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池袋のスーパーマーケット・キンカ堂
池袋で「キンカ堂」というと東口駅前にあった布地や毛糸等を扱う手芸の「キンカ堂」をイメージする方が多いかもしれません。
小中学校の家庭科の授業で使う布地などを買いに行ったものです。
残念ながら2010年頃に倒産してしまい今は存在しません。
昨今のコスプレ・ブームまでもうちょっと頑張れば違っていたかもしれませんね。
参考までにwikiのリンクを貼っておきます
1970年代、西口が生活圏の私としては「キンカ堂」と言えば「スーパーマーケットのキンカ堂」です。
光文社ビル(現・ライフ池袋三丁目店)のバス通りを挟んだ南側路地を入ったところにありました。
マンションの1階と2階が店舗で1970年12月に開店したそうです。
閉店時期は覚えていません。
池袋西口地域のスーパーマーケットとしては最古級だったのではないでしょうか。
数年後にハタスポーツプラザ横に「マルエツ」が開店した記憶があります。
※いわゆる市場的なものとしては霜田橋、坂下商店街に存在していましたが現代に通じる形態としては初?
※子供の記憶なので間違ってるかも・・・情報求む
キンカ堂は現在のスーパーマーケットと同様の形態で、1階が食品売場、2階は衣料品、雑貨売場でした。
周辺では個人商店の古書店、雑貨家具、小鳥屋、金魚屋、クリーニング店等が集まっており、ちょっとした商店エリアを形成していました。
(現在のファミマ、まいばす辺り)
光文社の東側横断歩道前には牛乳店がありました。
スーパーですからテレビCMで流れる新商品は真っ先に入荷します。
特にお菓子類は早かったですね。
お小遣い握りしめてキンカ堂へGOでした。
キンカ堂で初体験したものとしては・・・
チェルシー、チョコべ~、小枝、カップヌードル、紙パック牛乳、三連プリン・ゼリー等など
牛乳はまだまだビンが主流。テトラパックはありましたが1リットルの紙パック、銭湯でお馴染みコーヒー牛乳も紙パックの存在を知ったのはキンカ堂でした。
「プラの買い物カゴ」に商品入れてレジで一括支払いというのも初体験だったと思います。
まだまだ店先で「く~ださ~いなっ!」と叫ぶ時代でした(笑)
当時はレジ袋はなく紙袋のみでした。
野菜入れると袋がしなしなになったり、濡れたものを底に入れると底が抜けて大変なことになるんですよね・・・
余談ですが1980年代までコンビニでも紙袋はレジ袋と併用だったと思います。
夏にはちょっとした避暑地でしたね。
当時、冷房がガンガンに効いてるのはデパート以外にキンカ堂くらいだったでしょう。
というか個人商店で冷房入ってた記憶がない・・・
しかしキンカ堂、wikiで確認するまでここまで手広くやっていたとは知りませんでした。
池袋ローカルだと思い込んでいました。
池袋の発祥のお店だったので本当に残念です。