【烙印サンドラ】高い継戦力でしぶとく闘う【事故率ダウン】
おはようございます。
あまざけです。
「遊戯王マスターデュエル」の話。
今回は【サンダードラゴン】というデッキテーマの型のひとつを紹介します。
実装後、その出張性能の高さから猛烈な勢いで環境上位に躍り出た【烙印】。
【サンダードラゴン】と【烙印】は好相性とのことなので、筆者あまざけも組んでみました。
■この記事の見どころ
【サンダードラゴン】と相性のいい【烙印】を組み合わせた構築の紹介
【烙印サンドラ】デッキの強みと弱みの把握
展開ルートの紹介
カオス型との違い
「サーチ封じ」という個性、大型融合モンスターを繰り返し召喚できる継戦力の高さといった特長を持つ【サンダードラゴン】というミッドレンジテーマをメインに据えたデッキ構築のススメ。
この記事では、
『【烙印】により事故率ダウン&制圧力アップの【サンドラ】デッキ』の紹介をしています。
■今回の型の特徴は「事故率軽減」
今回は紹介する型は、実際に筆者が使っているデッキです。
当デッキで参戦した2022年12月のランクマッチ(season12)の結果はダイヤ5でした・・・。
・デッキ構築の基本
構築については、他のデュエリストのデッキを見ても基本はだいたい同じ。
<孤高除獣>スタート
<烙印融合>スタート
展開可能なサンドラモンスター2枚の組み合わせ
初動はこれらが基本。
違いといえば、
初動札の種類
初動札の採用枚数
<闇の誘惑>を採用しているか
<ディメンション・アトラクター>を採用しているか
汎用妨害札を減らして40枚 or 積んで45枚程度
EXデッキの自由枠
こんなところ。
いろんなパターンを試してみましたが『この構築が一番強い!』というものはなく、「どこに重点を置くか」という違いだけで一長一短でした。
この辺はその時々の環境、各々の志向や性格に合わせて組むべきかなと思います。
・あまざけの選択
筆者あまざけもいろいろ試した結果、
『<ディメンション・アトラクター>採用型』に落ち着きました。
デッキレシピはこちら↓
ギミックに必要なパーツ以外に関しては、<アトラクター・増G・うらら・墓穴>のみ採用とするスリム型にしてもいいかも知れません。
「あったら便利だし使う機会も多い」という理由だけで<羽箒・サンボル・抹殺・泡影>を入れています。
ちなみに<抹殺の指名者>は変則的ですが初動札の1枚になります。
<抹殺>で除外→<雷鳥龍>で蘇生→<超雷龍>召喚、といった感じ。
ちなみに、最近よく見る<ダイノルフィア・レクスターム>の対策として<禁じられた一滴>を入れても良いかもです。
もしくは壊獣ですべてを解決するか、ですね。
■強み
・高い継戦力
「サーチ封じ」という強力な個性を持ちながらリンク1の如く超簡単に召喚でき、除去されてもテーマ内で回収可能な<超雷龍>という制限されて当然のインチキカード。
リソースを回収しながら無限ループで召喚し、相手の盤面を荒らせる<雷神龍>というパワーカード。
最大の強みは、上記2枚のカードを使い続けられる”【サンダードラゴン】の継戦力の高さ”です。
墓地や除外ゾーンのカードをデッキ・手札・フィールドに戻す手段が豊富なので、一度展開が回ってしまえば盤面を更地にされても復活できます。
墓地や除外ゾーンからリソースを回収できるカードは以下の通り。
<雷龍融合>
<雷獣龍>
<雷鳥龍>
<カオスクリエイター>
<雷龍融合>が墓地に落ちてさえいれば、<雷獣龍>効果との無限ループで永遠に融合召喚できます!
