【深淵PUNKサンドラ】圧倒的爆発力!妨害なんて踏み越えろ!【60枚構築】
おはようございます。
あまざけです。
「遊戯王マスターデュエル」の話。
今回は僕の大好きな【サンダードラゴン】というデッキテーマの型のひとつを紹介します。
サンダードラゴン
深淵の獣(ビーステッド)
P.U.N.K.
この3種のテーマを混ぜた60枚構築デッキとなります。
このデッキを使った2023年7月のSeason19では『MASTER Tier5』でした。
■この記事の見どころ
【サンダードラゴン】と相性の良い【深淵の獣】を組み合わせた構築の紹介
展開ルート、盤面の紹介
不採用札の理由
■デッキレシピ
・モンスターカード
【サンダードラゴン】郡
「サンダー・ドラゴン」×3
「雷電龍-サンダー・ドラゴン」×3
「雷鳥龍-サンダー・ドラゴン」×3
「雷獣龍-サンダー・ドラゴン」×2
「雷劫龍-サンダー・ドラゴン」×1
【深淵の獣】郡
「深淵の獣マグナムート」×1
「深淵の獣サロニール」×3
「深淵の獣ドルイドヴルム」×1
「深淵の獣バルドレイク」×3
「深淵の獣ルベリオン」×3
【P.U.N.K.】郡
「No-P.U.N.K.セアミン」×3
「No-P.U.N.K.ディア・ノート」×2
「No-P.U.N.K.フォクシー・チューン」×2
「No-P.U.N.K.オーガ・ナンバー」×3
【その他モンスターカード】
「エフェクト・ヴェーラー」×1
「増殖するG」×3
「アサルト・シンクロン」×3
「灰流うらら」×3
「妖精伝姫-シラユキ」×1
・魔法、罠カード
「調律」×2
「隣の芝刈り」×2
「雷龍融合」×2
「混沌領域」×2
「簡素融合」×2
「復烙印」×1
「緊急テレポート」×2
「墓穴の指名者」×2
「烙印の獣」×1
・エクストラデッキ
「無の畢竟 オールヴェイン」×1
「雷神の怒り」×1
「超雷龍-サンダー・ドラゴン」×1
「雷神龍-サンダー・ドラゴン」×2
「混沌魔龍 カオス・ルーラー」×1
「フルール・ド・バロネス」×1
「相剣大公-承影」×1
「サイコ・エンド・パニッシャー」×1
「No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー」×1
「天球の聖刻印」×1
「トロイメア・フェニックス」×1
「I:Pマスカレーナ」×1
「召命の神弓-アポロウーサ」×1
「閉ザサレシ世界ノ冥神」×1
■基本的な動きと強み
「PUNK」ギミックで「カオス・ルーラー」効果発動。
「深淵」効果で墓地の「サンドラモンスター」を除外。
「サンダードラゴン」テーマの継戦力
「深淵」モンスターを召喚しつつ自分の「サンドラモンスター」を除外することで展開につなげることができるので安定感が違います。
強みとしては、
初動札が増え安定感がある。
「深淵」の誘発効果により後攻でも負けにくい。
相手が光闇を使わないデッキでも、自身の光闇を除外でき「深淵」が腐らない。
PUNK、深淵ともに高打点を並べることは容易でワンキルを取りやすい。
「超雷龍」のサーチ封じという制圧力
最強の「雷神龍ループ」
リソース勝負に強い。
■最終盤面
このデッキは特定の盤面を目指すデッキではありません。
60枚構築ということからわかるように、状況に応じたアドリブが必要となります。
ただ、やはり最終的に構えておきたい盤面はありますので、それを紹介していきます。
・最終盤面の候補
基本的には「超雷龍」&「天球の聖刻印」です。
「サーチ封じ」&「対象を取らないバウンス」ですね。
ここに、その時の状況で最善となる妨害を加えることになります。
なお、「天球の聖刻印」が自身の効果でリリースされると、デッキからドラゴン族をリクルートできるので、「深淵の獣ドルイドヴルム」を召喚すれば妨害を増やすことが出来ます。
以下、構えることができる盤面です。
「超雷龍」&「天球の聖刻印」&「タイタニック・ギャラクシー」
「超雷龍」&「天球の聖刻印」&「承影orバロネス」
「超雷龍」&「天球の聖刻印」&「承影orバロネス」&「サイコエンドパニッシャー」&「カオスルーラー」
「超雷龍」&「天球の聖刻印」&「承影orバロネス」&「マスカレーナ」&「カオスルーラー」
「超雷龍」&「天球の聖刻印」&「雷神龍」&「承影orバロネス」
「超雷龍」&「タイタニック・ギャラクシー」&「承影orバロネス」
「超雷龍」&「タイタニック・ギャラクシー」&「雷神龍」&「マスカレーナ」
「超雷龍」&「タイタニック・ギャラクシー」&「マスカレーナ」&「ルベリオン」&「烙印の獣or復烙印」
「超雷龍」&「4素材アポロウーサ」
などなど。
■展開ルート
決まった展開ルートが無く、ルート自体も多岐に渡ります。
しかし「何が何でもここだけは経由するべき」というポイントがあります。
