💙とことんユーミン番外編💙「深海の街」へ　NO3

2022年4月2日 08:33

3月25日、「深海の街」ツアー第二期の
横浜公演へ行ってきました。

9月の横須賀、11月の横浜、に続いての
三度目の旅でした。

忘れないうちに
noteに記録しておかないとね。

前回の横浜は一階席7列目。
今回は１階席の一番後ろの席。
席に後ろには空気清浄機が設置されていて
空気も良さげで安心しました。

会場には静かにバロック音楽が流れています。
横須賀芸術劇場で聞いた時、
教会に帰ってきたような気になったことを思い出します。

武部さんの弾くパイプオルガンの音で
バッハの「トッカータ　フーガニ短調」を思い起こします。
ジュール・ベルヌの小説「海底二万里」をウォルト・ディズニーが映画化した
『海底二万哩』に登場するネモ船長。
天才だけどどこか狂っているネモ船長は潜水艦ノーチラス号に
パイプオルガンを積み込み、海底の中、オルガンを弾くのですが、
その映像が浮かんできます。

舞台後方のスクリーンには
ロープが切れてしまって沈んで行く
潜水服姿の人間が写し出されています。

大好きな曲、
忘れていた曲、
久しぶりの曲、

どんな歌だったかなと思う方のために
動画を少し入れました。
もちろん今回のツアーのものではないので
ちょっとね・・・のものもありますが、

翳りゆく部屋

武部さんのオルガンの音が続く中、
ユーミンが登場します。
白いシャツに黒いリボンタイ。
ナポレオンジャケットに黒いパンツ。
パープルのレースのロープを羽織っての
優雅なユーミン。

そして、

ああ、あの懐かしいイントロ。
「翳りゆく部屋」もう涙腺が緩みます。
どんな運命が愛を遠ざけたの
マスクをしながら、口ずさむ私。

グレイス・スリックの肖像

続いての懐かしいイントロは
「フレール・ジャック」
アメリカのロックバンド　
ジェファーソン・エアプレインのグレイス・スリックのへの思いを込めて名曲です。

遠山さんのギターも素敵です。
ユーミンはロープを取ります。

武部さんの静かな演奏が続く中ユーミンのモノローグ。

「海に沈んでいくとき
私は一瞬、自由になった気がした
気流に乗って羽ばたかずに飛んでいる鳥のように
青い空が揺れていた」

「ふと音が聞こえた
それはいつも聞いてきたような、やって来る音ではなかった
鼓動を揺らすような、いや、鼓動の中から出て行くような不思議な音」

1920

（動画は　ユーミンのモノマネをしているシュンミン君のものです。）

舞台下手から歌い始めたユーミン、
中央へ移動して歌います。

1918年から流行が始まったスペイン風邪はパンデミックとなり、
全世界で約5億人が感染。
およそ1億人が亡くなったという記録があります。
1920年アントワープで行われたオリンピックは
開催したものの、いつになく寂しいものでした。
状況がよく似た
100年後の東京オリンピックは延期となりました。

100年後、オリンピックはあるのでしょうか。

ノートルダム

舞台中央にある階段を上がって
二重舞台に移動すると
背景には白い雲が浮かぶ青空が広がり、
そこにノートルダム大聖堂が浮かび上がります。
白い鳩になった気分になり
大聖堂の鐘の下を飛んでゆきます。

2019年4月に起きた火災で
ノートルダム寺院が燃える映像を見た時、
私はとてもショックでした。
パリに初めて行った時、
サンジェルマンから歩いてシテ島にいき、
ノートルダム「我らが貴婦人　聖母マリア」に
おはようを言いに行ったことを思い出します。

宇宙空間、雲が広がる空間から
近未来都市のネオンの映像が背景に流れる中、
ツアータイトルにもなった、深海の街が始まります。

深海の街

耳に馴染んできた曲。
間奏中にユーミンは舞台面から
ステージ上へと移動します。

浜崎さんのベースと香織さんのサックス
良いなあ。

すると再び　モノローグ

「音はゆっくりゆっくりと低くなって
それと共に空は暮れていった
夕焼けを通り越して
ゆっくりゆっくりと」

「そして闇になった
闇の中で街の音がした
あれはどこかの広場？
子供たちの声と大人たちの声
それに音楽の音も聴こえる
誰？
何語？
なんでこんなに懐かしいんだろう」

