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動画アップで人生変わったギタリストが解説する『最速で演奏動画をアップする方法』
今日は皆様に『最速でSNSに演奏動画を撮ってアップする方法』をお伝えします。この記事を読んでくださっている皆様の中には、いつか自分も演奏動画をアップしてみたい…と感じている方も多いと思います。
それほどまでに、近年では演奏動画を撮ってアップするという行為が、音楽活動の一つとして認知されて来ています。
今回は一つのツイートを元にさらに具体的な手順と方法をご説明します。
【最速で演奏動画を上げる方法】
— ソエジマトシキ/Neo-Soulギター攻略note (@toshiki_soejima) January 7, 2020
①企画物に乗っかる
②カメラとマイクはスマホで良い
③アンプの前にスマホ置くと音良い
④画質はインカメでも十分
⑤撮り直し上限10回とか数決めておく
⑥DAWで音声別撮りは慣れてきてから
⑦誰も見てないという気持ちでアップ!
機材とメンタルの要因を取り除く
僕自身、演奏動画の投稿で人生が変わった者の一人です。この素晴らしい世界を知ってもらう為に、全力でノウハウをお届けしますので是非最後まで読んでみてください!
【本分を読む前の前提】この記事は、演奏動画アップにあたってのメンタルブロックや面倒くささを取っ払い、とにかくアップする事自体にフォーカスした内容です。あくまで最初の一歩を踏み出す為のお話になります。専門的な映像ノウハウについては一切触れませんのでご理解ください。
┃ 演奏動画がアップ出来ない3つの理由
なぜこんなにも腰が重いのでしょうか。演奏動画をアップするにあたっての腰の重さは世界有数ですよね。
・もっと色んな人に見て欲しい
・アップしたら何かが変わる気がする
・みんなやってるから自分もやりたい
そんな気持ちはあるのに、何故アップ出来ないんでしょうか。問題を解決する為に、まずはとことん向き合いたいと思います。
僕が思うに、演奏動画をアップ出来ない理由は大きく分けて3つあります。
①メンタルの壁
1番の理由はここかと思われます。人間は最終的に感情で意思決定すると言われるくらいなので、メンタルの問題は重大です。
すごくデリケートな問題なので、この記事で全て解決出来るかは分かりませんが、僕なりの考えを書いていこうと思います。
どんな人にも当てはまる、魔法の言葉(!)があります。僕も常に自分に言い聞かせているので、心して聞いてください。
演奏動画アップへのメンタルブロックに悩む全ての人に贈る言葉、、、それは
『誰もあなたの事には興味ない』です。
あなたがアップした演奏がたとえ下手でも、耳障りでも、逆にめちゃくちゃ上手くても、誰もあなたの事に興味はありません。
どうせ誰にも見られないから、まずアップしちゃおう。
というと、流石に極論かつ無責任と思われるかもしれませんが、大切な考え方だと思います。
多くの場合、演奏動画をアップする前の悩みは杞憂です。叩かれるかもしれない、胡散臭い奴に思われるかもしれない、誰も見てくれないかもしれない。気にする事はありません。
この考えがどうしても受け入れられない方は、もうこれ以上この記事を読んでも、貴重なお時間を無駄にしてしまうだけかと思いますので、今すぐブラウザバックしちゃってください。色んな価値観があると思います。
何となく言いたい事は分かった。
そんな人は今の言葉を胸に刻んだ上で、他の2つの要因も見てみましょう。
②機材の壁
第二位はこちらでしょうか。先ほど紹介したメンタルの壁が高い人は、比例してこちらの機材の壁も高くなる傾向にあると思います。
しっかり準備して物事に臨みたいタイプの方もまた然りです。
撮影機材といっても多岐に渡ります。一眼レフやミラーレスのカメラ。レンズ。三脚。照明。動画編集ソフトにPC。録音用のDAW機材。なんなら撮影用の部屋。
挙げるとキリがない上に、まだ演奏動画をアップしてないという状況ではどんな物が必要か分からないのが根深い問題です。
機材の壁を突破する為に意識するべき事はたった一つです。それは、最初は今持ってるスマホで十分という事。
撮影用に貯金して最新のiPhoneを買う必要もありません、3年前に買ったAndroidとかでも十分だと思います。
それくらい序盤においては、とにかくアップするという事が重要なんです。まずは今持ってるスマホで撮ってみましょう。
③音楽の壁
最後に紹介するのは、肝心の中身についてです。ただ、演奏動画アップにおいて重要なのはメンタルと機材の壁なので、被る内容もあるかもしれません。
何を弾けばいいんだ…という悩みも、元はと言えばメンタルの壁『叩かれるかもしれない…』という悩みから端を発しています。
という事は、①メンタルの壁と解決策は同じです。再度繰り返します。
何でも良い。
です。本当に何でも良いと思います。
ここで昨今SNSでよく見かける演奏動画をいくつかのタイプに分けて紹介します。ご自身に合うスタイルを見つけて参考にしてみてください。
・ルーティン系
1番真似しやいすのはここでしょうか。日々の練習やリハーサル風景などを切り取ってアップするというスタイルです。
元祖はドラマー神田リョウさんの #一日一グルーヴ シリーズ。
【No.1852】#一日一グルーヴ5
— 神田リョウ / #レンタルドラムたたく人 (@tatakiyagroove) January 27, 2020
ソエジマトシキBirthdayライブのひとこま☺︎♪
Gt ソエジマトシキ @toshiki_soejima
Vo KOTETSU @kotetsu_music
Pf 歌野吉孝 @UtanoD
Ba 岩永真奈 @ma_na_rinko
Dr 神田リョウ @tatakiyagroove pic.twitter.com/pZbvzUhQfk
神田リョウさんの様な素晴らしいドラマーなら、このように日常の1コマを切り取っても十分過ぎるコンテンツになりますね!