このようにリソースが尽きることなく展開を回せるので、相手が先に息切れします。
・烙印展開そのものがサンドラの初動
<烙印融合>から続く連続融合の流れそのものが【サンドラ】ギミックの起点になるので、初動札が増え事故率を低減できるというシナジー。
詳しい展開ルートは後述しますが、
素材となる<雷電龍>をデッキから墓地へ落とし<ルベリオン>召喚
<アルビオン>を経由し、墓地の<雷電龍>を除外し<ドラゴスタペリア>召喚
除外された<雷電龍>の効果を使い、<雷鳥龍>経由で<超雷龍>を召喚。
という流れ。
すべての動作に意味のある無駄のない流れ。
ふつくしい・・・。
<超雷龍>の「サーチ封じ」が1ターン目から確実に構えられ、同時に<ドラゴスタぺリア>を召喚できるのでターン1回のモンスター効果無効付き。
・ふたつの展開ルートを駆使できる
【烙印】展開を止められたら【サンダードラゴン】展開が通る。
【サンダードラゴン】展開を止められたら【烙印】展開が通る。
という2種類の盤面を持つデッキなので完全無防備で展開が止まるという場面は少ないです。
ちなみに<ミラジェイド>の召喚優先度は低め。
融合召喚の流れにサンドラが絡まないので。
<ミラジェイド>は「選んで除外」という強力な除去効果を使いたい場合に限り召喚するといった感じ。
対象に取られないモンスター、破壊耐性のあるモンスターを除去できます。
そして墓地サンボルも強いので、いると安心な存在。
・除外が怖くない
除外されて効果を発揮するテーマなので、<ディメンション・アトラクター>や<マクロコスモス>といった強制的に除外させる効果がこのデッキには効きません。比較的。
数が減ったとはいえ強力なパワーを持つ【ふわんだりぃず】や【エルドリッチ】に対して強く出れます。
そしてこちらもこれらカードを採用し、<超雷龍>のサーチ封じも合わせれば多くのデッキは機能停止になります。
・ソリティアが短い
地味に良ポイント。
さすがに<ニビル>は被弾してしまいますが、他の展開系デッキと比べると動きは少ないです。
■弱み
・展開がスマート過ぎて墓地リソースが溜まらない
<烙印融合>を初動として動いた場合だと、墓地に<雷鳥龍>、除外に<雷電龍>しかありません。
<超雷龍>の破壊耐性は1回しか使えず、<雷龍融合>で<雷神龍>を召喚するためにはサンドラモンスターが不足。
たとえ<雷神龍>を召喚できても墓地にはサンドラカードが無い・・・なんてこともあり得ます。
・手札事故
「回れば強いけど、回らないことが多いから負ける」という【サンドラ】というテーマ。
【烙印】ギミックにより軽減されたとはいえ、やはり手札事故はあります。
<烙印開幕>や<デスピアの導化アルベル>など初動札を多く入れると展開を上振れさせるカードを引き込む確率が下がり、サンドラデッキ本来の強みを活かせなかったりするので悩みどころ。
・構えられる妨害数が少ない
妨害の数だけでいうと、他のデッキと比べると少ないです。
最低限用意できる妨害が、
<超雷龍>のサーチ封じ
<ドラゴスタぺリア>のモンスター効果無効
の2種類。
手札が上振れたときに限り、上記に加え<雷神龍>を召喚できるので相手ターンに破壊効果が使えます。
手札に<雷源龍>or<雷電龍>がある場合のみという条件付きですが・・・。
<烙印融合>やそれで召喚される<ルべリオン>&<アルビオン>は相手の妨害を強烈に呼び込むので、用意できる妨害が<超雷龍>の「サーチ封じ」だけになることも。
妨害数については、手札誘発など汎用妨害札で稼いでいるのが現状です。
・<王宮の鉄壁>が最大の弱点
【サンドラ】テーマは除外することで効果を発揮するので、永続罠の<王宮の鉄壁>で除外を禁止されると手も足も出ません。
このカードに出会う確率は低いので、発動されないことを願いましょう。
■展開ルート
上記記事に、当デッキでの展開ルートを一覧にして掲載しています。