カンナ8号線

ユーミンは舞台上手へと移動して
背景には8ミリフィルムの数字が写し出されます。

わあああ、きた！
カンナ8号線！

背景のスクリーンには環状8号線の歩道橋。
ツアーメンバーの戯けた映像。

ステージ上には2台のハンディキャップカメラが登場して
リアルな風景を大型画面に映し出します。
これは毎回違うアングルなんでしょう。

私たちも総立ち！
ノリノリ！

サポートメンバーの掛け合い演奏のあいだ、
お召かえのユーミン、二重舞台セリから登場。

前回の柔らかなシフォンワンピースと打って変わっての
赤いノースリーブのワンピース。
スリットが深めに入ったからは
美しい御美足がチラリと見えます。
お揃いの赤いハットが素敵です。
（赤いワンピースには12月13日の名古屋公演から変わったそうです）

ずっとそばに

深海の街は海のイメージ。
その海にふさわしいクーが連想されます。
香織さんのサックスがよかったですね。

What to do ? was woo

色鮮やかな円模様、アメリカのコミックみたいな映像。
詩織さんと香織さんのダンス＆コーラス、
ユーミンと並んでかっこよくきまってました。

知らないどうし

いきなり西部劇の世界へGO！
ピストルを打つポーズからユーミン歌い出します。
“SALOON”に入って、ショットグラスを煽る姿も。
スクリーンには何にものユーミンが踊る映像が出てきます。
最後もピストルを打つポーズで締めました。

MC「今日はきてくださってありがとう」
ユーミンの言葉にオーディエンスは湧きます。
「やっぱり、横浜、11月の時より
今日はもっとのりが良い」と言われて
大興奮。

苗場の最終日を中止の決断を下したことなどの
胸中も垣間見えます。
新しい曲と古い曲、楽しんでねとうユーミン

はあーいと手を振りました！

あなたと、私と

『刀剣乱舞ーON LINE-』の新しい主題歌。
こちらはライブバージョンです。

コロナ前に書いた曲なのに、まるでコロナの後の
明るい未来を感じる歌詞に勇気づけられます。

REBORN 〜太陽よ止まって

背景はカリブ海のリゾートの夕焼け、
前回のワンピースよりも全然、馴染んでいる感。
踊りながら、歌うのきついだろうなあと思いつつ、
一緒に踊っていました。

散りてなお

角川春樹監督の映画「みをつくし料理帖」のテーマ曲。
「散りてなお」のサビは美しいですね。
「春よ、来い」を彷彿させてくれます。

雨の街を

ひこうき雲

武部さんのキーボードから始まる、極上のユーミン曲
二曲続いて、涙。

今まで、何回歌ってきただろうと思います。
荒井由実に惹かれて、
何度も何度も弾き語りした曲。

NIKE~The goddess of victory

白いシャツにグレーのベストとグレーのパンツ。
そしてカーキのロングトレンチコートを羽織っての
颯爽の登場。

間奏で二重舞台に上がります。

NIKEギリシア神話の登場する二枚の翼を持つ勝利の女神です。
強い意志を感じる曲で元気出ます。

LATE SUMMER LAKE

いきなりの爆発にキャって驚いて、
NIKE 続いての総立ちノリノリ。
カメラクルーが登場して
ユーミンのアップが映し出されます。
熱気ムンムン。

Hello, my friend

トレンチコートを脱いで、
静かに語るように歌い始めますが、
最後部座席のメリットで、
思いのままに立って
両手をゆっくり振っていました。
もしかして目に止まるかもしれないなあ。

