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3年以上にわたる不妊治療にかかった費用

42歳新米パパ準備中

前回の記事にも書きましたが3年以上にわたる不妊治療の末、ようやく妻が第一子の妊娠に至ることができました。出産と育児について日々勉強しつつ、出産まではまだ時間があるので無事に産まれてくるよう細心の注意を払い生活しています。自治体によるかもしれませんが、今は父子手帳というものを渡されます。妊娠中から出産後の子育てまでの間に必要な知識、心構え、妻の支え方、等々、基本的な内容が網羅的に記載されている冊子です。

例えばつわりの時の対応、赤ちゃんの成長と妻の体の変化、妊婦体操の方法、やった方がいい家事、準備するベビー用品、出産時のサポート、子育ての方法と知識、等が記載されています。私はつわりの時は(つわり以前からその傾向はありましたが)料理はもちろん、家事全般をほとんど一人で行っていました。米を炊く時の匂いが特にダメなようだったので、少しでも苦しい思いをしないように料理の時間も気を配りました。

ネットやnoteなどで調べれば出産育児についてのもっと詳しい知識を得ることができると思いますが、まずは父子手帳の内容を押さえておきしっかり実践することが大事だと思います。

お腹の中の子の性別当てゲームをしました。白ワインだったら男の子、赤ワインだったら女の子。

不妊治療で病院に支払った金額

さて、3年に渡る不妊治療で病院に支払った金額ですが、¥1191748でした。これは体外受精を開始した時点からの計算なので、人工授精を含む一般不妊治療で支払った金額を含めるとさらに高くなります(初期の頃の領収書を破棄してしまいました)。また、2022年4月より不妊治療が保険適用になりましたが、私たちはそれ以前から治療していた為、保険適用前後の両方の金額の合算となります。そして各自治体から不妊治療費補助金というものを受け取ることができます。私たちは合計¥579621受け取ることができました。よって差し引き¥612127の出費となってしまいました…私たちの場合はICSI(顕微受精)を何度も行ったのでそれで費用が高くなりました。貯金する習慣のない妻を説得し、半ば強制的に結婚生活当初から2人の収入からの貯金をしましたが、それがなければ治療は続けられなかったと思います。

不妊治療と仕事の両立は可能か?

以下は女性側の不妊治療についてのみの記載です。自己注射やタイミング法などの一般不妊治療を行っているうちは負担があるとは言えなんとか両立は可能だと思います。しかし、体外受精になると全身麻酔もしくは静脈麻酔を打った上で行う採卵手術があります。この場合、生理周期を調整した上で卵子の成熟を待ち、卵子の大きさを頻繁に確認しながら様子を見、指定の日時に通院し手術を受ける必要があるので頻繁に通院する必要があるし、いつ休まなければならないか直前までわかりません。職場の理解があるか、職場に治療を受けてる事を言えるかにもよりますが、突発的に休みを取るのは難しい人もいるでしょう。因みに手術後は車の運転は不可なので送り迎えは必須です。

不妊治療が原因の全てではありませんが、私の妻は結局正社員としての仕事は辞める事になりました。職場環境が悪かったのと、仕事のストレスをなくして治療が少しでも良い方向に進めば良いと判断しての事です。一連の治療を受けてみて思うのは、正社員として残業をこなしつつバリバリ働きながら体外受精を受け妊娠に至るのは難しいのではないか、と言う事です。もちろん出来る人も沢山いるのでしょうが、仕事のストレス自体が悪影響ですし、様々な事情により治療を受けている事を職場に言い難い場合もあるでしょう。かと言って仕事を辞めたからと言って確実に妊娠できるとは限らないのが更に悩ましいです。

仕事を続けてくれてれば家計的に非常に助かる(我が家では家計管理は私が行っています)、と言うか元々その前提で一条工務店の家を建てたので、正直経済的には大きなダメージです。

両立の為に必要な事

今でも育児に伴う時短勤務と言うのがあるように、不妊治療に対応した勤務、と言うのがあれば良いなと思います。それには社会全体で不妊治療の現実に対する理解が進む事が必要です。中小企業限定ですが不妊治療両立支援等助成金という制度がありますが、前述したように不妊治療を受けている事はなかなか人に言いにくい為、この制度が真に有効に活用されているか、たくさんの人の意見を聞いてみたいです。

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