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【理系生向け】理科で高得点をとりたい!

みなさんこんにちは、理科一類2年から薬学部に進学しました川島と申します。

今回はタイトルにもある通り理科の勉強についてのお話です。なぜ理科だけなのかというと、僕自身、受験期のころは(今もですが)国語や英語はからっきしダメで、理科(と数学)を得点源とした勉強を進めていたからです。

まず注意点ですが、この記事はあくまで「理科で高得点を取るにはどうすればよいか」という内容であって、「理科はこうすれば高得点が取れるから他の科目は勉強しなくてよい」ということを主張するものではありません。まずこれについて説明します。

大まかに「どれくらいの点数を取ればいいのか」について考えましょう。国語と英語をほぼ勉強しないと想定します。国語:30/80、英語:50/120くらいの点数になるでしょうか。理Ⅰ、理Ⅱ受験生の方は、近年の傾向でいえば2次試験で250点を確保できれば合格にぐっと近づくので、残り数学と理科で170点は取りたいですね。ここでポイントですが、「数学はどれだけ勉強しても安定はしにくい」ので、現実的な目標としては理科:90/120、数学:80/120くらいが妥当でしょう。数学が難化したり、自分の苦手な傾向の問題が出たときは理科で100点以上取る必要が出てくるかもしれません。理Ⅲ受験生の方は2次試験で300点は欲しいですね。頑張って国語:40、英語:70を取るとして、理科:105、数学:85くらいでしょうか。

このように考えると、国語と英語を(ほぼ)捨てた上で合格しようとするのはかなり大変なことが分かると思います。なので、受験生の方は捨てる科目を作るのではなく、バランスよく各科目を勉強するのが良いと思います。特に理Ⅲ受験を目指す方は各科目を高いレベルで安定させることが大切だと思われます。

では、ここからが本題です。(僕自身の選択科目の関係で物理・化学について書きます。)

理科における最大のポイントは「時間配分」でしょう。2科目合わせて150分という長丁場ですが、問題数が多く、最初の内はすべての問題に解答することすら至難の業です。とはいえ本番で90点、100点を取るためには(ミスが出ることも考えると)ほぼすべての問題に取り組む必要があるでしょう。となると、「時間無制限であれば問題を解ききれる能力」がついていることは大前提として、本番までに養うべき力は「問題を早く処理する力」と「問題をパッと見た時に難易度やかかる時間を判断する力」です。

前者の力について。これは今まで解いた問題をパターン化して脳内に収納できているかというものが大きいと思います。大前提として演習不足だと脳内に収納できる問題もありませんので、演習をいっぱい積むのは不可欠です。その上で自分が「短時間で高得点をとれる」と自信が持てるくらいまで仕上がった科目を作れると良いですね。2科目ともそうなれば最強ですが、1科目でもそうなるだけで十分です。僕自身は物理が「60分あればかなり点数が取れる」と思えるようになったので、化学に時間を多く回せました。これは人によるものではありますが、高得点を狙うとすると化学はどうしても計算量が多い問題が出たりするので、物理の方が手早く処理できるようになりやすいのかなと思いました。いずれにせよ、東大型の問題を数多く解くことでこういった感覚は徐々につかむことができると思います。

なお、ここでいう「パターン化」というのは解法暗記の事ではなく、「○○したら良さそう」という感覚をつかむことです。例えば物理なら「これに注目してエネルギー収支を考えたら良さそう」、化学なら「平衡の式立てて、この2式をかけ合わせたら良さそう」とかですね。

後者の力は過去問や東大型の問題を演習するときに意識するようにすれば良いですが、かなりセンスが問われる部分だと思うのでこちらについては詳しく書きません(書けません)。後天的に身に付けるためにはとにかく数をこなすしかない気がする。

余談ですが、数学についても似たようなことがいえるでしょう。とはいえ問題運に出来が大きく左右される科目ですから、本番で自分の得意な傾向の問題が出るように、日ごろから徳を積んでおいたり善い行いをしておくことが大切なのではないかなと思います笑。

いかがだったでしょうか?余裕をもって合格したい理系生向けの記事みたいになってしまいましたが、この記事を最後まで読んでくれた方、ぜひ上で挙げたポイントを意識してこれからの勉強に生かしてほしいです(執筆者冥利に尽きるので)。

そしてもう一つ、かなり抽象的な話題が多く、具体的に何をしたらよいかみたいなのはあまり書けなかったのですが、そこら辺の話は、少し前に投稿された「スタッフが語る ~東大○○ 勉強法~」シリーズに詳しく書いてあるので、そちらもぜひ!

体調を崩しやすい時期ですが、皆さんお気をつけて勉強ライフをお楽しみください🍀

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