センコーグループHDの底を分析してみた
こんにちは、まっちょんです.
陸運セクターの人気銘柄、センコーグループHD(9069)が短期下落中ですが、個人的に底付近と考えているので共有したいと思います.
センコーグループHDの動画について
ますはこちらをご覧になっていない方はこちらの動画をご覧ください
チャプターを作成していますので、要らないところはスキップどうぞ
こちらで紹介した内容をまとめると以下の通り
物流セクターの株価は軟調 2024年問題が要因
ただ、それは集団の評価で個別企業によっては見え方が違う
センコーグループHDの業績は良好で今期見通しも良い
短期的には強い下落トレンドで株価は低下中(長期では上昇中)
株価指標的には割安性を示唆(買い時)
結論、ファンダメンタルズ的には買い時なんです.ただ、チャート的には「まだ下がるかなぁ」って思っちゃいますよね
底打ちの可能性について
反転する場面を示唆する兆候が出現しています
ダウ理論
ダウ理論では高値および安値(方向性を持った推移の中の山と谷)に注目します。連続する高値および安値が、それより前の高値・安値より上に位置する(切り上げる)限り、上昇トレンドであると考えます。
写真の白い線が高値と安値のラインです.ご覧のように高値も安値も切り上げていることが分かると思います.ダウ理論的には上昇トレンドである事を証明しています.
ただ、今回の下落が前回安値よりも上で切り上げるか、それはまだわかりませんが、上昇トレンドであることを考えると、最新の安値が底であると考えることもできます.
トレンドライン
白のサポートライン、レジスタンスラインで反発しながら上昇していることが分かると思います.たまに割ってますが、そこはご愛敬。
現在の株価はサポートライン(下の白ライン)に接触しています.これまで反発してきたポイントですので、意識(投資家が「そろそろ買いかな」「ショートもそろそろ買戻しかな」と思いやすい)されやすいところだと考えられます.
パラボリック
パラボリックとは、相場のトレンド転換点を計るトレンド追随型のテクニカル指標で、常に買いか売りのポジションを持つ「どてん(途転)」のシステムです。
パラボリックは上昇トレンドに転換していますね 現在は上昇トレンドに転換したことが分かると思います
MACD
MACD(マックディー)とは、2本の移動平均線からトレンドの強さを測るテクニカル指標で、主にMACD線(黄)とシグナル線(青)がクロスするポイントでトレンド転換を測ります.今回確認するポイントは2つです
■ゴールデンクロス
シグナル線をMACD線が上方向にクロスすることをゴールデンクロスと言います.これはトレンド転換を示唆する兆候です.白い丸のところがそんな感じですよね.
■ダイバージェンス
株価は下降しているのにMACD線は下値切り上げをしていることをダイバージェンス(強気)と言います.こちらもトレンド転換を示唆する兆候です.株価は短期的には安値切り下げで下がってきていますが、MACD線は白の丸で示すように切りあがっています.
MADCでは、トレンド転換を示唆する兆候が出現していると考えています.
まとめ
ファンダメンタルズ分析的には買い時と評価しましたが、テクニカル的にも底付近の兆候が出現しているため、買い時と評価しています.まとめると以下の通り
ダウ理論では上昇トレンドの評価 直近安値が下値になる可能性がある
トレンドラインに接触 反発する可能性がある
パラボリックは上昇トレンド転換を示唆
MACDは上昇トレンド転換を示唆
根拠としては十分かと思います.ただ、この先以下の事が発生したら前提は覆ります
前回下値を割った → ダウ理論的に上昇トレンド終了
トレンドラインを明確に割った → トレンドライン消滅
パラボリック、MADCで下落トレンド転換示唆
テクニカルで底値に入る場合は明確に損切ポイントの設定をしておきましょう.僕の場合は底値と思ったところから-5~-10%の下落か、前提条件の変化です.
僕は長期投資家でファンダメンタルズ分析を重要視していますから、あまり短期的な株価変動は気にしませんが.
以上、参考になれば幸いです.良かった・悪かったなど、ご意見ありましたら是非コメント下さい.皆さんの投資が成功することを心より願っております!!
まっちょん