ANNIVERSARY

天井から降りてくるミラーボール
降り注ぐ光の中の

あなたを信じてる

そう、ユーミン、私はあなたを信じてる。

ゴールドのミラーボールが輝く映像を見つめながら
私は何度もそう思いました。

水の影

二重舞台の階段を数段降りて
階段に腰掛けて歌います。

いつか離れて思い出に手を振るの

私の大好きな「水の影」

友人と二人デュオを組んで歌ったシモンズの曲。
懐かしさが込み上げてきます。

武部さんのキーボードの演奏が流れ、
ユーミンは階段を登り、二重舞台に上がリ、
静かに沈んでいきました。

「海の底は時間のない世界
あらゆる夢が眠る世界
いつまでもいつまでも」

「私はいつか目を覚まし
あの時間の世界に戻っていくことがあるのだろうか
あるのだとしたら、全く同じ夢を見たい
それがどこでもいい

全く同じ夢を……」

海底に沈んでしまった愛する人を
見つけることができた彼女（と私は思う）は
時間を超えて、同じ夢を見るのかなあと
思いました。

こうして静かに幕を閉じていきました。

青い船で

スクリーンには大きな青い地球。
二重舞台の下手から登場したユーミンは
白いシャツにナポレオンジャケットと、
黒のリボンタイ、黒のパンツという
最初の衣装を纏っていました。

「本日のクルーを紹介します。」
ドラム　小田原豊
ベース　浜崎賢太
サックス＆フルート＆コーラス　小林香織
コーラス＆パーカッション　佐々木詩織
コーラス＆ギター　今井マサキ
キーボード　武部聡志
以上のクルーでお送りしました。

そして見えないところで頑張ったクルーの
集合写真がスクリーンの浮かびます。
11月の横浜公演の時に
晴天の横浜港の埠頭で撮った写真です。

ユーミンは続けて
「そしてみなさん」と私たちをクルーとして
一緒に旅をしていたよと教えてくれました。

もう感動感動。

空と海の輝きに向けて

♪月のまなざしがまだ残る空に

ああ、
私の大好きな曲です。
何度聞いても大好きです。

「明けない夜はないと言います。
明日は必ずやってきます。
みなさんの明日が光と幸せに満ち溢れますように。
今日は本当にありがとうございました。」

深々と頭を下げるユーミン。
感極まる私。

二人のパイレーツ

この深海に街を締めくくる曲はこの曲しかないと言って
アンコールの選んだ「二人のパイレーツ」

しみじみ良いなあと思います。

アンコールが終わり、点灯し、
「全て終了しました」のアナウンスが流れる中、
拍手は止みません。
だってここは聖地横浜。

海を見ていた午後

武部さんがキーボードの前に座ります。
横浜公演でしか聞くことのできない名曲。

いつまでもいつまでも記憶に残る思い出。

深海の街ツアーは
日々進化し続けるのです。

誘ってくれたNonnちゃんありがとう。
モノローグの言葉を教えてくれたモッチーさん、ありがとうございます。

そして　ありがとう　ユーミン💗

①翳りゆく部屋（1976年シングル）
②グレイス・スリックの肖像（1981年　昨晩お会いしましょう）
③1920（2020年　深海の街）
④ノートルダム（　〃　）
⑤深海の街（　〃　）
⑥カンナ8号線（1981年　昨晩お会いしましょう）
⑦ずっとそばに（1983年　RIINCARNATION）
⑧What  to  do?  waa  woo（2020年　深海の街）
⑨知らないどうし　（　〃　　）
⑩あなたと私と　（　〃　　）
⑪REBORN~太陽よ止まって（　　〃　）
⑫散りてなお　（　〃　）
⑬雨の街を（1973年　ひこうき雲）
⑭ひこうき雲　（　〃　　）
⑮NIKE~The  goddess  of  victory （2020年　深海の街）
⑯LATE  SUMMER  LAKE（1987年　ダイヤモンドダストが消えぬまに）
⑰Hello,  my  friend （1994年　 THE　DANCING　SUN　）
⑱ANNIVERSARY（1989年　LOVE　WARS）
⑲水の影　（1980年　時のないホテル）

EC①青い船で　（1983年 VOYAGER）
EC②空と海の輝きに向けて（1973年　ひこうき雲）

DEC二人のパイレーツ　（1993年　Uーmiz)
TEC海を見ていた午後(1974年　MISSLIM）

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