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風景と風景写真について考える vol.2
第2回となる今回は、風景という概念の前に「自然」についてどのように関わってきたのかについて考えてみたいと思います。あくまでも僕なりの考察なので、意訳的なものだという前提でお付き合いください。でも、ここは風景を撮る上で、すごく大切なところだと思います。
自然との関わり方
風景という概念を考える前提として、まずは我々日本人が自然のことをどう捉えてきたのか、ということを知る必要があります。自然への関わり方はその国の成り立ちや文化的な変遷とも関係することもあり、結果的に表現の違いへと繋がっていきます。では、西欧はどうだったのか。そのあたりから紐解いていくと、ぼんやりと語られることの多い「日本的美意識」の真意が見えてくるように思います。
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