■デッキの回し方あれこれ
・このデッキにおける初動札
<孤高除獣>:3枚
<烙印融合>:3枚
<デスピアの導化アルベル>:2枚
<封印の黄金櫃>:1枚
<デスピアの導化アルベル>の採用枚数はデッキバランスや回してみての体感で調整可能です。
このへんは好みで分かれるかと思います。
・採用していない初動札
シナジーはありますが、当デッキには採用していない初動札もあります。
<竜魔道の守護者>
<烙印開幕>
初動札を多く入れるよりかは汎用妨害札を積みたかったので、これらは不採用です。
実際、初動札を積み過ぎて汎用妨害札を減らすのは自分には合いませんでした。
ちなみに<竜魔道の守護者>だと<烙印融合>か<雷龍融合>かどちらかを選択できる利点があります。
何より、この2枚に必要な手札コスト1枚が重かったので結局抜いてしまいましたが。
・召喚権は何に使うか
召喚権は基本的に<孤高除獣>と<デスピアの導化アルベル>のどちらかで使用します。
手札によっては<雷源龍>を通常召喚して<超雷龍>の素材にする場合もあります。
筆者あまざけの体感ですが、召喚権の取り合いにならないように採用枚数を調節するべきだと感じました。
当初、<孤高除獣>、<竜魔道の守護者>、<デスピアの導化アルベル>をすべてフル採用していたときは、手札でダブついてかえって事故率増加に繋がった経験があります。
なので、デッキバランスを鑑みて慎重に採用すべきだと思います。
・先行で完全制圧するようなデッキでは無い
ですが、そもそも【サンドラ】はミッドレンジ型のテーマなので、先行1ターン目でカッチカチの制圧盤面を作るようなデッキではありません。
相手の猛攻を凌ぎつつ機会を窺い、溜めたリソースで一気に攻め込みましょう。
■「カオスサンドラ」との違い
【サンドラ】テーマで代表的な型といえば「カオス型」。
サンドラの高い継戦力に加え、カオスギミックの展開力を活かして妨害していくデッキですね。
<超雷龍>に<ユニオンキャリアー>で<破壊剣-ドラゴンバスターブレード>を無理やり装備させるという本来の使い方を無視したインチキムーブにより相手は「サーチ不可&EX封印」という強烈な制限が掛かります。
カオス型の最大の特徴は「上振れたときの破壊力」です。
これは烙印型の比じゃありません。
<天球の聖刻印>や<アポロウーサ>、各種<トロイメア>モンスターからの<アクセスコードトーカー>など、強力なリンクモンスターを多数召喚できます。
烙印型に比べるとEX枠に余裕があり、なおかつ「融合召喚縛り」が無い分、相手に合わせて自由に動くことが出来るのも強み。
<サクリファイス・アニマ>、<クルヌギアス>など相手の除去を兼ねるモンスターも採用できます。
筆者はこのデッキもランクマで回してみましたが、率直な感想としては『烙印もカオスも一長一短』です。
特に、カオス型は特殊召喚を多用するので<増殖するG>が恐怖。
烙印型だと<超雷龍>だけで妥協することができますが、カオス型では途中で止めるとノーガードになります。
とまぁ、カオス型にも烙印型にも強み弱みがそれぞれあるので、どちらを使うかはこれもまた好みですね。
最終盤面の圧は同じ程度だと、使っていて感じました。
■終わりに
この構築の主体はあくまでサンダードラゴン。
烙印ギミックは補助です。
サンドラはイラストも良いですよね。
<素サンドラ>の初期感のあるテイストは今となればレアですし、<雷神龍>の絶妙なダサさ(誉め言葉)も遊戯王らしくて好き。
いくらカードパワーやデッキパワーが強くても、イラストが好きでなければ愛着も湧きません。
そしてデッキのエースモンスターがテーマ内にいるというもの熱いポイント。
これで、この記事は以上となります。
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