夏なので「池袋の怪談と都市伝説」

心霊やUFOは大好きです。
子供の頃、夏になるとテレビで放送される「あなたの知らない世界」「3時のあなた」「3時にあいましょう」の心霊特集や「水曜スペシャル」は欠かさずみていました。
雑誌の「ムー」も眉唾しつつエンタメとして嗜む性質です。

この記事を書いてる途中に思い出しましたが、小学校の図書室に何故か「妖怪図鑑」が置いてありました。
その中に描かれていた「さかさ男」が夢に出る程怖かったです。
※検索一発でヒットしました！これぞ集合知。

以前にも書きましたが、池袋の怖い話として話題となる「四面塔」には畏敬の念がありますし、池袋の事件、事故ですぐにアレコレ結び付けるのはちょっと・・・という考えです。

Youtubeの怪談を扱っているチャンネルで「池袋」を取り上げる方がおりますが「伝説」をごっちゃにして創作されているように感じます。
正直話が雑です（笑）

稲川淳二さんがお話されてましたが「怪談」は人から聞いた体験談等、断片的なモノを統合して創作するそうです。
実話で特定される部分は創作でぼかすと。
稲川さんのように丁寧に話を作って欲しいものです。

そんな怪談や都市伝説は「エンタメ」と割り切り、それに目くじらを立てるつもりはありませんが正直「う～ん・・・」と思うところもあります。
こうやって新たな伝聞が広がって行くのかと（笑）

最近見たものだと「サンシャイン地下に実は巨大な発電施設が！」というのがありました。
それって「池袋地域冷暖房株式会社」のことでは・・・？
かなり誇張して話を作っている印象です。

そんな池袋の史実や伝説について「ネタにされた、されそうな」事柄について簡単にとまとめたいと思います。

◆四面塔
現在の池袋駅あたり、享保年間辻斬りがあった。
とにかくこの「昔に辻斬り」があって・・・という話が多いですね。
調べると色々な話が時代ごとに出てきます。
参考までに以前の記事をご参照ください。

◆巣鴨プリズン（サンシャインシティ）
戦後戦犯が処刑された。現在の「東池袋中央公園」が刑場跡。
これも四面塔に並んで使われる話です。
後述の「首切り浅右衛門」の話しと「刑場」が混ざってることがあります。
それと「板橋の刑場」が混ざってるのでしょうか？

スパイ・ゾルゲも処刑されていたのは知りませんでした。戦後ではなく戦中。
https://www.nippon.com/ja/guide-to-japan/gu007004/

◆祥雲寺「首切り浅右衛門」の墓
そもそも祥雲寺は「白山」にあり池袋に移転してきたのは大正時代だそうです。四面塔の辻斬りとごっちゃにされているように思えます。

浅右衛門については下記の記事に詳しいのでご一読を
https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/118430/

祥雲寺の歴史
https://shounji.com/history/

◆池袋の女
江戸時代池袋の女を雇うと怪奇現象が起きる。
あまり怪談としては使われていないようです。
中学の授業で先生の余談として聞いたのが最初でした。
クラスの女子が微妙な顔をしていたことを思い出します。

https://ja.wikipedia.org/wiki/池袋の女

◆お茶あがれ地蔵
怖いというよりちょっと悲しいお話。
「移動しようとすると・・・」が、四面塔の話しに似てますね。

https://toshima-shakyo.or.jp/pdf/csw/csw_03_202104.pdf

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巣鴨プリズン刑場跡と言われる「平和の碑」ですが、建てられたばかりの頃に行ったことがあります。
正直、ぽつんと建っているだけで不気味さは感じますが、それほど怖さを感じませんでした。
当時から「刑場跡」という話は有名でしたが、実際に何かを見たという声は私の周辺では聞こえて来ませんでした。
私自身「豊島区総合体育場」に野球やテニスをしに行くために年中前を通っていましたが何かを見たこともありません。
暗くなったナイター帰りでも・・・

現在の方が鬱蒼とした樹木が雰囲気を醸し出していますね。
当時植樹されたばかりで木も育ってないし、本当に何にもなくて現代的なコンクリの広場に碑が・・・という感じでした。

どちらかと言えばオープンしたての「サンシャインシティ文化会館」に現代的な（SF的な）不気味さを感じていました。
ウルトラセブン第43話「第四惑星の悪夢」のようなと言えば伝わる方もいらっしゃるでしょうか！？

池袋駅から見るとサンシャインシティ文化会館は最深部にあたります。
その所為かテナントが入っていないような状態が続いていて「がら～ん」とした空間が広がっていました。
友人たちと「あそこら辺は行きたくないよな～」と良く話したものです。
地下のゲーセン「ゴリラ（現トイザらス）」辺りはオープン当初から賑わっていた方ですが、やはり不気味さがありました。

その後「ナンジャタウン」が出来て訪れる人が増えてもあまり印象は変わりません。まぁ気分的なものとか先入観・・・かな？

そして一番話がありそうな「雑司ヶ谷霊園」
そもそも場所が怖いのであまり近づかなかったし、生活圏から離れていた所為か怖い話は聞こえて来ませんでした。
肝試しに行ったなんて話が聞こえたくらいです。
雑司ヶ谷の小学校、中学校に通った人達には何か伝説あるんだろうなぁ。
是非聞いてみたいです。

サンシャインの話が中心になってしまいましたが、当時を思い出してみると・・・
そんな噂を吹っ飛ばす、全国の少年少女を震撼させた「最怖の都市伝説」がありました～！

そう「口裂け女」です。
よっぽどそっちの方が怖かったなぁ。というか本気で怖かった・・・
これ全国区の都市伝説なんですよね。
池袋に伝播したのは「1979年の5月～6月頃」だったと思います。
どのように全国に広まっていったのかどこかで記事を読んだ覚えが・・・
思い出したらまた書きたいと思います。