<リーダーの条件を備えた男の話>
今回五輪に出場しているアスリートで
これは良い!と思ったメッセージを残した選手をシェアします。
その選手とは
トンガの代表のテコンドー男子のピタ・タウファトフア選手。37歳。
開会式では旗手としてマスク姿で上半身裸の民族衣装を身にまとい行進した。
彼は3期連続の五輪出場しているのです。
初出場は2016年リオデジャネイロ五輪。
18年平昌五輪では雪のない常夏のトンガにあってローラースキーで猛練習し、ノルディックスキー距離に転向して臨んだ。
そう挑戦の人なのです。
新型コロナウイルスの影響で大半の会場が無観客となった今大会。
中継を観る人々へのコメントを問われると、
「日没の後には、必ず日の出がやってくる。
私たちは今、夕日の中にいるが、
再び太陽が昇ることを保証しよう」
と答えたという。
たったこれだけのメッセージにも関わらず
安心させる言葉。
聞き手の感情に訴えている。
思うに
リーダーは
安心させるメッセージを伝えることが大事なのではなかろうか。
彼のメッセージは
希望さえ抱かせ安心させる
ゴールドメダル級のメッセージ
と思う。
五輪開催は賛否両論あるものの
日出ずる国である日本という国で
「日没の後には、必ず日の出がやってくる。
私たちは今、夕日の中にいるが、
再び太陽が昇ることを保証しよう」
と
この言葉に接することが出来たことは
五輪開催の意義はあったのではないか。
彼のメッセージはとても貴重。
少なくとも僕にとっては。
写真:読売新聞yori