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フランス法人面接に至る経緯

2022年12月にN社フランス法人の面接を受けました。今回はそこに至った経緯について書こうと思います。

オランダ転職活動で苦戦

2022年1月にフィンランドから南下しようとオランダ転職活動を始めたけど苦戦したことは以下の3つの記事に書きました。

記事③からの引用です。

ASMLが応募後3営業日でNG回答あったので、やはりオランダも国外からの転職は難しいのかもしれないと考え始めていました。そのため、個人事業主ビザ申請して転職活動するなどいろいろな案を出して検討しました。そのうちの一つの案は後で予想外の方向に動くのですが、それはまた別途書きます。

フィンランドで就労ビザを持っていてもオランダの企業に転職する際にはオランダのビザが必要なのでそのスポンサーとなる企業側は余計なコストを負担しなければなりません。また採用した後も実際に働き始めるまでにビザの手続きなどである程度の待ち時間が発生します。そういうことを嫌って海外からの応募については書類選考で落とすのではないかと考えました。

フィンランド企業で働きながらオランダに移住できないか考える

そのため個人事業主ビザを取っておいてから転職した方が良いのではないかと考えたりしました。以下の良記事によると日本人ならオランダで個人事業主ビザを取得しやすいようですし。

でも、個人事業主ビザ取得のためには現地に住む必要があります。それで思いついたのが、フィンランドの会社で働きながらオランダに住めないかということでした。コロナ禍とほぼ同時に会社は全面リモートワークとなったので仕事はいつもリモートで同僚とのやりとりもTeamsを通してとなっていました。なので技術的にはフィンランドにいなくても仕事ができる状況でした。

2022年は家庭の事情で何度か日本に帰ったのですが、その時も休みは取らず日本からリモートで仕事をしていました。それで何も問題は発生しませんでした。

ラインマネージャからフランス移住を提案?される

なので会社的にオーケーならオランダに引っ越しつつそこからリモートで働きたいと考えました。10月14日にラインマネージャとの1-on-1ミーティングがあったので、そこでオランダに移りたいことと、可能ならオランダからリモートで今の仕事を続けたいことを伝えました。

ラインマネージャによると1年のうち数か月どこかの国に行ってそこからリモートとかなら可能だけどずっと住んでフィンランドの家を引き払うとなると税法上NGとのことでした。

ただフィンランドからオランダに移りたい事情は理解してもらえました。その上で、オランダにはN社のソフトウェア開発拠点がないので難しいけど、ドイツとかフランスなら拠点あるので、そういう国に移りたいという話であればサポートできると驚きの発言が。

たしかに2016年のアルカテル・ルーセント社の買収によってフランスに大きなソフトウェア開発拠点ができていて私も仕事でそこのチームとやりとりしていました。

フランス転職に舵を切る

その後オランダのホテル予約大手B社の面接がなくなり、続けて応募した二つの求人もすぐにお祈りメールを受け取ったので、オランダ転職はあきらめてフランス転職を本気で考え始めました。

11月25日にN社フランス法人の求人を検索してみたらパリ近郊Saclayというところで多数のポジションで募集していました。それも当時フィンランドでやっていた仕事に近い内容で面接に進める可能性が高そうなものが多くありました。なのでCVを更新して5件の求人に応募しました。

Saclayはパリの南西、ベルサイユの南側にあります。

パリ近郊Saclayの位置

フランスのポジションの面接に進む

そしたら11月29日にそのうちの1つのポジションのハイヤリングマネージャのG氏から面接のInvitationとTeamsでのメッセージが送られて来て、12月2日に面接をすることになりました。

今振り返ると「2022年内にオランダに転職する」という計画を立てて動き出し、2022年の10月後半でそれが行き詰まる中で、残された時間でなんとかオランダ転職を成し遂げるために何ができるか試行錯誤したことから、フランス転職をラインマネージャから提案されるという思わぬ展開を呼び、それによってフランス転職に舵を切って面接まで進むことができました。何事も目標に日付をつけて動くことが大事ということを再認識しました。

以上がN社フランス法人面接に至った経緯です。次回は面接以降について書きたいと思います。記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。





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