泣かずにJUJUが歌いたい
秋めいてきて、リップクリームを塗りなおす回数が増えた。
こんな時期になると
無性にJUJUの曲が聞きたくなる。
選ぶ曲は「やさしさで溢れるように」。
これを聞くと間違いなく泣く。なんで泣くのかは分からないけれど、この曲を聴くと涙が出てしまう。
そのうちに歌いたくなる。
JUJUの声に合わせ、JUJU気分で口ずさんでみる。これまた、間違いなく泣く。頬に涙を伝わせながら口ずさんでいるうちに「最後まで泣かずに歌ってみたいなぁ・・」と思う。
~あなたを包むすべてが
やさしさで溢れるように~
あの歌詞あたりで、今ここにないものが思い浮かび上がってくるのはなぜなんだろう。
この曲を聴くと、今はここにない大切だった人や時間が愛しくて仕方がなくなるのはどうしてかな。
もう二度とその時間や感触に触れることが出来ないのに、関わったすべてが今でも優しさに包まれていて欲しいと願ってしまうのはなぜ。
最後の最後の歌詞までが私を捉えて離さない。
そんなことばの強さを感じて止まないのは、全て私のエゴだよね。
エゴついでに…
いつか歌い切りたい。
いつか泣かずに最後まで。
JUJUの曲を歌いたい。
唇が乾燥する秋になると思うこと、でした。