・「カオス・ルーラー」の召喚が最優先
まず何と言っても「混沌魔龍 カオス・ルーラー」のシンクロ召喚を目指します。
シンクロするには、
「セアミン」+「ディアノート」
「アサルト・シンクロン」+「レベル6深淵モンスター」
基本的にはこのどちらかですが、妨害されて素材が足りなくなった場合は以下の方法もあります。
※「簡素融合(レトルトフュージョン)」が手札にある前提です。
「セアミン」+「雷神の怒り」
「レベル6深淵モンスター」+「オールヴェイン」
これはあくまでサブルートです。あまり進みたくないルートですが、進まないと何もできないので。
こちらのルートだと「ディアノート」の墓地蘇生効果が使えず、展開が伸びづらいです。
・「フォクシー・チューン」の手札コストに「雷電龍or雷獣龍」
「カオス・ルーラー」S召喚への道中、このパターンが最も無駄がなくキレイに動けます。
展開ルートは以下。
「セアミン」召喚(NS or 緊テレでSS)
「セアミン」効果で「フォクシー・チューン」をサーチ
「フォクシー・チューン」効果で、手札の「雷電龍or雷獣龍」を墓地に捨て「ディアノート」を特殊召喚
「セアミン」+「ディアノート」=「カオス・ルーラー」S召喚
「ディアノート」効果で墓地の「フォクシー・チューン」を蘇生
「カオス・ルーラー」効果でデッキの上から5枚のうち光or闇属性を1枚手札に加え、残りは墓地へ。
→めくった5枚に「雷鳥龍」があった場合
「雷鳥龍」効果で「雷電龍or雷獣龍」を蘇生し、「超雷龍」を召喚。
墓地へ送られた「雷電龍or雷獣龍」の効果で後の展開を伸ばす。
→めくった5枚に「深淵モンスター」があった場合
「深淵」効果で自身の墓地の「雷電龍or雷獣龍」を除外。
除外された「雷電龍」なら、デッキから「雷鳥龍」を手札に加え、「超雷龍」召喚ムーブへ。
除外されたのが「雷獣龍」なら、デッキから「雷電龍」を召喚し、場の「深淵」モンスターなどとリンク召喚し「マスカレーナ」などのリンク2モンスターを召喚。
墓地に送られた「雷電龍」効果で「雷鳥龍」を手札に加え、以下略。
※「深淵」モンスターが「ルベリオン」しかない場合でも、効果でサーチできます。そしてこのパターンの方が強い盤面を作れます。
・素の「サンダー・ドラゴン」は状況に応じてサーチ枚数を決めよう。
基本のサンドラデッキだと、墓地を肥やすために効果は分割して使い、墓地に2枚落ちるようにすることが多いです。
しかし、当デッキでは手札コストに使う場合があるので2枚サーチすることもままあります。
例えば、手札が「セアミン」、「素サンドラ」、「誘発など捨てたくない3枚」だっとしましょう。
この場合の展開は以下。
「素サンドラ」効果で自身を墓地に送り、デッキから同名カードを”2枚”手札に加える。
「セアミン」を通常召喚
「セアミン」効果で「フォクシー・チューン」をサーチ
「フォクシー・チューン」効果で、手札の「素サンドラ」を墓地に捨て「ディアノート」を特殊召喚
以下、「カオス・ルーラー」召喚ムーブへ。
このように、有効札を捨てず、なおかつ手札に「素サンドラ」を残しつつ展開することができます。
■最終盤面の選び方
相手に妨害されずに「ディアノート」を絡めたPUNKギミックで展開していくと、最終盤面に残せる妨害を選べるようになります。
・目指す盤面
まずは「超雷龍」を召喚します。
それ以外で、最終盤面直前に場に並ぶ素材モンスターは以下の場合がほとんど。
「セアミン(レベル3チューナー)」or「上級PUNKモンスター(レベル8)」
「カオス・ルーラー(レベル8)」×2
「深淵モンスター(レベル6)」or「ルベリオン(レベル8)」
これらを組み合わせて召喚できるのは、
「天球の聖刻印」
「ランク8エクシーズ」
「リンクモンスター」
「サイコエンド・パニッシャー」
となります。
どれを選ぶかは自由です。
「ディアノート」の墓地効果で「セアミン」と「レベル8PUNK」のどちらを蘇生するかで盤面が変わります。
「セアミン」を蘇生したら「パニッシャー」or「リンク2」。
「レベル8PUNK」を蘇生したら「ランク8エクシーズ」or「リンク2」。
と、繋がります。
「天球の聖刻印」を召喚せずに「4素材アポロウーサ」とかにしても良いです。
僕は先行と後攻で召喚するモンスターを変えています。
<先行の場合>
「超雷龍」
「天球の聖刻印」
「タイタニック・ギャラクシー」
「復烙印」
のパターンを目指します。
妨害を整理すると、
サーチ封じ(超雷龍)
対象を取らないバウンス(天球)
魔法カード無効(タイタニック・ギャラクシー)
の3種。
このデッキは魔法罠に対する耐性が比較的低いので、魔法限定ではありますが「タイタニック・ギャラクシー」は有効だと考えています。
