守りたいものがあるなら、まずは自分が頑張るしかない。
悔しい思いは、忘レルベカラズ。
こんばんは。合同会社ほしのやのゼンイツです。
今日は、自分が努力を継続する時に必ずと言っていいほど思い出す、自分自身が頑張る原動力について書いてみます。 非常に暑苦しい、きわめて個人的な苦い想い出の内容になりますので、予めご了承ください。笑
もう、あんな思いは2度としたくない
突然ですが、みなさんには、「もう、あんな思いは2度としたくない」というような思い出はありますか?(^^♪
恥ずかしながら、わたしには結構あります。自分自身の失敗もあれば、誰のせいでもないけれど発生してしまったこともあります。
その中で、今の自分の頑張る原動力になっている、「ポジティブな苦い思い出」が、わたしの中にはあります。
この「ポジティブな苦い思い出」のおかげで、いつも苦しい時に、自分を「もう一歩、前に進むぞ!」という気持ちになります。
本当に困っている時に差し伸べられた手の事は、決して忘れない
それは、自分自身が高校生の時にさかのぼります。
高校3年生の10月、センター試験まで100日を切った大学受験生の頃のゼンイツは、自分の通う高校の近くの図書館でその日も受験勉強に明け暮れていました。
その時、大きな地震が発生し、街は甚大な被害を受けました。
家族とも連絡も取れず、不安な夜を過ごしました。
その後、有り難い事に家族はみな無事でしたが、実家は壊れかけていましたし、道路は分断され、元通りの生活に戻るには非常に長い時間がかかりました。
しかし、その時のツラさよりも、わたしの記憶に残っているのは、日本中のひとたちが、地震のあった新潟県へ、支援物資やボランティア活動を通じて、助けの手を差し伸べてくれたことでした。
避難場生活をしていた体育館に、日本中から集められた食料がストックされ、わたし達の手に届きました。
本当に、自分が困っている時に差し伸べられた優しさは、忘れないものだなぁ、と、当時から今でも忘れずに感じています。
今の自分に出来ることと、そうでないこと
そんなことが有って、地震の被害を受け、避難所生活をつづけながらの大学受験勉強生活がスタート!
高校の空き教室で寝泊まりすることになり、おかげで朝寝坊や遅刻がなくなって、ラッキーと思っていました。笑 また、たくさんの方々から応援して頂いたので、勉強にも身が入り、無事に現役で志望大学に入学できました。
しかし、大学を無事に卒業して約2年後に、東日本大震災が起きました。
わたしには東北地方に仲の良い友人がいたり、思い入れのある場所だったので、「自分に出来ることをしたい!」と思い、友達と一緒に何かできることは無いか、考え、行動に移すことにしました。
行動した内容は、当時、お風呂に入れなくて困っている人がとてもたくさんいる、という事だったので、そこをどうにかしてあげたいと考えました。
そのため、ほんとに今考えると笑っちゃうようなアイデアかも知れませんが、「自分たちに出来ることは何か?」に対する問いが「ゴエモン風呂を作って、被災された方々に入って頂こう!」というアイデアでした。
そう思い立ったゼンイツは、友人と一緒に被災地のボランティア受付事務局に電話し、自分たちのアイデアを伝えました。
そして返ってきた答えは、「有難うございます!それは、どのくらいの規模でお考えですか?」という事でした。
今考えると笑っちゃうのですが、自分の中では、1つの避難所に10個くらいゴエモン風呂作ったら、結構喜ばれるんじゃないかな?
もし喜んでもらえたら、この運動を、希望する場所に広げていけばいいんじゃないかな、くらいの、ノープランでした。
しかし、お風呂に入れずに困っている方々は1つの小さな管轄エリア内だけでも数百人規模でいらっしゃり、私の想像をはるかに超えていました。
結局、「お気持ちは本当に有り難いのですが、みんなに行き渡らないものですと、余計な争いごとにつながりかねないので」という趣旨で、丁重にお断りを頂く結果となりました。
わたしは、自分自身の力不足に打ちひしがれると同時に、ボランティアを募集している団体に参加し、がれきの撤去やヘドロのお掃除をする活動に参加させてもらいました。
守りたいものがあるなら、自分が力をつけなくてはならない
わたしは、この体験を通じて、大切なことをたくさん学びました。
個人的には、自分自身が高校生の時にひとから支えて頂いたので、自分が支える番がきたら、全力で恩返しをしたい、という思いからの行動でした。
それ自体は、否定されるものではないと思います。
しかし、守りたいものがあるなら、それ相応の力が自分自身に無いと、何も守れない、という事も同時に学びました。
あの時、私に1億円くらいポンッ、と支援できるだけの力や仕組み・会社・仲間を持っていたら、もっとたくさんの人を、速く、守る・助けることが出来たのに。
自分にはその力が今はまだ無い。悔しい。ボランティア活動で喜んでいただけるのは嬉しいけれど、ボランティア活動は長期間は続けられない。
もっと、自分自身の力を磨いていこう。人間を磨いていこう。知識をつけよう。そうしなければ、また同じような事が起きた時に、きっと同じように悔しい思いをすることになる。
だから、守りたいものがあるなら、自分が頑張らなくちゃ、何も守れない。
話が長くなりましたが
話がすっかり長くなりましたが、この経験を通じて学んだ事が、今の自分の努力の源の1つになっている様な気がします。
だからこそ会社を立ち上げて、知識と経験を磨いて、仲間を増やして、自分たちが守れる人・助けられる人サポートできる人を増やしていきたいと思っています。
そのためには、なんといっても自分が毎日コツコツとやるべき事を考え、行動していくしかありません。
noteで様々な方々の記事を読んでいると、ほんとにたくさんの方々が各方面で活躍されていて、とても刺激になりますよね。
わたしもその刺激を受けている人の一人で、気持ちが高ぶってこんな記事を書いてしまいました。笑
最後までお読みいただき有難うございました!
素敵な夜をお過ごしください(^^♪
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