『ぶつぶつ、独り言』…第六話👶
高校を卒業する頃にドラムのレッスンやバンド練習をしていたスタジオで東原力哉氏のドラムセミナーが開催されました🏫
スタジオのスタッフの人から『あのナニワ・エキスプレス等で大活躍中の力哉氏が目の前で観れるし勉強になるで』…勧められて参加を申込ました。
セミナーは一部と二部に分かれていて、一部は初心者寄り二部は上級者寄りになっていました👶👨
ボクは当然初心者寄りで参加しました👶
当時はヘヴィメタル一筋でしたが、周りの人達の影響で色々なモノは聴いていたのでナニワ・エキスプレスも知っていたし『力哉さん、ゴリゴリに凄い人なんでしょうね。何か怖そうやけど…』みたいな感じでした👶
クリニック当日、30分くらい前にはスタジオに着くとスタッフの方が『力哉さん、もう来てウォーミングアップしてるわ🥁』と中の音を聴かせてくれました👂
スタジオ内の音が回線で繋がっていて外にも聞こえる様になってました。
当時のお弟子さんの先輩ドラマーと一緒に練習パットでウォーミングアップされていた様で…“ガー”と言う音しか聴こえませんでした😨
もうずっと“ガー”って😨
それから暫くして音が止まると先輩ドラマーが汗だくで出てきました😱
当時の力哉さんはまだ20代だったでしょうか?
知っている人から…“怖い…😨”という情報もありましたが、まあボクは初心者クラスなんで👶と安易に考えていました。
セミナーが始まると…初心者クラスは6〜7人の参加者だったかな?
力哉さんのドラム・ソロからスタート🥁
15分くらいだったでしょうか…
バリバリのプロ・ドラマーの生音を初めて聴いたのでそれはそれは衝撃でした⚡️
ザー、パコパコ、ドカーン、トコトコ、バゴーン…みたいな💣💥
ハード・ロック=一番音が大きくて熱い👍みたいに思ってたお子ちゃまだから、それはカルチャー・ショックですよね?😱
スタジオには、力哉さんのドラム・セットとスタジオのセットがあり…
力哉氏『君らはドラムやり始めて1〜2年らしいな。オレも君らの事良く分からんから1人ずつドラム叩いてみぃ👉』
誰かが叩き出しました🥁
参加者の皆さんボクの様な趣味で…
当時のヘヴィメタルの定番…ドンバン・ンドパン・ドンパド・ンドパン♪
その人が叩き終わりと…
力哉氏『なんやソレ?リズムか?、はい、次🙋♂️』
次の人も同じ様な感じのリズムで…
力哉氏『そのリズムは一体何や?よう分からん😩はい、次🙋♂️』
こ、これはヤバいで😨…と思いつつ、叩かなくて済む方法を考える😔
その間、フュージョンが好きな人もいて叩くと…このクラスは初心者寄りなんで皆さん、そんなには上手くないですが…
力哉氏『お前ら、リズム悪すぎる😤』
そして、またヘヴィメタル寄りの人が叩いて…
力哉氏『また、おんなじ様なん叩いて…お前誰が好きやねん(アーティスト)?』
その人👨(潔く)『オジー・オズボーンです🙋♂️』
力哉氏『オジン?誰やそれ?』
スタジオ内の空気はどんよりしていました🌀
でも…
力哉氏『君ら、1日8時間練習しなさい。そしたら、ほんの少しずつでも上手くなる。おれも時間ある時は8時間練習してる。天才は練習せんでええ。オレらは凡人なんやから練習せなアカン!』
凄い人の本音を聞けた瞬間でした👂
セミナーも終わりな雰囲気になり、ドラムを叩かずに済んだ😑と安心していた時…
力哉氏『誰か叩いてへんヤツおるやろ?誰や?🧐』
あ、バレてる😢
という事で、叩く事になり…
…大した事も叩けないし、ヘヴィメタルの定番をやるとまた怒られるやろし、
で、高校2年生の終わり頃のお子ちゃまが、考えた手段は…シンプルなリズムを叩く…何故そうしたのか?よく分かれませんが、そして覚えたての1拍半フレーズと🥁
叩き終わると、
力哉氏『お前、そのフィルしか叩けんのか?』
🐢…😅
力哉氏『…でも、君のそのリズムは良かったよ。何か心に来るもんがあったわ。ところで君は何が好きなんや?』
🐢『ハード・ロックっす🙋♂️』
力哉氏『今日限りロックは辞めなさい。君はロックに向いてない。アベレージ・ホワイト・バンドとかルーファスとか聴きなさい☝️』
🐢『分かりました🙋♂️』
それから数年間、ハード・ロック街道真っしぐらなのは言うまでもありません🏃♂️
ぶつぶつ…ぶつぶつ…
また次回🙋♂️
🦮🦮🦮🦮🦮
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