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🌸とことんユーミン🌸3月春のリクエスト特集

3月もあっという間に最後の週となりました。
いつも大好評のリクエスト大特集の日なですが
諸事情により、事前に受けたリクエストのみを
お送りしました。

01 花紀行
02 潮風にちぎれて
03 タワーサイドメモリー
04 最後の春休み
05 埠頭を渡る風
06 翳りゆく部屋
07 フォーカス 
08ミラクル
09 丘の上の光
10 緑の町に舞い降りて



01 花紀行

1975年 大学生になった私はユーミンの曲に魅せられ、
耳コピしてピアノを弾いていました。
「花紀行」は弾き語りにもってこいの歌でした。

見知らぬ町を ひとり歩いたら
風は空から花びら散らす


石川県の浅野川を訪れた時の金沢をイメージして作詞したということは
後になって知りました。

今日は庭の桜の木の下の笹藪の刈り込み作業をしていました。
花びらがはらはら舞う中、時折手を休めて口ずさみました。

ユーミン万歳❗️に収録されていて意外でした。
隠された名曲は、みんなに愛されていたのですね。

金沢 浅野川




02 潮風にちぎれて

リスナーのAさんのリクエストです。

「泳ぐにはまだ早い」という歌詞春っぽく感じました。
ラジオから流れていたこの曲を
初めて聞いた時「この曲いいなあ」と思いました。

ユーミン通算8枚めのシングル。1977年5月5日に発売されました。
ジャケット写真はお気に入りのソニア・リキエルの
カシミアボーダーニットが可愛くて、
同じようなものを着てたことを思い出します。

あなたの好きな このサンダル
 なぜはいてきたんろう


 サンダル・・このキーワード。
 今日に限って安いサンダルをはいてた・・
 やっぱりサンダルだ

国道に止まってる 小さな車指さして
 うそでも わたしは背を向ける
 恋人が待ってると


 この詩でわたしはユーミンを師と仰ぐようになりました。

 そして

あなたと来なくたって
 わたしはもとから この海が好き


 湘南の海で語り合った彼に失恋したあと
 海に行くたびに歌っていた
 否、この歌を歌うために海に行ってたのかもしれません。

03 タワーサイドメモリー

リスナーのMさんのリクエストでした。

阪神大震災直後の苗場で神戸から行ったファンが
リクエストコーナーで
「タワーサイドメモリー」と言ったら
「わたしの歌いたかった」とユーミンが言って歌ってくれたという
エピソードを聞いたことを思い出して、リクエストしてくれました。

1981年「昨晩お会いしましょう」の冒頭に流れる曲。
ご存知、神戸を舞台にしたご当地ソングの決定版。
タワーは神戸ポートタワー。
阪神大震災で神戸の街が被害にあった時、
「オールナイトニッポン」で
ほとんど号泣状態だったユーミン。
神戸公演でのアンコールに必ず歌われます。

神戸タワー

04 最後の春休み

1979年 「OLIVE 」より

卒業式といえば「卒後写真」が有名ですが、
「卒業写真」は卒業後しばらくしてからの歌ですね。
卒業式といえばこの「最後の春休み」だと思います。

卒業した直後の想い、
教室や廊下の情景、
一つひとつ思い浮かべることができます。

もう 制服じゃない
という歌詞から高校卒業ですね。

OLIVEが出たとしに大学を卒業したので
高校卒業の時にはまだこの曲はありませんでした。

高校が男女共学か女子高かによって
思い浮かべる印象は違っているのだと
昨日話をしていて思いました。

高校卒業式に母の姿はありませんでした。
父が代わりに出席していましたが、
わたしは複雑な想いで
卒業証書をいただき、
バッハのマニフィカントを合唱した卒業式。
亡き母に「わたしは強く生きるから」
と誓った通り、
わたしは生き抜いてきたなあと
今、思います。





05 埠頭を渡る風

「埠頭を渡る風」は通算12枚目のシングルで1978年10月5日に発売され、
11月5日発売の6枚目にオリジナルアルバム
「流線形‘80」に収録されています。

大学生に入学した年の夏、わたしは日吉教習所に通っていました。
大学の生協と提携していたので10万円くらいで取れるはずでした。
ところが第三段階の縦列駐車でつまづき、
時間ばかりかかりました。
免許を取れた時は、本当に嬉しかったです。

成人式に振袖はいらないから、
代わりに車を買ってと父におねだりしましたが、却下。
女の子が自分の車を持つことは稀な時代だったのです。
仕方なく男の子に乗せてもらい、
運転されてと頼みました。
当時は男子はバイトをしてでも、車を買うことが必須。
女子は車で選んでいたものです。

