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フィットネスクラブの良さについて考えてみた
おはようございます。
今日も良い天気ですね!
先日、街を歩いていたら、こんな所にも24時間ジムが出来たんだな~と。
その一方で、Yahoo!ニュースなどには「コナミスポーツクラブが2月末に6店舗、5月末には19店舗閉店」などのニュースが上がっていました。
私が大手フィットネスクラブで活動をしていた時は、もう15~16年前くらいになりますが、その頃は24時間ジムなどは無く、トレーニング機器が揃っている場所は、かなり古い公共の施設か、大学などの学校施設、もしくは大手フィットネスクラブくらいだったんですよね。
その為、古い公共の施設で1回数100円でトレーニングをするか、大手フィットネスクラブの会員になるか?のほぼ2択。
Youtubeが開始されたのが2005年なので、その当時は一般的ではなく、スマホも無かった時代ですから、家でのトレーニングと言っても、一般の方は学校の体育で習った、腹筋、背筋くらいしか、やり方が分からないですからね。
それから、ヨガスタジオやピラティススタジオなどの、フィットネスクラブのスタジオで行われていたものが、専門的な単独のスタジオとして出店が増えていき、パーソナルトレーニングスタジオやジム、24時間ジムといった感じで、横文字的に表現すると、いわゆるアンバンドリングされたサービスとして、展開されていきました。
実際にフィットネスクラブで活動をしていたり、自分自身が通っていると分かりますが、多くの方は、ジムもスタジオも、プールも、お風呂も使う方ってそこまでおらず、ジムと風呂だけ、スタジオ(+レッスンを待っている間にチョコッとだけ筋トレ)と風呂だけ、プールと風呂だけみたいな方が大半なんですよね。
そうなってくると、ジムだけで良い方は24時間ジムの方が安いし、時間もいつでも使えるのでそちらに流れていきますし、スタジオがメインの方は、その方が好きなレッスンにもよりますが、ヨガ好きな方は、常にヨガのレッスンが行われているヨガスタジオ、ピラティスが好きな方もマシンなども揃っていて、いつでもピラティスが行われているピラティススタジオなど、専門的なスタジオに移行をしていきます。
そして、プールが中心の方の多くは、シンプルに泳ぐのが好きな方か、プールは膝や腰などの関節に良いとTVなどで聞いた中高年の方が大半かなと(あとはキッズなどのクラス)。
総合型フィットネスクラブという言葉がある様に、いわゆるフィットネスクラブの良さは、「総合型」なことなんですが、その良さを活用出来る独自資源やソフトが無いんですよね!
例えば、フィットネスとフロント&ショップとスイミングスタッフは分かれているのが一般的で、フィットネスもスイミングもショップのことも深く理解している方は、ほとんどいません。
本来であれば、適切な評価のもとに、「最初の2週間はフィットネスエリアで××のトレーニング、スタジオでしたら△△というプログラムがおススメで、プールで〇〇するのも良いですね。食事や身体の状態、目的から考えると、ショップで販売しているサプリを活用するなら□□が良いですよ」なんて提案が出来れば良い訳ですが、そんな提案をされることは全くありません。
個人的には、総合型フィットネスクラブは、今後益々高齢化していくと考えていて、そうなるとコミュニティ創りで勝負をするか、価格を上げて街の電気屋さん戦略かなと。
若い年齢層は、スマホを駆使して情報収集を行い、自分に最適なものを選択。価格ドットコムで価格を比較しながら、家電量販店で実物だけ確認してネットで購入みたいな感じ。
それに対して高齢者の一部は、家電量販店も見るけれど、地域密着の街の電気屋さんで、設置から設定まで行ってくれて、何かあれば電話一本でスグに来てくれて、ちょっと割高だけど、商品と一緒に安心を買うみたいな。
ただ、ここの問題点は、総合型フィットネスクラブのビジネスモデルって、幽霊会員で持っているのであって、会員さんにちゃんと定期的に通って貰うと、キャパシティ的にパンクしてしまうし、水光熱費が上がって利益が出にくいんですよね。
その為、基本の月会費を上げるか、その方が健康になる為に必要な栄養&休養に関するクロスセルで、利益を上げていくのが良いんじゃないかなと。
ただ、それをする為のソフト面への投資が必要ではありますが。
街を歩きながら、フィットネスクラブで働いていた時を懐かしく思い出すと共に、クソ生意気な自分を可愛がってくれた当時の先輩方に感謝をしながら、ふとそんなことを考えました。