1.SUPER STAR
I am a superstar
特別は
どうやって何で決まるの
誰が決めるの
天井は
見えていても見えない
答えもくれない
「悪者」にはならないなんて
最低限度 低空飛行
筋書き通りかい?
ああ
途絶えたはずだった僕の未来を
ああ
繋ぎ止めたのは君だった
ああ
無力でも
非力でも
無限大の愛がある
君だけの
ヒーローは
僕しかいないんだ
I am a superstar
嫌々よ
何にもなれないような
スーツは捨てて
延々と
繰り返される小休止
繋げる間隙を
「正義」がなんだそんなもんずっと
勝者の語り お断り
己で決めるよ
無力でも
非力でも
無限大の愛がある
君という
世界を救う
僕は誓った
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事務所の人に第3稿の歌詞を見てもらった時に、「論説文みたいで、説明的すぎる」と言われました。
最近の自分の歌詞に自分でも感じていたことを、気付いているけど気付いてないふりをしていたというか、改めて他人から言われてやっぱそうよな、と認めることができました。
昔の自分の歌詞には、自分でも答えの出ていないことを煙に巻いて終わらせる、かっこよく言えば「聞いた人の感想・想像に任せる」、今思えば「考えるのをやめていた」のだと思います。その時期の作品へのコンプレックスから、最近の歌詞には余白を作らず全て「詞」ではなく「言葉」で説明してしまっていたはず。歌詞ってなんやっけ!ということに改めて向き合えた楽曲になりました。
特別な能力がなくたって、誰かを強く思う気持ちがあればそれはその人にとっての「スーパーヒーロー」なんじゃないか、というシンプルで真っ直ぐなメッセージを歌った楽曲です。