![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46953877/rectangle_large_type_2_b02ffc3bceea2b3ff9f40699a666fb6d.jpg?width=1200)
変わりゆく期待値の中で期待値を超え続ける
こんばんわ。
先日、知り合いのトレーナーさんと「最近は、Web関係の仕事を頼む時に、企業に依頼をするよりも、ココナラだったり、ランサーズを活用した方が、早いし、安いし、クオリティも高かったりしますよね。」なんて話をしていました。
実際に弊社も企業に仕事を依頼する際に、その様に感じる事がありますし、私達の業界も常に考え続ける必要があるので、綴ってみようかなと。
トレーナーに求められるものの変化
昨年の緊急事態宣言の際に、多くのトレーナーさんやインストラクターさんが、オンラインでのエクササイズ指導や動画配信を開始されたことと思います。
昔は、一般の方がエクササイズを行おうと思っても、どんなエクササイズがあるかは、なかなか分からなかった訳ですよね。
そうすると、「エクササイズのやり方を教えてくれること」に一定の価値があった訳ですが、YoutubeやInstagramなどを開けば、無料のエクササイズ動画が溢れている現在においては、ただエクササイズのやり方をお伝えすることに、それほどの価値は無い訳です。
だって、YoutubeやInstagramに無料かつ大量にあるんだもの。
そうすると、お金や時間を使ってトレーニング指導を受ける方が求めているのは、単にエクササイズのやり方を教えてくれることではなく、それプラスαを求めている訳です。
プロに仕事を依頼する期待値の変化
こうした例は、我々トレーナーだけに限らず、昔は一定の時間とお金を掛けなければ得られなかったものが、無料かつ手軽に手に入る時代になっていますよね。
例えば、動画の編集などもそうで、昔はハイスペックなPCや高額なソフトが無ければ出来なかった訳ですが、今はスマートフォン1台で出来てしまいますし、やり方もYoutubeなどを見れば、だいたい分かったりします。
そうなってくると、わざわざ、お金と時間を掛けて依頼をするプロに求める期待値というものは、自然と上がっていく訳です。
更に言えば、昔はその道のプロに直接依頼をできる方法が少なく、それなりの仕事を求めるのであれば、それなりの金額が掛かる事が多かった訳です。
しかし、最近ではランサーズやココナラなどをはじめ、直接、その道のプロと繋がる事が出来る様になっています。
同じAレベルのプロに仕事を依頼する場合、企業に属するAレベルのプロに依頼をするのと、フリーランスや副業で行っているAレベルのプロに依頼をするのでは、一般的に前者の方が費用が高く、後者の方が費用が安いですよね。
そうなってくると、プロの仕事として求められるクオリティや納期、費用感などのあらゆるものが、時代の変化と共に上がっていっている事が多く、たった1年でここまで変わるの?というくらいに変化をしているものもある訳ですよね。
大切なのは、仕事の依頼を受けた時に、相手が仕事に求めている期待値がどれくらいなのか?を敏感に感じ取れることと、その期待値を超えられること。
事前期待値と提供価値のギャップ
具体的に考えていくと、以下の様になると思います。
事前期待値 > 提供価値 = 不満足
事前期待値 = 提供価値 = 満足
事前期待値 < 提供価値 = 感動
常に事前期待値を超えられる様に、知識や技術をはじめ、能力を高めておく事はもちろん。
お客様が事前にどれくらいの期待値を持って、ご依頼してくださっているのかを、感じ取れる能力を高めることも重要なポイントです。
もし期待値を超えられないと思う場合は、無理にお受けして不満を生み出すのではなく、誠実にお伝えする事も大切です。
プロとして何が出来るか?どう在りたいか?が、今後益々重要ですね!