「復烙印」でドローできますし、墓地に「深淵の獣ドルイドヴルム」がいれば蘇生して妨害を増やせます。
<後攻の場合>
後攻では相手の盤面次第です。
こちらは手数は多いので、本命を通すために相手の妨害を踏むためのカードから使っていきましょう。
後攻でもPUNKギミック使って「カオス・ルーラー」を召喚したいので、それ以外のカードで相手の妨害を踏みに行きましょう。
長期戦を見据えて戦うか、ワンキルを狙うかは状況次第です。
・その他の盤面
手札に「雷電龍」などが余れば「雷神龍」を召喚しても良いです。
よくあるサンドラデッキの動きですね。
手札に「深淵」モンスターが多ければ「マスカレーナ」を召喚しておき、相手ターンに「クルヌギアス」を召喚しても良いですね。
相手を妨害しつつ深淵モンスターを並べ、タイミングを見計らって「クルヌギアス」を召喚して更に妨害しましょう。
■墓地肥やしは絶対じゃない。
「隣の芝刈り」を2枚入れていますが、この効果が決まったからと言って宇宙が始まるという訳ではありませんのでご注意を。
このデッキで、墓地に落としたいカードは以下。
「雷電龍」
「雷獣龍」
「深淵の獣ルベリオン」
「アサルト・シンクロン」
「シラユキ」
1~4はすべて手札に「深淵」モンスターカードを握っていることが条件になってきます。
5の「シラユキ」の使い方としては、純粋な妨害札にしたり、リンクを伸ばしたり、「雷電龍&雷獣龍」を除外したりといったところ。
なので、他の墓地活用デッキのように「墓地肥やしは絶対」という訳ではありません。
■不採用札について
・「雷源龍-サンダー・ドラゴン」
理由①:「セアミン」と召喚権がダブる。
理由②:「雷神龍」の召喚頻度が高くない。
「雷神龍」効果をバトルフェイズに使ったり、リンク1の「サクリファイス・アニマ」を召喚したり、唯一通常召喚できるサンドラだったり。
ただ、60枚構築のこのデッキでは手札で腐ることが多いです。EXデッキにも余裕がないですし。
純構築に近いサンドラデッキでこそ輝くカードだと感じました。
・「Uk-P.U.N.K.娑楽斎」
理由①:「カープライジング」にうららを当てられると悲惨どころの話ではない
理由②:「カオス・ルーラー」召喚ルートは前述で充分。
理由③:「Uk-P.U.N.K.アメイジング・ドラゴン」を採用していない。
このデッキのPUNKギミックは9割が「カオス・ルーラー」を召喚するためのもの。
だったら、それ以外の要素を持つこのカードは不要となります。
・「闇の誘惑」
理由①:「雷電龍」or「雷獣龍」と合わせて引く可能性が低いから。
「雷電龍」or「雷獣龍」を除外しながら2ドローできるというサンドラにとってはデメリット無しのカード。
しかし、60枚デッキではその可能性がかなり低いので不採用です。
・「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」
理由①:「雷神龍」を召喚したら、墓地・除外にサンドラモンスターがゼロということになりやすいから。
理由②:「芝刈り」と「カオス・ルーラー」効果で「雷龍融合」がすべて墓地に落ちることもあるから。
このカード、融合召喚先を選択できる「烙印サンドラデッキ」や、「雷神龍」ループに持ち込める純構築では有用なのですが・・・。
理由①について、「雷神龍」を召喚したけど、手札に「サンドラモンスター」が無かったり、墓地に雷族モンスターがいなくて「超雷龍」の破壊耐性が使えなかったりと、どうもうまく嚙み合わなかった。
理由②については、「雷龍融合」が2枚とも墓地に落ちたらアナコンダは腐ります。(一応、「簡易融合」に対して使うこともできますが)。
ただ、「雷神龍」や「超雷龍」を召喚するルートをひとつ増やせるこのカードはとても有効ですし、実際欲しいシーンもありました。
EXデッキ枠がもうひとつあれば確実に採用しています。
・「イシズ」ギミック
前述の通り、墓地肥やしは最重要というわけではありません。
「ムドラ」効果で「雷龍融合」をデッキに戻してから「アナコンダ」で「雷神龍」召喚という流れは強いのですが。
というか、このギミックまで組み込んだらGSデッキになるのでコンセプトとズレます。
■さいごに。
このデッキは使っていてとても楽しいデッキで、「カードゲームで遊んでいるな」という実感を得られます。
自分で展開ルートを考える。
相手の妨害をどのようにして吐かせるか。
長期戦、リソース勝負に強く、相手が先に音を上げることもある。
「先行展開が決まれば勝ち確、そうでなければ即サレンダー」というデッキでは面白くないです。僕はね。
ちなみに、「サンダードラゴン」以外で好きなデッキテーマは「電脳堺」と「オルフェゴール」です。
すべて継戦力が高くしぶとさに定評があるデッキです。