一方で、まだ演奏に自信がない方の場合も、練習風景をさらけ出す事で発展途上の成長型コンテンツとして発信する事が出来ます。
どなたにもオススメな方法です。
・課題解決系
ギター講師で生徒さんを募集している。今後レッスンの開業を視野に入れている。という方におすすめの形です。
ちなみに、僕ソエジマもこれに当てはまります。
【Bmで使えるNeo-Soulフレーズ】#超実践的フレーズ集
— ソエジマトシキ/Neo-Soulギター攻略note (@toshiki_soejima) November 1, 2018
今回のは難易度高いよー!
ダブルストップがふんだんに入ったフレーズです。
ポイントはこちら👇
・最初の3音はブリッジミュート
・パターンにして何度でも使える
・動画後半スローあります
是非挑戦してみてください♪#addictone pic.twitter.com/Lxcz0NQRcE
ギターの上達に悩む方に向けた、How Toや考えを動画にして発信します。喋りでの解説が出来ない人でも、解説はテキストで付ければ良いのでYouTubeよりハードルが低くてオススメです。
僕もYouTubeを始める前までは、演奏動画+140文字解説で課題解決系の動画をTwitterにアップしていました。
・弾いてみた系
プレイに自信がある方や、大好きな曲がある方におすすめの方法です。伸びている動画の多くは映像・音ともにハイクオリティで、拘る部分が多い分野とも言えます。
10年以上の歴史のあるジャンルでもあるので人口も多く、ひょっとしたら今から目立つのは大変かも?ただ、楽曲を演奏するというスタイルがしっくり来る方にはとてもおすすめです。
・機材レビュー系
YouTubeでは盛んなジャンルですが、SNS系ではあまり見ないこの形。エフェクターやアンプ、ギターなどの音色をメインとしたスタイルです。
良い点としては、あまり弾き手のキャラクターに依存しないので参入しやすい事。悪い点としては機材を揃えるのが大変な事でしょうか。
いずれにしても、全ての方が持っている「マイギター」という機材があるので、ギターの音色解説やレビューというところから取り組むと良いかもしれませんね。
一定のニーズもあり、見てもらいやすいジャンルと言えます。
【海外ギタリストのインスタを見てみよう】海外ではTwitterよりインスタグラムへの動画投稿が盛んです。今話題のNeo-Soulギターも、そういったシーンで形作られたプレイスタイルと言えます。インスタグラムの動画は1分という長さ制限があるので、簡潔にまとまった動画が多いです。さらに、iPhoneなどで簡易的な撮影をしているプレイヤーが多く、機材の壁を乗り越える勇気も与えてくれます! 「#pickupjazz」というハッシュタグで様々な演奏動画が見れるのでとてもおすすめです。
┃最速アップの為の撮影方法
それではいよいよ本題に入ります。実際にどうやって撮るの?というお話ですが、僕が思うおすすめの方法を紹介しますね。
①スマホ+三脚でインカメ撮影
スムーズな動画撮影の為に三脚は必須です。壁や本などに立てかけるというのも良いですが、途中でスマホが倒れたりしてストレスに繋がります。
三脚はManfrottoがおすすめです。安定感がハンパないです。大切なスマホですから、ここはケチらずAmazonでポチりましょう!
