して研究している施設であることが分かった。
ここで作られた水素は貯蔵され、需要に応じて、水素発電、水素ステーション、工場などに主に圧縮水素トレーラーで輸送される。
東京五輪の聖火台の燃料は世界で初めて水素が使われたが、この施設で製造され、トレーラーで都内に運ばれたものだった。(参照:https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/feature/00024/00020/?ST=msb)