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【速報】2024年8月Googleコアアプデ開始!今後変わることは何か
どうもこんにちは、20代怠け者こと、上本敏雅(うえもととしまさ)です。
ぼく自身は2012年から、自分のブログ・Tipstour(チップスツアー)を中心にいくつかのメディアでWebライティングとSEOを12年ほど経験しており、近年は企業向けのSEOライティングやコンサルなども行っています。
📝Googleの公式アナウンス
さて2024/08/15に、Googleより2024年8月のコアアップデートを開始した、と公式にアナウンスされました。
Today we released the August 2024 core update. It continues our work to improve the quality of our search results by showing more content that people find genuinely useful and less content that feels like it was made just to perform well on Search.https://t.co/T6Qt0JUoWt
— Google Search Central (@googlesearchc) August 15, 2024
本日、2024 年 8 月のコア アップデートをリリースしました。
これは、検索でのパフォーマンス向上のためだけに作成されたようなコンテンツを減らし、ユーザーが本当に役立つと感じるコンテンツを増やすことで、検索結果の品質を向上させる取り組みの継続です。
今回のアップデートの詳細についてはこちらのページに記載されています。(英語)
✅抑えておくべきポイント
今回のアナウンスで抑えておくべきポイントは以下の3つです。
コアアップデートの完了まで1ヶ月ほどかかる(9月中旬頃まで)
これまでのコアアップデートのフィードバックを受けて改善した
小規模系・独立系サイトでも、有益・独自性の高い内容なら評価されるようになる
🏠小規模系・独立系サイトに光明?
今回特筆すべきはやはり「小規模系・独立系サイトでも、有益・独自性の高い内容なら評価されるようになる」と公式がわざわざ触れている点です。
「コアアップデートの結果、小規模サイトが上昇した」
のと
「小規模サイトの処遇を改善するとあらかじめ表明している」
のでは、意味合いが大きく違います。
後者は明らかにGoogleが「これまでやりすぎた評価基準を直します」と宣言しているため、おそらく目に見える形で、今後数日〜数週間で順位の変動が出てくるだろうと思われます。
「これまでのコアアップデートのフィードバックを受けて改善した」という発言もある通り、過去のコアアップデートによる影響に対する反響が大きく、更には自社の検索エンジン運営自体にもネガティブな影響もあったのだと予想します。
(通常、Googleがこれまでのアップデートへのフィードバックに対応してやり方を再調整しました、ということはほとんど言わない)
過去2回のアップデートで多くのサイトが下落した
例えば以下は、自分が運営している小規模サイトの過去2年間のアクセス推移ですが、過去2回のアップデートによって、大きく順位を減らしたまま、復活の目処が立っていません。
2023年10月のコアアップデート
2024年3月のヘルプフルコンテンツアップデート
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こうした過去2回のアップデートで下落したサイトは非常に多く、上記サイトの競合サイトも同2回のアップデートのタイミングで大きく下落していることから、世間一般に非常に多くのサイトが過去のアップデートの影響を受けてアクセスが暴落していることは間違いないようです。
(ヘルプフルコンテンツアップデートによる変動はそれほど大きくないですが、サイトのジャンル的に直接被弾しないものだったのかもしれません。)
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過去1年間の変動では、明確に以下のような傾向がありました。
上昇:法人サイト、事業系サイト
下落:メディアサイト、アフィリエイトサイト、個人サイト
この「サイトの属性」が順位変動に大きな影響があり、下落側に位置しているサイトは、どのような独自性のあるコンテンツを作成しても、順位が下落し続けるという状況です。
「つまりコンテンツ<<<サイトの属性やドメイン」
という評価軸が更に強まったのが、過去1年間です。
今回のアップデートでは、この状況が少し改善されるのではないか、というのがSEO界隈の共通の認識(そして期待?)になっています。
🤔とはいえ、あまり期待するのも考えもの
ようやく来た光明のようにも思えますが、正直なところ、この変化に期待しすぎるのもよくないと思っています。
「そもそも、今までGoogleがいう理想通りの検索結果になったためしがあるか?」
…という観点で考えると…正直、なったためしが無いですよね。w
今回のアナウンスでいう「検索でのパフォーマンス向上のためだけに作成されたようなコンテンツを減らし、ユーザーが本当に役立つと感じるコンテンツを増やす」という理想も、本当にユーザー目線で実現するかどうかは、話半分に聞いておくのが良さそうに思います。
ひとまずどちらにせよ、8/15から始まったコアアップデートの成り行きを確認して、9月中旬ごろまで順位変動を地道にチェックしていくしかないと思います。
💡コアアプデ前も後も「独自性」が重要
そしてやはり、独自性は今後も重要です。
今回のアナウンスでは「小規模系・独立系サイトでも、有益・独自性の高い内容なら評価されるようになる」と表現されています。
Googleアルゴリズム自体は「独自性」は判断できるものの、「有益かどうか」をページの内容から判断することは出来ません。
あくまで有益かどうかは、被リンクやChromeなどからのユーザ行動で相対的に評価しているだけなのです。
なので、今回のコアアプデ後も、情報の独自性が重要になると思われます。
「ネットで検索すればいくらでも出てくるような情報」なのか、それとも「そのサイト・ページにしか掲載されていない独自情報」なのかを判断することはGoogleの得意技ですので、独自性のある情報は、確実にGoogleに伝わり、評価されます。
サイト運営者、コンテンツ制作者としてはやはり今後も「独自性があるコンテンツを作る」という点に尽きるんじゃないでしょうか。
このコアアプデで変わることとしては、独自性を高めて、それが検索上位に上がりやすくなり、そこでユーザ行動なども良いデータが出てくれば、サイト全体の検索順位も改善される、という流れではないかと思います。
これまで「独自性<<<<ドメイン」だった評価軸が「独自性<<ドメイン」ぐらいの評価軸になることを期待したいですね!
当noteでも、コアアプデ完了後に順位等がどうなったかは、ご報告していきたいと思います。
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