読書感想文#3 「永遠のゼロ」 著者:百田尚樹
映画化もされ、日本を代表する作家の一人、百田尚樹のデビュー作でもある、「永遠のゼロ」を読んだ。
僕は、戦争をテーマにした書籍や映画をどういう訳か、敬遠したきたのだが、自分の知見を広めたいという最近の価値観の基、手を出してみた。
本作は、第二次世界大戦で、ゼロ戦搭乗員としてアメリカと戦った主人公の祖父に焦点を当てた小説である。
構成はシンプルで、戦時中に主人公の祖父と縁があった人々を主人公が訪ね歩く。彼らのエピソードトークを通して、主人公の祖父の人物像や搭乗員としての能力