昨今、車は必需品ではなくなり、
免許保有は男子でも二人にひとりの割合だそうで、
自動車は売れなくなるはずだと思います。

さて、「埠頭を渡る風」はドライブの定番でした。
晴海埠頭が舞台だそうですが
わたしは横浜本牧埠頭の歌だと
当時思い込んでいました。

大好きな曲です。


06 翳りゆく部屋

荒井由実時代の最後のシングルで1976年3月5日にリリースされました。

1968年 14歳のユーミンが作曲した「マホガニーの部屋」が原曲で、
1971年に元タイガースの加橋かつみさんが歌詞をつけた
「愛は突然に・・」という曲で世に出ます。
オリジナルの「マホガニーの部屋」の歌詞にはコード進行はそのままで
新たなメロディーが与えられました。
この2代目「マホガニーの部屋」の歌詞を全面的に書き換え、
解題して、新曲として発表したのが、
不滅の名曲「翳りゆく部屋」です。



この夏、8月25日にわたしは、な、なんと
横浜みなとみらい大ホールのパイプオルガン通称 Lucy で
「翳りゆく部屋」を演奏することになりました。ジャーン❗️

LUCY


一生に一度の思い出を作るべく
目下、パイプオルガン練習中です。


07 フォーカス 

モデレーターのマユミさんのリクエスト
最近の、家業のお店に帰った時、
ラジオから流れていたのを聞いて、
リクエストしてくれました。

1982年6月21日リリース『PEARL PIERCE』の4曲め。
懐かしい曲です。

当時創刊されて人気を博していた写真週刊誌の
『FOCUS』のタイトルを拝借して題材にした曲を創作したい
と思ってましたということをラジをで話ていました。
「メガネ」が出てくる歌です。


08ミラクル

モデレーターの緑さんが苗場のテーマソングをリクエスト。

『TEARS AND REASONS』は、
ユーミンの24枚目のオリジナルアルバムに収録され、
1992年11月27日に東芝EMIからリリースされました。

惑星直列のグランド・クロスがモチーフになっていて、
1992年苗場プリンスホテルのCMソングとなりました。

グランド・クロス


09 丘の上の光

モデレーターのヨシコさんのリクエスト。

1979年12月にリリースされた「悲しいほどお天気」から。

ベストアルバム『SEASONS COLOURS -春夏撰曲集-』に収録された際、ユーミン本人が「こんな曲も入れたんだ」と驚いた楽曲だそうです。

すみれ色のまま夕暮れを止めて


我が家も丘の上にあるので、夕暮れ時に空が変わっていく時
思わず口ずさみます。

自転車も出てきますね。これもキーワードかな。


10 緑の町に舞い降りて

モデレーターのタマエさんのリクエスト。

羽田・花巻間の航空便は、東北新幹線の開業により廃止の運命となり、
今は盛岡に行くには関西の飛行場からの便でいくしかないそうです。


 さて、機内では到着空港の天候をアナウンスするので、
この場合は「Hanamaki」の天候をアナウンスするはずですね。

ユーミンは「ハナマキ」という言葉はどう考えても
ロシア語のような気がしないということで、
結局はロシア語的な地名の「モリオカ」に変えたそうです。
なるほどね。

ロシアの首都が「モスクワ」であり、語尾が「a」で終わる
いわゆる「女性名詞」、カリオカ、ナホトカ、モリオカ、
確かにロシア語っぽい響きですね。

ちなみに、同じように歌詞の中で知名が変わった例として。
「海を見ていた午後」があります。
晴れた日にドルフィンから見えるの「三浦岬」、
実は観音崎・・・ということです。

歌詞レリーフ

いわて花巻空港では、新ターミナルビルがオープンした2009年より、ユーミンこと松任谷由実さんの『緑の町に舞い降りて』という曲をイメージソングとして使用させていただいております。
この曲は、松任谷さんが1975年に岩手を訪れた時の印象をモチーフに作られたと言われており、2009年3月より空港館内のBGMで流されています。〜いわて花巻空港〜


アンコール 経る時

REINCARNATION  1983年

「花紀行」に始まり、「経る時」で終わる。
これでないとわたしに気持ちが収まらないというわけで、
アンコールにリクエストしました。

2002年1月27日、
千鳥ケ淵にあったフェアーモントホテルが営業を終了しました。

ここには「ブラスリー・ドゥ・ラ・ヴェルデュール」という
テラス席のあるティールームがありました。
このティールームから見える四季を歌った「経る時」

ちょうどバブルの真っ最中、
義父のお誕生日を祝う会をわたしが企画しました。
あの頃、新聞に千鳥ケ淵の桜の咲き具合が掲載されていました。
とはいえ、人気の高いこの時期、
予約をいつにするのか悩ましいものでした。

運に任せて予約した当日桜満開の春爛漫。

ホテルの2階にあるレストランの個室の窓から見える桜は
まさに春を切り取った絵画のようでした。

息子たちは初めて食べたフォアグラに
大興奮だったことも記憶にあります。

あの家から離れて3年。
義父と義母の顔、元夫の顔さえも薄れていますが、
あの日の桜だけは、鮮やかに心に残っています。


フェアモントホテルの写真を探していたら石川様の投稿に出会いました。感謝❗️懐かしい写真です。2階のレストランの窓の前が桜です。


いかがだったでしょうか?
曲数が少ない分、皆様のお話聞けました。


4月のとことんユーミンは

4月19日(水曜日)アルバム「14番目の月」
4月26日(水曜日)リクエスト大特集

楽しみにしています。

皆様 良い春の日をお過ごしください。


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