スマホを挟むパーツ
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次にインカメで撮る理由ですが、こちらはモニターのし易さという理由からです。今どのような画で撮影が出来ているかを、リアルタイムに確認出来た方がスムーズに撮影が出来るので、ストレスが格段に減ります。
インカメと普通のカメラでは、画質に違いが生じますが誤差の範囲だと思います。どうしても気になる方は、面倒ですが自分で撮影したものを確認するしかありません。お友達や奥様に手伝ってもらうのも良いですね。
②スマホの真後ろにアンプを置く
どのように録音するかも多くの方が頭を悩ませるポイントです。理想はDAWでばっちり録音して、音声と別撮りという方法ですが、僕もDAWは使用していません。
録音方法はシンプルに、「スマホの近くにアンプを置く」です。
Neo-Soul界でその名を馳せるMelanie Fayeもこの方法で撮影をしていると、ギターマガジン2019年10月号のインタビューで答えています。めっちゃ音いいですよね…。録音方法に悩める皆様、Melanie Faye戦法でいきましょう!僕もそうしています!
③撮る内容を決める
いよいよ撮影です。その前に、どんな内容を撮影するか決めましたか?
恐らくなんですが、撮る内容を定めずにRECボタンを押すと100回くらいリテイクする事になります。
上記で解説した演奏動画のパターンの中から1つ選んで、どのようなプレイを撮影するかイメージしてみましょう。ゴールを設定しておく事は大切です。
④リテイクの上限を決める
100回くらい撮り直すと非常に疲れますし、プレイの質もどんどん下がっていきます。そのような事態を防ぐ為に、あらかじめリテイクの上限を決めておきましょう。
ここで思い出したいのが「自分のことなんて誰も興味ない」ですね。ミスがバレても、下手と思われようが、最初のうちは良いんです。
おすすめはリテイクの上限を5回に定めて、その中で適度な緊張感を楽しみながら撮影することです。練習もしっかり行いましょう。
⑤軽く編集してアップ!
動画編集ソフト持ってないです…。そんな方も安心してください。最近では各環境で無料で使える編集アプリがあります。
というか、編集は最初と最後の部分を少しカットするくらいで良いと思います。ですので、スマホのカメラロール内で行える場合がほとんどです。
いくつかの動画をつなぎ合わせて作りたい場合は、iPhoneなら無料でiMovieが使えるはずです。アンドロイドは詳しくないのでわかりませんが、WindowsのPCがある方は「フォト」というアプリで簡易的な動画編集が出来ますよ!
とはいえ、動画編集も手間とストレスがかかる部分なので、慣れないうちは拘り過ぎない事を強くおすすめします。
┃演奏動画で人生変わった
現在僕はTwitterのフォロワー5000人、YouTubeチャンネル登録者数1万人ですが、これらもひとえに地道な動画投稿の賜物だと思っています。一本の動画を上げなければ、何も始まっていませんでした。まだまだ知名度は低いので、これからもコツコツと動画投稿を続けます。
動画投稿をするまでは、本当にどこにでもいるような、箸にも棒にもかからない没個性のプロ志望ギタリストでした。いつか自分も先輩達のように憧れの舞台でプレイするんだ!と思ってただ黙々と練習する日々。しかし待つだけでお仕事がいただけるほど甘くはありませんでした。結局のところ、自分からアクションを起こさない限り、何も起きません。
これってプロを目指している方にはもちろん、趣味で楽しみたいアマチュアの方にも広く当てはまると思うんですよね。一緒にセッションをする仲間を見つける為にしても、マンネリ化した音楽活動を面白くする為にしても、自分からアクションを起こさなければ何も変わりません。
動画投稿は現代において、みなに平等に与えられた自己表現の場だと思っています。やるかやらないかは、全てあなた次第!
┃何故演奏動画を上げるのか
「人生変わった」なんて大げさな表現になってしまいましたが、これはあくまで僕のケースにすぎません。皆様のゴールは別のもので良いと思います。
動画投稿によって人生を変える必要なんてないです。もっと身近で、小さなゴールで良いと思うんです。
例えば、友達に見てもらうとか。
例えば、自分の練習記録にするとか。
例えば、一緒にセッションできる人を探すとか。
最初の方で「誰もあなたの動画は見ない」というような事を書きましたが、実は違います。というのも、誰か一人は見ていて、その人が案外連絡をくれたり、次会った時に「動画見てるよー!」と言ってくれたりするんですよね。それで十分幸せな事だと思います。
まずは小さく、楽しく、動画投稿を始めてみましょう!このnoteが皆様のお役に立てば幸いです。
┃作者プロフィール
ソエジマトシキ
ギタリスト+音楽教室経営
出身地:佐賀県
生年月日:1992年1月1日
ライフベンドミュージックスクール代表
ジャム研部長
ソエジマサロン主宰
セッションに行きたい、音楽でメシを食いたい人たちの味方。音楽で食えな過ぎて2016年 スクール立ち上げ→2018年生徒数250名突破。音楽がもっと楽しくなる情報を発信しています♪
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